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感想&レポート「大和悠河ラストデイ」下*六本木ヒルズTOHOシネマズ [映画・舞台]

7/5に行なわれた
宝塚歌劇「宙組東京宝塚劇場公演千秋楽・大和悠河ラストデイ ライブ中継」を
見てきました。
同日に東京宝塚劇場で開催された公演が
全国幾つかのTOHOシネマズで生中継されたものです。
私は、六本木ヒルズに行ってきました。

こちらの記事は、スクリーンによる
ロマンチックレビュー「Amour それは…」+「大和悠河サヨナラショー」と
その後に行なわれたパレードに対する簡単なレポートと感想です。
「薔薇に降る雨」の感想は、別記事にて記述しています。
【感想&レポート「大和悠河ラストデイ」上*六本木ヒルズTOHOシネマズ】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-10-3


ちなみに私は、ゲーム「逆転裁判」のファンで、
今年の舞台化を機に宙組に興味を持った“にわか”です。
特に好きなのは、七帆ひかるさんです。



────

前のレポートを書いてから二週間以上経ってしまいましたが
自分用の記録として、ここに記しておきます。
記述に間違いなどがありましたら
メールやコメント欄からお知らせ頂ければ、幸いです。



正直なところ、私はレビューに対する興味があまりなかったので、
観ている途中で寝てしまったらどうしようかとの心配がありました。
テレビでレビューをあれこれ見ていた時は、
途中で飽きてしまう事も多かったので……。

でもさすがに、生中継+お気に入りの生徒さんの最後という事もあり
あっという間に終わってしまったと思いました。
七帆ひかるさんを探すのに必死で
眠くなるどころではありませんでした。
残念なことに「薔薇に降る雨」と同様に
七帆さん個人の見せ場が少なかったせいで、苛々とさせられましたが、
これは、私が中継映像をスクリーンで観たのも原因でした。

DVDでレビューを観た事がある方ならお分かりでしょうが、
カメラの視点が固定されている上に、
基本的に、カメラは男役トップさんの大和悠河さんの動きを追うので、
七帆さんが大和さんのお近くにいないと
ちらりとも映らないんですよ。
勿論、その前の「薔薇に降る雨」もそうだったのですが、
劇の場合は、主役以外の登場人物に
台詞があったり印象的な動作をしていたりする時は、
その時だけその登場人物のアップが映ったり、
主役が同じ場に居るシーンの時は、
引いた映像を撮っているカメラが選択されて
舞台全体が見られる映像がスクリーンに流されたりしていたので、
私がストレスを感じる事はありませんでした。
でも、レビューの場合はそうはいかない──
歌も踊りも、本当に男役トップさんがメインですからね。
なので、その隣にいる事の多い娘役トップさんの陽月華さんや
男役2番手の蘭寿とむさんはよく見えたのですが
(ソロの部分が多かったですしね)
七帆さんに限らず、それ以外の方はさっぱり……でした。

ただ、例外はあって、
場所に恵まれていた+私が顔を覚えていたからなんですが
娘役の花影アリスさんは本当によく見えました。
ソロの人の斜め後ろ辺りの位置取りが多かったようで
彼女の姿は、私の視界に自然に入ってくる事が多かったです。

アリスさんと言えば、白いドレス+羽扇子を持って、
アリスさん→純矢ちとせさん→美羽あさひさんと
短いソロを順々に歌っていく場が印象に残りました。
あぁ、宙組の娘役さんも頑張ってるなぁ……と
微笑ましくなりましたが、
美羽さんもご卒業される事を改めて思い出して、
ちょっと悲しくなりました。
美羽さんについては、
私が逆転裁判でレオナ役を観た時は
あまりピンとこなかった方なのですが
(美羽さんが悪かったというわけではなく
私が蘭とむさんや七帆さんを観るのに忙しくて
それどころじゃなかったんです)
その後、映像であれこれと見させてもらって
失礼ながら「あれ……この人、結構凄い?」と
思い直した方です。
最後、ご退団の前に
この方の魅力に気付けて良かったなぁと思いましたが
もう宝塚の舞台では見られないのかと思うと、辛かったです。

そういえば、美羽さんはエトワールを務められましたね。
正直、今回、退団という機会がなければ
美羽さんがエトワールを務められる事はなかったと思いますが
(すみません)
ご本人にとってもファンにとっても
想い出深い舞台になって良かったと思います。
頑張って、娘役二番手まで昇った方ですものね……。
状況が状況だったら
娘役トップさんまで行けたかもしれないのは明らかでしたし。

七帆さんについては、群舞で踊ってらっしゃる時は
卒業される方が胸元に付けるお花が目印になっていたので、
初心者の私にも簡単に探す事ができました。
……なので、コサージュの存在は本当に有難かったのですが
“卒業者の目印”と思うと、やっぱり素直に喜べませんでした。
最後、大階段を降りてこられた時は
七帆さんもちょっとだけアップになったので、
私の涙腺が弛みました。
ぶわっと、涙が溢れました……!

