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感想@機動戦士ガンダム00(ダブルオー)セカンドシーズン#16 悲劇への序章 [ガンダム00:アニメ感想]

(最後に少しだけ追記しました)

テレビアニメ「ガンダム00」第2期(セカンドシーズン)の感想です。
ネタバレを多大に含みます。
今回は第16話「悲劇への序章」です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。


前回の第15話「反抗の凱歌」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-01-18
前々回の第14話「歌が聴こえる」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-01-12

ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


────

た、大佐……!


今回は、見終わってみれば安心回(主要人物が死なない回)で
オヤジ祭wでした。
でも話そのものはドキドキ要素が多くて、
セカンドシーズンで言えば第1話のような……
ファーストシーズンでは第3〜5話のような印象を受けました。
面白かったです!
私はキャラクター萌え(特にマイスターズ)をしているので
そういう点では、彼らの出番が少なかったので
淋しかった感も正直に言えばありますけれど
それ以上に、話そのものが面白かったです。
丁度、イベントから帰ってきて小腹が空いてたので
お酒を飲みながらご飯をつついてたんですが、
それが全然進まないほど見入ってしまいました。



アロウズによって捏造映像が全世界に流れた時は
思わず「酷い」と声を出してました。
反政府勢力(クーデター派+カタロンの協力部隊)を
一ケ所に集めさせていたのに、
アロウズ側は人員を乗せたモビルスーツ隊を一切投入せず、
オートマトンを送り込んでいた時点で、
これは……もしや、タワー爆発かと思ってたんですが
(オートマトンの中に時限爆破装置でも入れておく)
まさかまさかのメメントモリ二代目!!!

CBが頑張って初代を墜としたのに……。
ネーナから情報を貰って、セラヴィーで外壁を破壊して
ケルディムで光共振部を破壊して
ようやくようやく爆破できたのに、
あっさり二代目が登場って(笑)。
ここでも、「あ? え? 狡いよ!」と言いそうになりました。

ファーストシーズンで
デュナメスが高高度射撃をやってのけたのを考えれば
地上にいるケルディム(トランザム化)が
あれを狙い落とせないこともない……かな……と思ったんですが、
これはやはり、
私が高高度射撃をもう一度見たいという願いに過ぎません。
(だって格好良かったじゃないですか)
それに、あの周辺って大事な物が色々とありそうだから
間違って他にまで被害が出ちゃったら大変な事になる気がします。

……と、自分の希望的想像を否定してみたところで、
次回予告を踏まえたちゃんとした予想ですが、
セルゲイ大佐のタオツーがようやく今回初お披露目になったのと、
予告で大佐がパイスーを着てる+
どう考えても最後の見せ場(死にフラグ立ちまくり)な事から
やはり大佐が中心となって
軌道エレベーター内部からどうにかするのかなと思います。
というのも、今回、
メメントモリがいかにも撃ちそうなところで終わってますが
あれ、撃たずに終わるのではないかという気がしてならないからです。



今回は大佐の過去(セルゲイ+ハーキュリー+ホリー)が
出てきました。
ハーキュリーが軍や政府に対して
明確な“像”(こうであるべきという意見)を抱いているのは
セルゲイとの会話で出てきましたが、
今回はそれがより強調されてました。
こうして見てみると、残り10回というところで
これを出してくるのがちょっと惜しいというか
1期はもういっぱいいっぱいで仕方なかったとはいえ
セルゲイが通信でハーキュリーと連絡を取ってる程度のシーンは
彼との再会前にちょろっと欲しかったです。

奥さんのホリーも軍人さんだったんですね。
三人はそこで会ったのかな。
アンドレイが
アロウズに入隊するのに父親の手を借りたくないと言いつつも
同じように責めているハーキュリーの手はしっかりと借りてるのが
甘ちゃん過ぎて笑えました。
彼なりに頑張って抵抗してるのは分かりますが
やってる事は、やっぱり子供のそれですね。
でも、そういうところが好きです。

