さくらもちモチ

感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第24話 腹の中*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回の第24話は「腹の中」です。

ネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでますので、
まだアニメ化されてない部分に記事で触れている場合があります。


前回の第23話「戦場の少女」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-27-1

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7


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タイトルが“腹の中”
──エドが、リンとエンヴィーと共に、
底無しのように思えたグラトニーに食われるお話なので、
こちらのタイトルが付いたはずですが、
次回がまさに、エドたち三人が
グラトニーの“腹の中”で苦労する話になるのを思うと、
今回ではなく次回につけるべきだと思いました。

アニメって、何故かこういう感じで
タイトルが内容とビミョーにずれる時がありますよね。
下手をすると、その回のラスト部分で明かされた事が
タイトルで言及されていて、
ある意味、変なネタバレになったりとか……。



人柱候補であるエドやマスタング大佐は、グラトニーに食べられない
……という事実を逆手に取って、
あの場の皆が奮戦しますが、
車内でマスタング大佐がツッコミを入れられていたように
戦闘で全く役に立たなかったのが面白かったです。
雨の日の“無能”といい、
弱点が魅力にうまく変わっている点で、
キャラクターメイキングとしては成功していると思います。



階級を考えれば、ホークアイよりエドの方が偉いはずなのに、
彼女がちゃんと年長者として「子供は〜」と
エドたちを本気で心配をしているのが
嬉しかったです。
マリア・ロスがエドを本気で怒った時もそうですが、
エドたちはもう完全に自立しているので、
その辺の大人よりも、下手したらずっとしっかりしているけれど、
やっぱり年齢的には子供です。
エドたちが、これまでにおいて
いくらたくさんの死線をくぐり抜けてきたからといって
人生経験で甘い部分はたくさんあります。
そういう点を、周りの大人にちゃんと心配されているのが
良いですね。
これはエドやアルが頑張っているからこそなんでしょうが、
彼らは周囲の人に恵まれていると
思わずにはいられませんでした。



さて、今回は主題の“腹の中”について
記さなければいけないのでしょうが、
今回は三人がそこに落ちたまでしか描かれてませんので、
詳細は次回に回すとして、
ここでは、
ヒューズ中佐（今は二階級特進で准将ですね）の忠告を
受け入れる事にしたマスタング大佐が、
中央指令部に乗り込むシーンについて
ちょっとだけ書きます。

その直前で、勝ちが見えた時のマスタング大佐の甘さが
グラマン中将によって指摘されていたのに、
彼が、レイブン中将の外面の良さにすっかり騙されて、
一転して窮地に追い込まれるシーンは、
分かっていながらもハラハラしました。
あの、扉の中に入ってからの展開は、本当に怖いww
私だったら、無理に扉を開けて逃げようとすると思います。
でもこうしてエドと分かれてマスタング大佐が戦う場面は、
それぞれが、するべき事をするべき場所で行なうという
同志的つながりを強く感じられるので、とても好きです。





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続きの第25話「闇の扉」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-28

宜しければ合わせてどうぞ。