他に印象に残ったのは、蘭とむさんの手話付きの歌です。
スパークリング!で弾けている蘭とむさんも格好良かったですが
ああいう、ミディアムバラードなしっとりとした歌をうたう姿も
結構ハマるなぁ……と思いながら、観ていました。



サヨナラショーも、楽しかった&感動しました。
最初と最後で卒業生の経歴を読まれた
組長さんの寿つかささんの口調が、
淡々としているわけでもなく、情に流されているのでもなく
……なんというか、
本当は言葉の裏に別れを惜しむ感情があるんだろうけれど
それを踏まえた上で今日の舞台を成功させようという意気込みが
よく伝わってきました。

私は、大和さんについては本当に知らないのですが、
彼女が宙組トップさんに就任されてからの舞台の映像は
宝塚スカステの録画を何度か観た事がありましたので
(録画したを番組をDVDで友だちに渡す前に
きちんと取れているか否かの確認をしたので)
なんとなく覚えている曲があり、嬉しくなりました。

また、美羽さんと七帆さんのソロについては、
友だちがスカステの番組「Memories of 〜」を録画して見せてくれた事から、
この曲に賭けるお二人の意気込みを知っていたので、
「今、どんな気持ちで歌っているんだろう」と思いながら
見守る気持ちで見つめました。
特に七帆さんの歌は、“舞台”をテーマにした作品で使われた歌なので、
その歌詞を聞きながら、しんみりとしてしまいました……。

最後、緑の袴姿で卒業生の皆さんが降りられてきたところも
号泣してしまいました。
皆さんの挨拶も良かったなぁ。
決して良いことばかりではなかったでしょうが、
やはり彼女たちにとって
宝塚は夢であり憧れの場所なんだと再確認しました。

終わりのカーテンコールのご挨拶も、
最後の「お気を付けてお帰り下さい」まで、ちゃんと観ました。
カーテンコールが長引くと明らかになった時から、
席を立つ人がちらほらと出ましたが、
ほとんどの方は最後まで残っていたと思います。



それから、TOHOシネマズを出ました。
夏だからか、終演は18時15分過ぎだったのに
外はまだ明るかったです。
03.jpg
でも、昼間の明るさとは色が全く違うので、
「あぁ終わっちゃったんだ……」と思い、
私はまたまたしんみりしてしまいました。

自宅まで帰るのに、私は地下鉄の日比谷線を使います。
この線が途中で日比谷(有楽町)を通る事もあり、
思いきって降りてみる事にしました。
勿論、最後のパレードを見物する為です。
(体力的に余裕があったら寄ってみようと、予め思っていました)

六本木の駅で共に電車に乗った
明らかに宝塚ファンと思わしき方々が
総じて同じ日比谷駅で降りたのには、つい笑ってしまいました。
ご存知のように、日比谷駅構内はとても広くて、
不馴れな私は、宝塚劇場の最寄りの出口を探す必要があったのですが
それを調べなくても済んでしまうほどでした。
前を歩く人の後をついていけば良かったので……。

地上に出たら、一般の通行人とは明らかに違う人々と、
どなたかのFC会員らしき人々が目に入りました。
後者は、白い服を着用しているとの知識がありましたので、
集団で列を成していたり
(失礼ながら、ちょっとした宗教のようで怖かったです)
道ばたで白い服に着替えていたりするのを見て、
「あぁこの人たちが」と実感できました。
タカラジェンヌさんの最後のパレードは、
テレビなどでは何度も見ていますが、
実際に見るのはこれが初めてでした。

