さくらもちモチ: アフタおお振り感想2008年10月号感想*ネタバレあり: SSブログ

	ブログをはじめるログイン

感想@漫画「ぼくらの」月刊IKKI200..｜寺脇康文さん「相棒」を卒業ブログトップ

アフタおお振り感想2008年10月号感想*ネタバレあり　[おお振り：アフタヌーン感想] [編集]

月刊アフタヌーンで大人気連載中の高校野球漫画
「おおきく振りかぶって」の感想です。
今月号（2008年10月号）は勿論のこと、
単行本未収録分のネタバレがあります。

第60回「準々決勝」です。
本誌の内容から、下ネタな単語を出してますので
そういったものを苦手とする方はご注意下さい。

*画像はわざと劣化させています

本誌感想はカテゴリでまとめてあります。
他の号の感想をご覧になる場合はこちらをどうぞ。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/archive/c338259-1

────

先月号の終わりから、今月号が榛名対双子の試合だとは分かってました。
読む前に、
最初から最後まで試合じゃ、
最近読み始めた読者には辛くないかなぁと思っていたら
案の定、中盤に、にしうらーぜの日常（合宿）が入りました。

いやーびっくりした！！
先月号の千代ちゃんの恋バレもそうですが、
ひぐち先生はこういう部員たちのエロ話を
描きたくて描きたくてたまらなかったんだろうなと思いました。
前に、崎玉戦で花井母に
「『あと一球』も自粛するのに」と言わせた時と同じ匂いがしました。
どうしても描かずにはいられないというような（笑）。

はっきり言って、ここのエロ話の影響が大きくて
その後の準々決勝の試合がかすんじゃいました（笑）。
息子がベッドの下に置いていたエロ雑誌を見つけた時の心境になりました。

田島と三橋の話からエロ話が始まったのは
計算されてるのかなと思いました。
というのも、最初に三橋に喋らせておかないと、
作中でもそうだったように、三橋が積極的に喋る事はないので
話に加わることは難しいようなので
最初に、三橋はちゃんと自分の嗜好を言えたし（笑）
促されれば喋るのが分かって
（エロ話は非常に個人的な話なので、
三橋が「自分はしちゃいけない」と思わなかっただけ
皆に心を開いている）ホッとしました。

各個人の好みについては……
三橋は初々しい感じがしました。
田島は、出歯亀っぽい性格が覗いているような。
泉は、中学の妄想はともかく
高層ホテルの窓云々は
他からの視点を意識している画像や映像が大きいので
エロゲやエロビの影響を受けているのかと思いました。
それと、洋物にこだわりすぎ（笑）。
水谷は、「女ドロボー」の言葉にインパクトがあるだけで
中身は大したことがない印象。
でも、しっかり田島に千代ちゃんのことを聞いていたり
三橋を判断の基準にしていたりと
（「みはしまでよろこんでら」）
相変わらずだなと思いました。

栄口と沖と西広については
「へーそうなんだぁ」という程度。

花井は、年上の女性への憧れを感じました。
本人は自覚してないみたいですが、
花井は百枝を女性として意識してるっぽいので、
そういうのもここで表われてるのかな……と。
田島が、完全に恋愛（オナニーの対象含む）から
モモカンを外しているようなのと比べると、面白かったです。
同じモモカンに対する“好き”でも、
田島からのそれと花井からのは多分違うと思います。
浜ちゃんは、明るい性格が出てると思いました。
無邪気そうなのが良いです（笑）。
話したくてどうしようもなくて、うずうずしてるのもかわいい。

