さくらもちモチ

感想：アニメ「もやしもん」第8話 農大正門攻略戦*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「もやしもん」の第８話「農大正門攻略戦」の感想です。

ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。
私は原作の漫画を読んでいません。


前回の第７話「開幕！ 農大春祭」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09-1

各話の感想記事のURLは、他の作品も合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03-7


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農士会が主催している「春祭（はるさい）」の
後編のお話です。
話の濃度が高い……前回の前編以上に
濃いぃお話になっています。
凄いです。



まずは、タイトルにもなっている
全身黒タイツの団体・農士会との戦い。
前回もそうでしたが
無駄に迫力のある戦闘シーンが面白いです。
主人公補正が働いているので
最後にオイシイところを持っていくのはやはり沢木ですが、
その前にかなりなさけないシーンもあるのが良いです。
沢木入りのボストンバックを
美里先輩と川浜先輩が必死になって押しているシーンは
手に汗握る感じがして、私も興奮してしまいましたww
残っているのが沢木のみになった後の
“沢木の危機→あれ……大将が動かない？→攻撃成功！”は
話の緩急が上手くついていたと思います。
どれも短い時間で、目まぐるしくパッパッと変わっていくのが
視聴者の緊張感を高めるのに一役買っていたと思います。
畳み掛ける感じがするのが良いですね！



さて、もう一つの主題──樹先生特製の媚薬です。
怪しい薬で女性をどうこうしようだなんて
真面目に考えると
犯罪レベルの話で、女である私も不快になりそうなものですが、
特に美里先輩と川浜先輩が可哀相なほど必死になっているので
嫌悪感などなく、
ミョーに微笑ましい話になってしまいました。
私も、いつもなら「何これ、信じられない」と
眉を寄せていたでしょうが、
前回の樹先生の勧誘から、今回のレズ落ちまで
──つまり最初から最後まで、楽しく微笑ましく見られました。

あり得ない事態にすっかり浮かれているのか、
樹ゼミ関係の女性と呑みたいと懇願してきた男子生徒たちに
美里先輩が“神”になったシーンは
何回見ても笑えます！
そして、あれほど強気だったのに
実際に長谷川さんに迫られた時の美里先輩が
まるで兎のように縮こまるしかなかったという顛末も
最高でした。
「生肉」連発する長谷川さんは、まさに肉食獣でしたし、
滅多に呑めないような凄いお酒を呑んでたのに
すっかりそれどころじゃなくなってた美里先輩は
部屋にあるオブジェ化していたし……
もうもうもうもう凄いです。
翌朝の、長谷川さんから事態を責められる前に、
長谷川さんが自己嫌悪するような状況を作っておいて
このピンチを切り抜けようという三人の策も
凄かったです。
普通の作品なら、あの朝の顛末は無いですよ！
これでもか！という駄目押しになっていました。
本当、最後の最後まで面白かったです。



嘘の薬を高い金（校票）で売り付けた事への詫びとして
日吉酒店の良い酒を美里先輩に贈った樹先生の粋な行動も
素敵ですが、それ以上に、
「実は媚薬にも効き目があった」オチが素晴らしいです。
武藤さんと及川さん……全裸ですよ全裸！！！！
「すっげー」と、私は興奮しっぱなしでした。
視聴者を面白がらせる点で、隙が無い回だったと思います。

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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第９話「柔肌にとりつけ」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09-8

宜しければ、合わせてどうぞ。