そしてキム司令!
アロウズに入隊する為の手土産が、セルゲイ大佐の死とは……
民衆に対する政府の情報操作とか、
こういう野心ギラギラの人によって良心的な人が死にそうになるとか
政府>>>アロウズじゃなく、
政府<<<アロウズで、
すっかり政府がアロウズの傀儡になっているのが見えます。
次回のタイトルが「散りゆく光の中で」 なので
タワーが本当に開放&市民虐殺になりそうです。

そのほとんどの人は死ぬかもしれないけれど
生き残った人が糸口となって、
アロウズの真の姿をあばくのに一役買ってくれる事を望みます。

雑誌バレ(ガンダムエースに乗っている予告)だと
これからCBは
ヴェーダ奪還の為にイノベイターを捕獲するらしいので
タワー崩壊?&二代目メメントモリの件は
次回で終結するのかなと、推測しています。

そういえば、次回予告でとうとうマリーが何かに乗ってましたね!
アレルヤとお揃いのオレンジ色のヘルメットを被ってました。
アレルヤの予備を借りたんでしょうか。
乗っているのは、まず間違いなくGNアーチャーでしょうが
大佐を救う為なのか、
それとも崩れ落ちたタワーの破片撃ちなのか……。
(大きいのが落ちると大変なので、砕く)
叫んでいる口が「大佐ァ!」と叫んでいるように見えて、せつないです。
沙慈も、またオーライザーに乗るのかな。



メメントモリによるアフリカタワー破壊を
スメラギさんと同様にカティは気付いてましたが
彼女はこのまま動かないのかな……。
さすがに、セルゲイ大佐がタワーに生け贄として送り込まれてたと知ったら
何か叫ぶなり行動に出るなりするとは思います。
ビリーもあの画像を見て気付いたようでしたが
彼の場合はスメラギさんへの復讐心が強過ぎて
プトレマイオスやガンダムを見た瞬間に
そっちはどうでもよくなりそうな予感がします。
たとえば、王道ネタですが
アロウズの現状を見るに見兼ねたビリーが
(CBが人助けをしているとも知った上で)
最後の最後、復讐心よりもCBを助ける方を優先させたら
彼の男っぷりが上がると思うんですが……無理かな。



オートマトンは、アロウズ版のハロ版みたいで
びっくりしました。
どこまで凄いんだ、この時代の機械は。

只   三 只只   三 只

アロウズが世論操作する為に捏造した映像も
オートマトンが撮影してたみたいでした。
「お片付け」モードのオートマトンを、うちに一機欲しいです(笑)。
なんかタチコマ(攻殻機動隊)みたいだ。
タチコマのように「僕らはみんな生きている」を唄ったらどうしよう。



前回のラストであった刹那対ミスター・ブシドーの戦いより
セルゲイ登場&キルモードのオートマトンによる虐殺開始&市民開放準備は
先に行なわれていたようで、
Bパートの後半で、戦いの映像再び+その続きが流れました。
真正面から対峙して剣を合わせている時に

ブ「私は純粋に戦いを望む」
殺「戦うだけの人生」
ブ「ガンダムとの戦いを」
殺「俺もそうだ」
ブ「そしてガンダムを超える。それが私の──」
殺「だが今は」
ブ「生きる証だ!」
殺「そうでない自分がいる!」

と、まるでミュージカルの掛け合いのようなやり取りがありました。
刹那の台詞が痛いなぁ……。
やっと数々のことを乗りこえて
「人生は戦いだけじゃない」
ブシドーの台詞を借りるなら
「戦いを生きる証にしない」と
ようやく言えるようになったのは嬉しいんですが
それまでに辛い事があり過ぎですよ、刹那は。

物心ついた時から戦いしかしてなくて、
自分は戦うしかない、戦う事しかできないと思い込んでて
やっと洗脳が解けた後も、この思いはどんどん増すばかりで、
ようやく「戦える自分」を生かせる組織に入って活動を始めたのに
上手くいかないどころか世界は歪むばかりで……
──と、ざっと書いただけでも泣けてきます。