何もかもが初めてなので、分からない事が多かったです。
まず、生徒さんが建物のどこから出てくるかが分かりませんでしたw
少し冷静になって考えてみれば
楽屋口を自力で見つけられたかもしれませんが、
こちらは、六本木から電車移動をしている分、出遅れているので、
一刻も早くて適当な場所を見つけて並ぶ必要がありました。
既に大量の列ができていたのを見て
(中で観られなかった人々+劇場から出てきた人)
焦っていたんでしょうね……。
最初、とりあえず空いていそうな場所に並んだのですが
どうもここは良くない場所らしいと分かった後、
ふらふらと歩いて移動しました。
結果、シャンテ側の報道エリアの近くに留まりました。
前から四列目でしたが、
その前には(座られているとはいえ)FCのガードさんがいらしたので
実質は8〜10列ぐらいだったと思います。
自分の身長が高くて(163センチ+2センチ程度のヒール)良かったと
本当に思いました。

それまで私がテレビで見てきたパレードは、常に夜だったので、
今回、卒業生の皆さんが出てくるのも日暮れ後なんだろうと思いながら
並び始めました。
この時(18時40分ぐらい)は、まだ辛うじて薄暗かったのですが、
いつの間にか完全に暗くなっていました。
04.jpg
*東京宝塚劇場上部の写真

すぐ傍に並んでいる人が、メールで「あと2時間立ちっぱなし」と打っていて、
私は「えええええ」と内心でびびったのですが
(嫌でも目に入ってくるので見ちゃいました……)
まさにその通りとなりました。
でも、後で知りましたが、それでも早かったそうですね。
実は、七帆さんが出てくる前から、私は腰が痛くてたまらず、
最後の大和さんをお見送りした時は限界だったので
早くて助かりました……。
05.jpg
待っている間、このような光景を二時間見ましたw

生徒さんが外に出てくると、やはり前に向かって押してくる人がいるので
パレード中はなかなか大変でした。
また、カメラを持っていた事からお写真も撮らせてもらったのですが
私の古いカメラではきつかったです。
夜である上に距離があったので……。
おまけに、傍に生えている街路樹が邪魔で
楽屋から出た後に卒業生さんが行なう挨拶が、よく見えませんでした。

それでも!!
七帆さんから後に出られた方は
パレードの途中で、報道エリアの前で立ち止まって下さったので、
その時は近くで見られました。
七帆さん、美羽さんを間近で見られた時、私は、
感激と悲しみとで感情がぐちゃぐちゃになり、泣いてしまいました。

陽月さんも間近で見られて、嬉しかったです。
顔が小さかった……!!!!
また、娘役なのにミョーに男前な感じで、とても格好良かったです。
素敵なトップさんだったなぁと改めて思いました。

最後の大和さんは──当初、車が登場した事で湧いたのか、
帝国ホテルがある方で(向かう先)わぁっと歓声があがったので
そちらの様子が全く分からない私達は、
「まさか通例を破ってそちらから来る?」と騒然となりました。
でも、次第に落ち着きを取り戻して「そんなわけはない」となったところ、
本物の大和さんが、通常通り、楽屋口からいらしたので
またまた歓声があがりました。
さすが男役トップさんだけあって、列の押しは一際凄かったです。
押しつぶされそうになっている人もたくさんいました。
06.jpg


そして、腰の痛みが限界だった私は
まっすぐ六本木駅に向かい、帰路についたのですが、
帰りに乗るのがボックス電車(席と席が向かい合うタイプ)で、
途中からお客さんがほとんどいなくなる事が分かっていたので、
発泡酒の缶を一本買って帰り、
車内が空いてから一人で乾杯しました。
喜びだけでなく、せつなさも強く感じた夜でしたが
スクリーンという間接的な形ながら、あれらを見られて良かったです。
大和さん、陽月さん、美羽さん、七帆さん、他の卒業生の皆様、
他の宙組の皆様、スタッフ様、
そして、チケットを融通して下さった某さん
本当にありがとうございました。
心から御礼を申し上げます。



この日は、スクリーンでの鑑賞という事で
くだけた格好で行きました。
(劇場での鑑賞だったら、もっとクラシックなコーデにしたと思います)
07.jpg
メタモルフォーゼのギンガムチェリーのスカートは
夏物の柄服の中でかなり好きな方に入り、
まだ今年は一度も着ていなかったので、履いていきました。
髪は、二つのお団子にまとめていき、
目障りにならない程度の小さなビーズの王冠を頭に乗せました。


2009-07-23 01:16  nice!(0)  コメント(0) 
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