そして巣山と阿部。
巣山はともかく……
阿部から「キッモ！」と言われた部員がかわいそうだ（笑）。
「キモイお前から言われたくない！」みたいな。
（注：私は阿部ファンです）
そして、話がこんがらがってますよね。
いわゆる“属性萌え”をしている部員
（これが最初だった/三橋・田島（髪型）・沖・西広・花井）と、
“シチュ萌え”をしている部員
（泉・水谷・田島（青姦）・浜田）は
そういうのが好きなだけであって
いわゆるズリネタに直結しているわけではないですよね。
勿論、そういうネタのエロＤＶＤを見たり妄想をしたりして
抜くことはあると思うんですが、
他と比べて好きというだけで、
いつもいつもそうだというわけではない。
でも、阿部は途中参加だからか、ズリネタに直結した話を挙げてしまう。
まぁ、巣山と一緒で妄想などをしない現状があるからこそなので
話が全部食い違っているのではないのですが……
それで軽い言い争いになっている彼らが
幼くてかわいいです。

それにしても三分（笑）か。
カップラーメンを待つ間と同じお手軽さですね。
それこそ、食事や排泄や睡眠と同じ高さにあるんだろうなと思いました。

巣山と阿部は、「かわいい」と皆にからかわれてますが、
恋愛に対して地に足がついてると思いました。
*ズリネタに直結させたのも、このせいかもしれません。
空想的な話をしているのに現実的なことを持ち出したからこそ
笑われてしまったんですね。
それに合わせたことも言えないほど生真面目な二人は
私もかわいいと思いました。
笑った方の部員にしても、
実際に好きな人ができたら、
手すら繋ぐのに大緊張！という部員ばかりでしょうね。きっと。

シガポに促されて部屋を出る際に
百枝にも聞かれていたことを知る部員ですが
歩く時の表情や態度に皆の性格が出てました。
特に花井。
顔も上げられないって……（笑）。
描かれてはいませんでしたが、田島はきっと平然としていたはずです。

そしてずっと気になってたんですが、
最初、千代ちゃんは部屋の隅にいましたよね。
いけない物の話題だからこそ、
当初、三橋に話し掛けた時の田島は小声だったと思うんですが
部員たちの会話は、途中から明らかに大声になってます。
千代ちゃんは雑用中っぽかったから
途中で中座したのかな……。
そうだとしても、途中までは耳に入っちゃった可能性も大ですよね。
千代ちゃんの性格を考えれば、
もし聞いたとしても聞かなかった振りをする（大人な対応をする）はずなので
何の問題もないでしょうが
こういうのが重なった末に
皆が千代ちゃんに遠慮しなくなったら嫌だなと思いました。
猥談は、あくまでこそこそとやってほしい（笑）。

阿部の好みを考えれば、
日焼けしやすくて肌が荒れやすい状況に置かれている千代ちゃんは
特に夏場は苦難の道ですね……。
阿部の話を聞いてしまっていたら、ちょっと慌ててるかもしれません。

それと、練習量では随一らしかったにしうらーぜでも、
そういうエロビデオを見る時間はしっかり取ってるんだなと
しみじみしちゃいました。
食欲・睡眠欲に並ぶ人間の三大欲の一つが性欲だと思えば当然ですが
もし十年ぐらい後で、大人の男性に成長したら
“疲れてるから、そういうのは見たくない”と思うようになるかもしれないので
彼らは若いんだなーと、実感しました。

(10/26：追記)
ネットで見かけただけですので、真偽を確かめてはいないのですが
今回、作中で挙げられたズリネタは、
アニメの中の人（声優さん）の中学生時代？のエピソードだそうです。
もしかしたら、微笑ましい……のかもしれませんが
ここでズリネタを無理に出さなきゃいけない必然性を感じなかったこともあり、
どうなのかなーとビミョーな気持ちになりました（笑）。
まぁ、試合シーンだと真面目にならざるを得なくて、遊べませんので
こういう描写でひぐち先生は息抜きしたのかなと思いました。

さて、もう一つの本題である武蔵野第一対春日部市立の試合。
双子ピッチャー葵は、アンダースローなんですね。
（絵だけだと、サイドスローと思えるコマもあったのですが
P195で「アンダースロー」という言葉が出てるので）
しかも手元で伸びる感じ？
わざと打たせてるらしいのは作中の通りなので
この後の展開が楽しみです。

