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感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第21話 愚者の前進*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回の第21話は「愚者の前進」です。

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray

ネタバレを含みます。


前回の第20話「墓前の父」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-27-1

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7


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自虐的なタイトルですね。
私もこういうのは好きです。
いっそホムンクルス達に抵抗せずにいた方が
楽に生きられるかもしれない──けれど、
彼らを倒すという覚悟を決めてしまった“愚か者”たちが
自分のできる事をして前に進むという回でした。



冒頭であった
どこにあるのかが分からないアルの身体の維持の為に
エドの飲食や睡眠が影響しているらしい話が、私は好きで、
視聴していてニヤニヤしてしまいました。
その後にアルが、そうだったらいいみたいな事を呟きますが
それも好きでした。
二人は仲の良い兄弟ですよね。本当に。



さて今回は、マスタング大佐の腹心の部下の一人
ハボック少尉が、戦列から離れるエピソードが描かれました。
この作品は、軍が舞台の一つになっている事から
主要人物も、それ以外の登場人物も、とにかく多いのが特徴です。
マスタング大佐周辺の場合、
どうしても彼とホークアイ中尉が主になってしまうので、
彼ら以外のキャラクタ−の描写が元々少なくなっています。
ホムンクルス側ではラストが亡くなり、
マスタング大佐側では、ハボック少尉が退役……と、
一人ずつ欠けさせた事で、
それぞれの勢力に属するキャラクタ−を
より深く描ける事になったわけですが
(同じ尺を五人で分けるより四人で分けた方が、
一人当りの分け前の時間が多くなるという意味です)
ラストにしてもハボックにしても
それなりの人気があったキャラクタ−なので、
原作者の荒川先生は
物語の中盤でよく彼らの身を引かせる展開にしたなぁと、
私は感心するばかりです。
普通は怖くてできませんって。
それまで、ラストはとても消滅するようには思えませんでしたし、
ハボックにしても、主人公の仲間には補正が掛かるので
(物語において、主人公の仲間は総じて死に難い)
大怪我を負っても少し経って復帰できるはずと信じられていたのに
──結果はこれですからね。

私も、軍部では
ヒューズ中佐に次いでハボック少尉が好きだったので、
好きなキャラクターが続けて
とんでもない目に遭うという状況に対して、
原作で初めてこの部分を読んだ時は、物凄くショックを受けました。
聞いても無駄なのに、「なんで?」と
思わず友達に尋ねてしまったほどです。



駒として使えなくなった部下を切れないマスタングに対して、
その当の駒であるハボックが、思わず悪態を吐きますが
そういう優しい大佐だからこそ、
彼の部下は皆、彼についていこうと思ったんですよね。
ハボックは、自ら望んで「オレを切れ」と頼んだのに、
本当に切られるような言葉をマスタング大佐から聞かされた瞬間、
それまで以上に悔しそうな顔をしていたのが
印象深かったです。
これが分かったからこそ
その後にあったマスタング大佐の台詞が染みました……!



問題の原因であるホムンクルスをおびき出す為に、
まずは、セントラルに現われたらしいスカーを誘い出す手は
とても乱暴ですよね。
あれは、エドやアルが自分に自信がないと
立案すらしなかった作戦だと思います。
彼らが、迷う暇すらないほど
ひっ迫した状況にいるせいかもしれませんが、
これじゃ、もし作戦の内容をウィンリィに知られたら、
またスパナで殴られるか、引っ叩かれるかするなと思いました。





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続きの第22話「遠くの背中」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-09-2

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-08-30 18:30  nice!(2)  コメント(0) 
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