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感想@アニメ「鉄のラインバレル」第17〜20話*ネタバレあり [アニメ感想]

テレビアニメ「鉄のラインバレル」の感想です。
ネタバレがあります。原作の漫画は未読です。
これを書いている今は、第21話「狂気の翼」まで放映済みです。


今回は
第17話「機械じかけの呪い」
第18話「メメント・モリ」
第19話「届く陽、暴かれる陰」
第20話「運命の男」
です。

第13〜16話の感想はこちら
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-05
第9〜12話の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-04-3
第5〜8話の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-04-2
第1〜4話の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-04-1

各回の感想は、他の作品と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26-5

────

第20話は、
初っ端から美海さんに死にフラグ立ちまくりだったので
敵と共に死のうとしていた場面では
涙ぐみました。
音楽もそれっぽかったから、
「ええ? 本当に死んじゃう?」とびびりました。
よ……良かったです、死ななくて。
あそこでラインバレルモードBが発動してしまったのは
もしかしたら都合が良過ぎる展開かもしれません。
でも、JUDAは戦力で加藤機関に圧倒的に負けているし、
美海さんは貴重なおっぱいキャラだし……和みキャラだし、
何よりいなくなったら淋しいので、本当に良かったです。
「運命の男」は、美海さんにとっての浩一でいいのかな。
もう完全に、浩一は正義の味方です!
クリスマスの時もそうですが、
ここぞという時に浩一とラインバレルの存在が主軸となっていて
皆から頼られるのが、見ていて気持ちがいいです。
ラインバレルがマキナの中で特別というのもあるけれど、
これまでの浩一の頑張りが確かな評価となって、
皆からの信頼を集めているなんて、本当に素晴らしい。
その最初のきっかけが、
矢島の死だったのが、悲しいですが……。



その矢島。
前回の感想にも書きましたが、
私は矢島が好きなので、彼が生きていてくれて嬉しいです。
でも……浩一や理沙子がビミョーだったように
私もそんな気持ちでした。
理沙子はともかく
自分の事情もある(一度死んでる)浩一は余計ですよね。

けれど、矢島が生き返ってきて良かったなと思えた事があって
ホッとしています。
勿論、矢島と理沙子、そして浩一の関係の件です。
大好きな理沙子の気持ちを矢島が大事にする為に、
言わば彼女のライバルである絵美を詰るシーンは
彼の気持ちが痛いほど分かる分、見ていて辛かったです。
加藤久嵩の台詞にもあったように、
本当、矢島は自分の為でなく
大事な他人(理沙子)の為に動く人ですよね……。
たとえば、一度死んだ過去があるから、
死ぬほど悔いた事をやり直す為にそうしたならともかく、
矢島は生前からそうだったというのが凄いです。
そして浩一は、常に矢島の近くにいたからこそ、
それを敏感に感じていたんだなぁ。
結局、浩一は矢島に甘えることなく、彼から脱却して
(それどころか、彼を叱咤できるようになって)
一人前の正義の味方になれたんですね。
浩一が乗り越えざるを得なかったものが
いかに大きかったかが分かります。
やり直しとなった
浩一と矢島のタイマンのシーンも良かったです。

矢島は、理沙子との会話も辛そうなのですが、
カラオケで浩一とドレスを着た絵美を見て、
それが理沙子の不愉快さに繋がるからと
不安そうにしていたり、今にも怒り出しそうにしているのが
見ていてたまらなかったです。
矢島は理沙子をどれだけ好きなんだ……!
だからこそ、生きている時にはできなかった告白をして、
ちょっと自分で先回りしてしまったけれど
とりあえず理沙子に振ってもらえて、良かったです。
あのままじゃ、矢島が辛過ぎます。

よく、自分のせいで大事な友達が道を誤ってしまい、
その責任を取る為に、友達に手を掛ける
──これは、戦いを主とする作品でよくある展開ですけれど、
主人公が始末をつける側でなく、
逆に友達に始末をつけられる側というのが新鮮でした。
面白かったです。
矢島は、自分のせいで浩一がああなってしまったと思い込み、
自分の手で決着をつけようとしますが、
もう自分で進むべき道を選んで歩んでいる浩一にしてみれば、
確かにきっかけの一つは矢島だったけれど、
それはもうとっくに過ぎてしまった通過点であって、
今の彼の行動の理由にはなってません。
そこがちゃんと描かれているのが、凄いなと思いました。
自分より他人の幸せを優先する生き方も含めて、
矢島は、他の作品なら絶対に主人公というキャラクターだからこそ
このようなエピソードで固められたんでしょうが
本当、着眼点が面白いです。
話そのものも楽しめましたが、
「こういう描き方もあるんだな」
「こういうキャラもいるんだな」と思えて
勉強になりました。



今回は矢島(17〜19話)と美海(20話)の回だったので
森次さんがあまり出てこなかったのが、逆に怖いです。
第20話の最後で、山下くんが不穏な様子だったしなぁ。



矢島に、浩一を好きかどうかを問われて答えに詰まった絵美。
はっきりと答えるどころか、
結局は男として好きかどうかより
人間として認められるか否かが問題になってましたが、
浩一にキスを静かに迫ったり(未遂で終わりました)、
アニソンを歌おうと懸命になったり、かわいいです。
カラオケでは、理沙子と美海さんが張り合ってるのが素敵。
でもでも、今回の矢島との戦いを経て、
絵美の中での浩一の評価は更に高まったようなので、
これなら、機会さえあれば
絵美からの告白かキスもあるかなぁと思っています。
……逆に、浩一からはないような気がしますが(笑)。



────

感想は以上です。
第21話の感想に続きます。

*追記
続きの第21話「狂気の翼」の感想も書きました
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-05-4

宜しければ、合わせてどうぞ。



2009-03-05 12:28  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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