さくらもちモチ

私と逆転裁判：１　[逆転裁判] [編集]

週末にある逆裁のオンリーで、ナルミツで参加するので、
通販作業をしつつ、宅配搬入をする荷物の準備もしてみました。

うちのスペースに寄って下さる方ならご存知でしょうが
種類が多いので、机が本で埋まらない時がないです。
試しに今回も脳内でシミュレーションしてみましたが
今回もそうです（だから無料配付本が乗らない）。
よくもまぁ書いたもので。

私は基本的に、オフセだろうがコピーだろうが
“本を頒布する”最初の段階（初売りのイベント）を過ぎると
何を書いたかを忘れてしまうことが多いです。
単に忘れっぽい性格（笑）と、
次に何を書こうかという楽しみで常に心がいっぱいなので、
いちいち過去を振り返っていられないというのが
理由かなーと。
逆に、暫く経ったあとに既刊本を読んで
「こんなのを書いてたんだー」と思うことも多いです。
ま、自分の拙さへの羞恥心でごろごろと転がってみたり
顔を背けて、それっきり読まなかったり……ということが
ほとんどですが。

────

で。
私はサイトを始めた時からネットでも日記を付けていて、
これまででも、過去の日記で書いていましたが、
一応、ここでもはまった事情を振り返っておこうかなぁと。

私は元々ミステリが好きです。ゲームもやりました。
原点は「ポートピア連続殺人事件」〜「オホーツクに消ゆ」ですが、
本格的にはまったのは、「神宮寺三郎」シリーズです。
これで寺田さんを知りました（笑）。
ここ二、三年の神宮寺は全く手を付けていませんが
PS2までのはやりましたよ。
あ、推理ものなら「クロス探偵物語」も好きでした。

逆裁１（当然ながらGBA版）については、
弟がファミ通を愛読しているので、
発売前後から気にしていました。
しかし、有名会社とはいえ新規のゲーム、
ビミョーなキャラ（公式サイトは見てなかった気がします……）、
持ってないハード（当時は弟のGBAを借りてました）ということで
発売日を迎えても購入を悩んでました。
ただ、ファミ通ではかなり好意的に書かれていたし、
当時の私がよく買っていたゲームショップでは、
攻略本（双葉社の薄いヤツ）と並べて置かれていたので、
店頭で空箱を手に取ってみる度、
「どうしようかな」と悩んだものです。

その悩みの理由は、もう一つありました。
確か、アニメ化した直後の「ヒカルの碁」の初GBAゲームが
その前週もしくは前々週に発売されていて、
私はそれが欲しくてたまらなかったのですが、
逆裁と違ってどこに行っても売ってなかったんです！！

そして、忘れもしないその年の十一月三十日。
私の誕生日です。
所用で渋谷に出ていた私は、弟からGBAだけを借りていました。
帰りには、絶対に何かソフトを買って帰ろうと決めたので。

ビックカメラ（確か東口店）のゲーム売り場に行ったら、
案の定、ヒカ碁は無くて、逆裁がありました。
これはもう、こうなる運命なんだと思って、逆裁を買いました。

上記の通り、これはこれなりにやりたかったので
早速パッケージを開けました。
山の手線で電車を待つ間に、ホームでゲームを始めました。

「なんじゃこりゃー、すっごく面白い！」

本当にびっくりしました。
うちは田舎にあるので、帰りの時間はたっぷりとあったのですが
家につくまで逆裁をやっていたせいで
あっと言う間でした。
家に着く頃には、１ー２で小中大と対決してました。
その後もひたすらやりました。
お陰でラストを迎えたのは早かったです。
……尤も、その頃はこのジャンルで同人をやるとは思ってなくて、

その二週間後、ちょっと電車で遠出をするので
またGBAを借りて逆裁１を再度やり直した──のが、
逆裁における私の最初の転機です。
これがきっかけで本格的に逆裁にはまり、
サイトにも置いてある
カプ無し健全小説「逆転ケーキ」という話を書いたので。
http://sac.nomaki.jp/gtsaiban/all/01cake.html
読み直すと多分、悶絶してしまうので、
自分では滅多に見直しません。
でも逆裁で最初に書いた小説なので愛着があります。

過去日記を探してみたら、この日の日記が出てきました。
*転載（日記「花暦」2001/12/18）↓

（略）
というか、
今、一番書きたいのは「逆転裁判」SSです。
かなり前にクリアしていたのですが
「友情の〜」が書き終わるまではと
SS考えるのを我慢していたのですよー。
何せ、私にとっての「今年一番良かったゲーム」
なもので。
冬コミのメインジャンルですわ、はは。

↑
文中の「友情〜」というのは魔人の如主長編連載小説です。
冬コミ云々は、一般で買いに行くという意味です。
だがしかし！
逆裁の発売日は十月中旬、冬コミの申し込みは八月中旬なので
当然ながら逆裁ジャンルなどあるはずがなく。
当時はまだ口コミですら人気が無かったので、
好みの同人誌は見つけられなかったのでした。

その後、ナルミツにはまったり
人への布教で苦労したりするのですが
それは次の機会にでも。

さぁ原稿やるぞ！