アンダースローの投手と言えば、現時点（2008年8月）では
何といっても千葉ロッテマリーンズの渡辺俊介選手です。
一応、アンダースローのwikiも貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC
この投げ方は非常に独特なので、見てて面白いです。
身体に負担が掛かる投げ方だとは思いますが
肘と肩だけで投げるより威力が出るような感じもします。

この試合は、無条件で応援している西浦と違い、
私にとってはどちらが勝っても良い試合なので
純粋にファンとして楽しみにしています。
ここまでは、試合のテンポが早いですよね。
四回以降、榛名が登板してからが正念場だと思いますが
それまでのカグヤン先輩にも期待してます。
ピッチャーとしての見せ場が、彼にもあるといいな。

それでは、今月のベスト三。

第三位：P157 四コマ目他　田島に同調している三橋
ここに限らず、今月号は田島に三橋がいっぱいシンクロしてます。
これまでにも多々あって、それは対モモカンな感じ
（モモカンに頭グリグリやられてる田島にシンクロして
三橋も変な顔になっている）ばかりだったのですが
そんなふうに限定されてるわけではないんだと分かりました。
田島は表情豊かだし、無邪気だから、
三橋の本来の顔（阿部に見せた笑顔）がいっぱい出るようになるといいなぁ。

第二位：P164 四コマ目の花井
いたたまれない思いをしてるんでしょうね。
いっそ「すみません」と二人に謝ることができたら気分が楽になるのに、
別に自分が悪い事をしたわけではないから、それもできない。
なさけないのと恥ずかしいのとで、頭の中がぐちゃぐちゃー。
聞いたシガポとモモカンが気にしてないのが分かるのも
余計に辛い──というのが、よく伝わってきました。
後で、花井がこれを笑い話にできるといいな。

第一位：投げてる葵くん全部（笑）
今まで双子は眼中になかったのですが
男前っぷりに惚れました。
かっこいいー！！
いい顔して投げてますよね。
また、「３年のために投げてんだ」という台詞もかっこいい。
見愡れました。

────
感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます

続きの2008年11月号の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-10-26-2

宜しければ、合わせてどうぞ。

2008-08-29 15:45　 nice!(1) コメント(1)
共通テーマ：コミック

nice! 1

はじめまして！！キキ猫と申します。
つい最近おお振り16巻（９月号～１月号掲載）を読みまして・・・
もういてもたってもいられなくなり感想を探してしまいました。
管理人さんにとってはだいぶ前の話にコメントしたりしてごめんなさい汗

９月号の千代ちゃんの「なにこの好運ーーーー！」の破壊力
そして部員達のエロトークにはにやにやが止まりませんｗｗ

管理人さんがおっしゃられるように
阿部の好みが肌で…千代ちゃん本当に大変だなぁ
あべぇぇぇぇぇえええええ！！と絶叫したくなりました=3

阿部くん好きだし、千代ちゃん好きだし
頑張ってる千代ちゃんには幸せになってほしいけど
阿部君じゃぁ…（てか野球バカ過ぎて男としてどうなんでしょうｗ）
水谷のほうが千代ちゃんを笑わせようとしたりとか
楽しませようとしたりとかしてくれて幸せになりそうですね

感想で気になったのですが（だいぶ前の話に突っ込むのも恐縮ですが）
三橋と田島がコスプレの話をしている時に千代ちゃんは退室してますね！
私も千代ちゃんの前であんな話するなんて！
初読みのあと読み返しましたｗ

ホント管理人さんの言うとおり千代ちゃんの前とかで裸になったりとかエロ話するといったデリカシーのない感じにはなってほしくないです＞＜
阿部は既にデリカシー皆無ですがｗｗ（カレー食事中に下痢の話とか）

ホントホント16巻にはしてやられましたｗｗ
ヒグチさんはやっぱりすごいですね

本誌ではもっと進んでるんですよね。
ああ早く単行本になるのが楽しみです。
感想読ませていただいてありがとうございました！
by キキ猫 (2011-03-27 15:29)