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図書館で借りた本 200807(感想:内館牧子「毛利元就」重松清「口笛吹いて)ネタバレあり [アニメ・ゲーム・漫画・小説]

読書ブログもあるのですが、まったく生かせてないので
こちらに統合しようと思います。
最近、忙しさにかまけていたせいで
本を全然読んでおらず、
ちゃんと読もう!という自分を煽るための記事でもあります。


先々週に地元の図書館で借りた本です。
明日が返却期限かと思いきや、今日だったので
これから返してこなければ。
00.jpg

・講談社「小説現代」2007年9月号
・講談社「小説現代」2008年2月号
・NHK出版 内館牧子著「毛利元就」上・中・下
・文藝春秋 重松清著「口笛吹いて」
・新潮社 司馬遼太郎著「新史太閤記」
・ムック本「秀吉軍団」


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・「小説現代」2007年9月号&2008年2月号
普段、官能小説というものに縁が無く、全く読まないので、
少しは触れておこうかと思い、
“官能小説特集”と題された号をわざわざ探して読みました。
きっと、探していた時の私は鼻息荒かったと思います。

予想していたよりも全然エロくなかったです。
短編ばかりのせいなのか
唐突に終わる(オチが無い)話が目につきました。

エロとは関係ないですが、
2007年9月号に掲載されていた重松氏の短編
「トクさんの花道」は良かったです。
最後、まさにアレで花道を飾ると分かった瞬間は泣きました。
最初の描写が、まんま「頭文字D」ネタで笑いました。



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・内館牧子著「毛利元就」上巻・中巻・下巻


大河ドラマを、脚本家の内館先生ご自身がノベライズされた本です。
私もこのドラマを見ていましたが、
おぼろげな記憶しかなく、登場人物についてもあやふやな点が多かったので
確認の意味も込めて一気に三冊借りました。

面白かったです──が、のっけから登場人物が多いので、
特に家臣において誰が誰なのかが分かるまでが辛かったです。
読んでて眠かった(笑)。
実父母が亡くなった後、育ての母となる杉の方と同居(笑)する辺りから
一気に面白くなりました。
やはり内館先生の作品は、気の強い女性が絡むと生き生きとしますね。
杉の方というキャラクターもあるのかもしれませんが
彼女が出て来るエピソードだけ、筆の勢いというか、
文章から感じられる雰囲気が全然違う(良い意味で)と思いました。

元就が愚痴っぽいのは、作中で彼自身が周りからそう言われているからか
あまり気になりませんでした。
印象的だったのは、家督争い時の弟・元綱達の反乱と、
中巻の最後で出てくる月山富田城攻めの失敗・逃走の場面です。
渡辺通が身代わりを買って出るところはもう涙、涙でした。
全体で言えば、上巻終わり〜中巻が一番面白かったです。

人物を頭の中で整理することができたので、
今度はドラマを見直してみたいです。
でも、私の家の近所にあるレンタル屋ではビデオなんですよ……。
DVDで見たいです。



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重松清著「口笛吹いて」


重松氏の作品は短編が多く、
空いた時間に気楽に読めるのが魅力の一つだと思います。
また、優しい内容が多いので、ホロリとさせられるのが好きです。
ファンです。

この作品も短編集ですが、
今回は癖があるというか、暗い設定の話でまとめられていました。
最初の「口笛吹いて」は、私が高校野球好きなこともあって、
読んでいてせつなくなりました……。

そして、読んでから連作だと知った
「タンタン」と「かたつむり疾走」も
読んだ後に色々と思ってしまう内容でした。


元気がある時に読まないと、
「あぁ、良い話だった」とは思えないかもしれません。
でも、明るい話なら良いというわけではないので
勿論これはこれで良作だと思っています。



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・司馬遼太郎著「新史太閤記」&ムック本「秀吉軍団」


竹中半兵衛の記述だけを読みたくて、借りてみました。
前者、「新史太閤記」は
時間があったら他の部分もちゃんと読もうと思ったのですが
(未読だったので)
残念ながら貸し出し期限を超えてしまうので、
また日を改めて借りようと思います。


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2008-07-29 13:04  nice!(0)  コメント(0) 
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