SSブログ

感想@アニメ「蒼天航路」第14話:強の始まり*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「蒼天航路」の感想です。
今回は第14話「強の始まり」です。ネタバレがあります。
原作の漫画は未読です。

前回の第13話「強の始まり」はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-01

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-26-3


────

び……っっっっっっくりしました。
途中でいきなり、森川さんの涼やかなお声が聞こえたので。
私、声優さんには詳しくないですし、
興味もないのですが
(友だちが特定の声優さんを好んでいるので、
あれこれと見たり聴いたりはしています)
森川さんは別なんですよー。
私の大好きな声優さんなんです。
この人が演じる二枚目の美形青年は、総じて好きですw

なので、趙雲で森川さんのお声が聞けたのは嬉しかったです!
しかも彼は、敵軍を相手に敬語(丁寧語)を使ってましたね。
劉備とはまた違った意味で飄々としているのが素敵でした。
趙雲は、始終、つかみどころがない言動を見せていましが、
それは決して相手を小馬鹿にしているのではなく
本人は至って真面目らしいのが伝わってきました。
敬語を話す森川さんはたまらなかったです。
ただ、趙雲の今後を思うと
彼の出番はあまりないのでしょうか。

このアニメ、なにげに
ゲスト扱いの武将に素敵な声優さんを起用しますよね。
私は、前回まで登場していた董卓のお声の方も
大好きでした。

声と言えば、曹操を演じているマモ……宮野真守さんも
相当頑張ってらっしゃると思いますが
普段の彼が仕事で請ける役が少年〜青年が多いからか、
曹操の年齢が中年に入ってる(はず)の今は、
彼の声に若さを感じてしまうので
ついつい「頑張れ」と言いたくなってしまいます。
そういえば、今回から曹操が髭を生やしてたので
更に、彼の声と見た目にギャップを感じるようになりました。
私は宮野さんのお声が好きなんですが、
これはちょっと残念でした。
……とはいえ
これから三国志としての見せ場が多くなるのを思うと
ここでの主役の声優交代は無いですしね。
あとは宮野さんに頑張って頂くしかありません。



さて、ストーリーの感想です。

黄巾党の本体が持つ欲求を見事に突いた曹操の策が
凄いなぁと思いました。
黄巾党は、張角が存命だった頃もそうですが
まるで宗教に狂う団体のように描かれていました。
末端の人民で構成されているからこそ
城内にたっぷりと食料があるという噂に
簡単に惑わされ、移動したんですね。
まるで、餌を求めたイナゴなどの虫が大量に移動し、
その場の緑を食い尽くす蝗害を
人が演じたようだなと思いました。
逆に言えば、宗教は心を満たしてくれるけれど、
空腹を満たしてくれる事はまずないので、
そんな噂を聞いただけで本体がふらふらと移動してしまうほど
黄巾党の皆は飢えていたという事になります。

ぶっちゃけ、怪しい幻術使いの老人が、
城にある食料を求めて交渉を行なった際、
私はおかしくて吹き出してしまいました。
これ、自分たちがいかに食料で困窮しているかを
自ら言っているようなものですよね。
当初は大義を求めて戦っていたはずなのに、
今や、食料の奪取だけを目的にしてふらふらと移動している群れです。
まさに蝗害です。
あのままだったら、
曹操の激しい抵抗に事態が進展しないのを不満に思った皆が離反し、
黄巾党が内側から崩れていったかもしれないと思うので、
あそこで曹操軍の中に入れたのは、
黄巾党にとっては良かったのかもしれません。

普通は、味方の本体が合流したら嬉しいものなのに、
食料の備蓄に限りがある先発部隊にとっては
迷惑なものでしかないというのも、私には斬新でした。
本体というより難民の群れですよね、あれは。
人が多いからこそ、また、
一般の民で構成されている集団ならではの悩みだなぁと思いました。
面白かったです。

黄巾党の老人たちと行なった曹操の問答には
迫力がありました。
台詞が早過ぎて、メモを取るところではなかったですが
黄巾党の皆々がぐうの音も出ないほど、完全に説き伏せていた姿は
格好良かったです。
タイトルの“強”は、
画面に文字が出た“魏武の強”という言葉に掛かるんですね。
これは、曹操に与えられた、彼を賞讃する言葉でしょうか。



……と、話が分かったのはここまででした。
その後は、あっという間に流れていく話に
全くついていけなくなりました。
曹操は、夏侯惇との再会を喜ぶ間もなく
出兵の準備を新たに始めてましたが、
それを諌めようとした忠臣たちに
自分が天下そのものだと叫んでいました……よね……。
これは、部下たちを一蹴する事で
「つべこべ言わずについてこい」と言いたいのでしょうが、
どうしてそこまで曹操が強行したがるのか、
逆に皆が止めようとしたのかが分かりません。
確か、これが徐州大虐殺に繋がるんですよね。

徐州大虐殺をきっかけに
潜在的な敵を曹操が作ってしまったのを思うと
ここはちゃんと押さえておかなければいけないポイントだと思うので、
これからちょっとネットで調べてみます。
アニメだけで分からないと、ちょっと辛いです。
(ぼうっとしてた私が悪いのですが)



────
感想は以上です。


第15話「黒い嵐」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-15-1


2009-07-08 10:08  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。