さくらもちモチ

感想@「映画刀剣乱舞-黎明-」*ネタバレあり　[刀剣乱舞-ONLINE-] [編集]

映画「映画刀剣乱舞-黎明-」の感想です。
https://touken-the-movie.jp/

関連記事
【感想@映画「刀剣乱舞」ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-03-11



劇場公開二日目が土曜日！
しかもファーストデーで少し安く鑑賞できるということで、
いそいそと映画館に行ってきました。



良くも悪くも想像通りの内容でした。
物語は、刀剣男士が敵の時間遡行軍と戦って勝つだけです。
「期待通り！」と喜ぶ人もいれば、
物足りなさを感じた人もいたかと思います。
私は、推しの刀（三日月宗近、山姥切国広、山姥切長義）が
常に一振りは画面に映っている状態でしたので、
感想は前者でした。
彼らが勇ましく華麗に戦うのを
大きなスクリーンで観られるだけで幸せで、
それ以上は特に求めていなかったので、大満足です。

今回は、物語の枝葉に当たる部分
（臨時の審神者と刀剣男士の関係）が
公開前の情報解禁の段階から注目されていました。
私もギャル審神者とへし切長谷部のやり取りに
多大に期待していましたが、
これはもう凄く良くて、観ていて楽しかったです！
マイペースを貫くギャル審神者に
へっしーことへし切長谷部が振り回されるのが
特に可笑しかったですし、
二人がなんだかんだいって良い主従関係を結べているのが
最高でした。
最後にギャル審神者が名前をフルネームで名乗り、
へし切長谷部のことも
愛称ではなく名前でちゃんと呼んだ上で、
彼が彼女の名字に驚く……というシーンは
特に印象に残りました。
本音を言えば、もう少し彼ら主従を観たかったけれど、
こうして少々の物足りなさを感じるぐらいが
良かったのだと思っています。
メインはやはり、
女子高生審神者と三日月宗近であるべきだと思うので。

三日月宗近がカフェで
抹茶ラテマキアートを喜ぶシーンは、
NHKで放送されたドラマの「いいね！光源氏くん」を
思い出しました。
あのまま三日月宗近が和歌を詠み始めたらどうしようかと
一瞬だけ不安になりました。
三日月宗近といえばトーハク（東京国立博物館）です。
いつも定期的に公開されているので、
もし次に見学できる機会があったなら、
私も心の中で彼の名をしっかりと唱え、
熱く呼びかけてみたいです。



戦うシーンについては、
正直に言えば、途中で少し寝てしまいました。
とはいえ、退屈だと思ったり飽きを感じたりしたわけではないので、
殺陣の内容がつまらなかったのではなく、
私の体調不良のせいかもしれません。
（今回はお酒を呑みながら鑑賞していました）
刀ステでも途中でうつらうつらと居眠りしがちなのを思えば、
そもそも刀剣乱舞の殺陣とは相性が悪いのかもしれないです。

終盤で他の刀剣男士が渋谷の駅前に駆けつけた後、
大群衆が見守り、勝利を静かに祈る中で、
刀剣男士が活躍するシーンは
とても良かったです。
（さすがにここはばっちり起きていられました）
そういえば、今回登場した三日月宗近とへし切長谷部は
本丸が違うそうですが、
本丸毎の個性の違いを感じられた会話が
興味深かったです。
もっと「うちの誰々は……」と説明したり、
大人げなく張り合ったりしてほしいです。



最初に書きましたとおり、
意外なことは何一つ起こらず、
全てが予想通りに話が進んでいくので、
それを良しとするか否かで評価が分かれると思います。
あとは勿論、観客自身が審神者であるか否かや、
推しの刀が登場しているか否か、
登場しているとして出番が多いか少ないか、
たとえ出番が少なくても満足できるか否か……が
ポイントでしょうか。
私は、途中で寝たとはいえちゃんと楽しめたので、
エンタメ作品として十分に成立していたと思っています。
刀剣乱舞の知識が無くとも見られるようには作られているので、
これを機に新たなファン（ユーザー）が増えたなら、
本当に全ての人間が審神者になれる可能性に近付きますし、
今後が楽しみでなりません。
気が早いですが、
円盤が発売された際の特典映像は、
ギャル審神者とへし切長谷部の高速バス旅完全版で
お願いしたいです！



おまけの写真。

映画のちょぎ（山姥切長義）は
凄く凄く格好良かったです！
梅津瑞樹さん、とっても素敵でした。