感想@映画「夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者」*ネタバレあり [映画・舞台]
映画「夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者」の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
テレビアニメは一通り視聴しましたが、原作の漫画は未読です。
https://anime-natsume2021.com/
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地元の映画館での公開終了日に、駆け込みで見てきました!
原作の漫画を未だに読んでいない私は、知らなかったのですが、
今回は「石起こし」と「怪しき来訪者」という作品の二本立てでした。
どちらも「夏目友人帳」らしい優しいお話で、素晴らしかったです。
まず「石起こし」。
健気で弱い妖怪を夏目が手助けするという鉄板の展開でしたが、
ちょっとした行き違いにより、
夏目とニャンコ先生が別行動を取っている
(目的の達成を競っている)のが新鮮でした。
岩鉄を起こした際に美味しい酒が振舞われるという説明が
ミツミからなされた瞬間、原作は未読の私でも、
その場にいなかったニャンコ先生がどう絡むのかが分かったのは
言うまでもありません。
ミツミが無事にお役目を果たせただけでなく、
皆に美味しい酒が振舞われたことで、
あの場にいた全員が幸せになった大団円のお話でした。
拳で妖怪を倒せる夏目が面白かったのに加えて、
ミツミがいちいち「その細腕で……!」と感嘆していたのが
とても可笑しく、可愛らしかったです。
祠に通じる洞窟の描写も素敵でした。
そして「怪しき来訪者」。
夏目と田沼くんの話、そして三篠の話でした。
望まなくても妖怪が見えてしまうせいで
幼い頃から散々苦労してきた夏目をよく知っているだけに、
田沼くんに対しては
「わざわざ自ら足を踏み入れなくても」と思いそうになりましたが、
妖怪の存在を中途半端に感じられる彼ならではの悩みは難しく、
複雑でした。
夏目のモノローグからして、
田沼くんが自覚している以上に彼は夏目の心を救っているので、
夏目としては今のままでもう十分なんですよね。
でも田沼くんは優しいから、何もできない自分を歯がゆく感じ、
もっと夏目の役に立てればよいのにと思ってしまうという。
互いに優しさをぶつけて気遣い合った結果、
この二人はなんだかもどかしいことになることが多く、
今回もその一例のような内容でした。
キーパーソンの三篠も、実は田沼くんのために動いていて、
この「怪しき来訪者」は本当に優しさが溢れた話でした。
その結果、悪い事が起きなくて良かったです。
今回は、二本合わせても
上映時間は五十分強という短さでしたので、
テレビアニメを劇場で観ている感が強かったです。
勿論、お話の素晴らしさは相変わらずで、
期待を全く裏切らないのがさすがでした。
今後も、映画でもテレビでも構わないので、
こうして新作アニメを定期的に発表してもらえたら嬉しいです。
入場者特典のポストカードを貰えました。
呑んだくれているニャンコ先生がかわいい。
この日は、ニャンコ先生に合わせて猫柄の服を着ました。
【20210325:音符猫柄NOP(Emily Temple cute)】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-03-25-2
お気に入りの服で良い映画を鑑賞できて、幸せでした。
2021-03-25 23:04
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