単純な話、刹那は気持ちの持ちようが問題だったわけです。
刹那が自分の親を含めて人を多々殺してしまった事実は変わらないし
戦うことに抵抗を持たない・必要であれば戦える事も変わらないので
普通に考えると、この変化はとても小さいです。
でもでも、一期の最初からこの二期中盤まで、
彼が頑に「俺には戦いしかない、戦う事しかできない」と
言い続けたのを見せられてきたのを踏まえると、
とても大きな変化に感じられます。
また、上記の台詞の後、
トランザム状態の残りの三機(アリオス・ケルディム・セラヴィー)が
駆けつけてきたシーンや
アフリカタワーでの出来事を刹那が知ったら……というスメラギさんの予測に
ミレイナが自信たっぷりに答えているシーンで、
もう充分に刹那が皆から認められているのが分かって
嬉しかったです。
(待ち伏せしてたミスター・ブシドーにも、
その正義感・行動力を読まれてましたね/笑)。

だからこそ、最後のロックオンの台詞は沁みました。
前回の回想のシーンでは、
ティエリアがした回想シーンほど自分の中で盛り上がらなくて
「あれ? ロックオンが回想されることに馴れてきた?」と
思っていたのですが
今回は不意打ちだったこともあり、ほろっときました。
泣きました……。

上記でも触れましたが、
Bパート最後、ダブルオーをケルディムとアリオスが支えていて、
セラヴィーが後からふよふよと近付いているのが
なんか可愛かったです。



そして王留美!
この2期でも最初は、世界の変革を楽しんでましたが
今回は諦めが入っちゃってるような感じがしました。
彼女の件も、ここまで触れられてないとなると
残りの回で(今回のセルゲイのように)集中的に放送されるんでしょうか。



上記では触れなかった次回予告の気になるところは
少年のアンドレイ(と思わしき)少年です。
あれがセルゲイの回想だったら辛いなぁ。




というわけで今回は萌え&燃えな回でした。
次週も……色んな意味で本当に本当に楽しみです。
ラストまで9回!



あ、前回の感想でちょっと引っ掛かってた
ライル&アニューED映像ですが
さすがに一週間も経つと、普通に馴れてまして
どうとも思わなくなりました。
でも、20話の「アニュー・リターン」が気になります。
やっぱりアニューはイノベ側についちゃうのかな。
そしてケルディムと戦う新型機は、彼女の乗る機体なのかな……??



それと、今回の放送とは全然関係ないですが
発売されたばかりのガンダムエースで
第7話のマリー復活(アレルヤとの再会)が
漫画化されてます。
マリー&ソーマ側の補完がなされていて、面白かったです。
アレルヤの必死な呼び掛けを聞いて、
心の中のマリー(研究室のカプセルで寝てる)がアレルヤに会いたがり、
それを外から見てる大人のソーマが
「自分だけ幸せになろうとしてごめんなさい」と謝って消えていくのが
素敵でした。




*ちょっと追記します

アバンで流れた、ハーキュリー大佐の宣言も重かったです。
特に、彼の信条が出ている最後の文章。

「だが、これだけは断言する。
我々は連邦市民の利益と安全を守る軍人だ。
故に、誤った政治・間違った軍隊を正す事もまた、我々軍人の使命なのである」

これって、イオリアが掲げた理念にも通じてる気がします。
人間が好きだからこそ、
間違ったことばかりをしている(戦争など)人間を正すのは
やはり人間自身だという点です。
自浄作用が働かないなら、多少の無理も構わないという点においても。



そして、今回はリボンズが全く出てこなかったのも
気になってます。
クルジスから一生懸命に帰っている最中なんでしょうか(笑)。
冗談はともかく
リボンズ&他のイノベイターが更に台頭してくるのは間違いないので
本当に怖いです。





────
感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第17話「散りゆく光の中で」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-01-5

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-01-27 00:47  nice!(0)  コメント(0) 
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