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感想@映画「テルマエ・ロマエ」*ネタバレあり [映画・舞台]

映画「テルマエ・ロマエ」を観ましたので感想を記します。

テルマエ・ロマエ Blu-ray通常盤

テルマエ・ロマエ Blu-ray通常盤

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray

以下の記述にはネタバレを含みます。

原作の小説・アニメ版は未読・未視聴です。


————

去年の劇場公開時にも映画館に足を運び、
スクリーンで観たのですが、
時間が無くて感想を記すことができませんでした。
で、今回、レンタル店でDVDを借りて
久し振りに観たんですけれども、
やっぱり面白いです!!

この映画──特に前半を見ていると、
たまにテレビで放送されている
“外国人の目から見た日本”系の特集番組を思い出します
(外国人が不思議に思う/感歎する日本の風習などを紹介する番組)。
しかもこれは、今の日本が褒められる内容ですから
見ていてつい嬉しくなり、にやにやしちゃいます。



ルシウスの三回目の行き来までは
(銭湯、個人宅の浴室、TOTOのショールーム)
本当に面白いです。
お話のテンポも良いので、
笑いながら見ているうちに話がどんどん進んでいきます。
映画館で観た時も
ルシウス(阿部寛さん)が何かに驚く度に
場内では笑い声があちこちからあがっていました。

古代ローマにはまだ電気が無く、
自動(全自動)という概念も無いので、
ルシウスがいちいち「奴隷の仕業」と思い込んでいるのが
おかしいです。
お風呂からは少しずれてしまいますが、
トイレでの一件は何度見ても面白いww


ただ、ここまでがあまりに面白いので、
お話が四回目の行き来(バナナワニ園)の辺りから
徐々に落ち着いてくることから
ちょっと物足りなくなってしまいました。
それでも、最後、
戦地に湯治場を作った時には興奮しました。
日本の老人たちと精悍な古代ローマ兵たちが
陽気な様子で和気あいあいとしている図は
シュールで面白いです。



映画公開時から散々評価されていた通り、
ルシウス(阿部寛さん)、ハドリアヌス(市村正親さん)
ケイオニウス(北村一輝さん)、アントニヌス(宍戸開さん)
……と、主要人物は日本人の役者さんが務められているのに
違和感が全くありません。
皆さん、古代ローマの街にむちゃくちゃ馴染んでいて、
トーガ姿も格好良いです。
そして、ルシウスは全裸シーンがやたらと多いですが、
どの場面も股間の隠し方が絶妙ですww

また、ヒロイン・山越真実(上戸彩さん)は
映画のオリジナルキャラクターだそうですが、
原作を読んでいない私には
作品に自然に馴染んでいたと思えました。
ルシウスをモデルにしたキャラクターを主人公にした
漫画を新たに書く為に
古代ローマのことをあれこれ調べただけでなく、
言葉まで覚えてルシウスと喋れるようにするのは
(創作特有の都合の良い展開であっても)
良い流れだと思いました。



それと、音楽がとても良いです。
クラシック系──しかもオペラ音楽とくると
変に大袈裟になってしまいますが、
この映画では、曲や雰囲気の壮大さが
逆にギャグだと感じられるのが凄いです。
ルシウスが真面目に現代日本の風呂を勉強しているのがおかしい
(彼が真剣であればあるほど面白い)のと
同じ理由です。



先日、この実写映画の第二弾が作られる件が報じられました。
お話がきれいに終わっていたので、
無理に続編を作ることもないんじゃないかなと思いつつ、
やっぱり嬉しいです。
ルシウスが日本の風呂に感嘆するシーンを
またたっぷりと見られたら嬉しいなぁと期待しています。


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2013-02-08 13:24  nice!(0) 
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