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感想@アニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」第7話:月の出 [ハイキュー!!]

テレビアニメ「ハイキュー!!」第2期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第7話:月の出
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私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。

関連記事
【ハイキュー!! 記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/HQ

【テレビアニメ「ハイキュー!!」第2期】
以前の感想記事はこちら。
第1話:レッツゴートーキョー!!
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-18
第2話:直射日光
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-19
第3話:“村人B”
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-19-1
第4話:“センターエース”
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-20
第5話:『欲』
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-25
第6話:テンポ
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-26



第7話のあらすじはこちら。
 二度目の東京合宿へと向かう烏野高校排球部。しかし、出発当日となっても先日の衝突以来、日向と影山の間にまともな会話はなかった。前回の合宿以来、強くなるためにそれぞれが新たな挑戦をしているものの、いまだかみ合わない烏野は苦戦する……。
 みんなが自主練習に励むなか、ひとり別行動を貫く月島の抱えるものが垣間見える。

日にちが経過し、夏休みの合同合宿が始まりました。
日向のガツガツとした向上心に当てられて、
他の烏野の部員たちも新たなことに挑戦し始めると、
特に攻撃では上手くいかないようになり、
練習試合では負けてばかりになりました。
ここでめげないのが、烏野の真の強さですよね。
たとえ練習試合であっても
負けるのは絶対に悔しいはずなので、
途中で「やっぱり無理!」と諦めてもおかしくないのに、
いつか叶うかもしれない成果を求めて
地道な努力をただたただ懸命に続ける姿には
尊敬の念を覚えます。
また、試合の結果が常に酷いとはいえ、
烏野が手を抜いているどころか
それぞれの課題に必死になって取り組んでいるのだと
他校の生徒もちゃんと感じ取っているのか、
意地の悪い言葉で烏野を馬鹿しないのが
素晴らしいです。
(からかうことはたまにありますが、
仲が良いからこその遠慮の無さだと思います)



前回のお話で
日向と影山の速攻の問題に光明が見えたからか、
今回からはいよいよ月島に焦点が当てられます。
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日向を基軸として、
影山と月島は彼のライバルとして描かれていますが、
それぞれ違うタイプとして存在しているのが
非常に上手いです。
日向と影山は、生涯に渡ってのライバル関係であると同時に、
この烏野時代は変人コンビとして名を馳せることもあって
相棒としての特色がとても強いのですが、
月島は大きく異なります。

日向と月島は、日向と影山以上に
基本的な設定が逆に作られています。
その最たるものは、
二人の体格とバレーに対する熱意でしょう。
また、日向から月島に対する気持ちは、
多少の嫉妬はあるものの割とからっとしているのに対し、
その逆はかなり重く、湿度を伴っているのを感じます。
月島は、バレー愛を剥き出しにする日向への強い反発心もあって
彼を否定しようとするものの、
その実力や高い伸びしろについては嫌でも認めざるを得ず、
会話の流れによっては
今回の放送でもあったように卑屈な発言をします。
また、次週で明らかになるとある過去によって、
バレーを真面目にやることを愚かだと思っているせいで、
実はちゃんとバレーが大好きであるにもかかわらず、
他の部員のように本気で取り組むことができなくなっています。
日向の性格が、いかにも主人公らしく単純明快で
非常に分かりやすいのに対し、
月島の性格は少々複雑で分かりにくいのも
特徴です。



そんな月島が大きく変わるきっかけが、
第三体育館での夜の自主練です!
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私にとっては、このエピソードを機に
月島だけでなく黒尾さんと木兎さんのことも大好きになり、
その二人を介して音駒と梟谷のことも大好きになれたので、
とても思い入れがあります。
もしここで月島の心境が変わらなかったなら、
烏野は春高予選の決勝戦で白鳥沢に絶対に負けていたと
思えるので、
第三体育館組の面々には感謝するばかりです。
この時点での月島は全く気付いていないですが、
彼は本当に良い先輩に恵まれたと思います。

また、彼らよりも印象はやや薄いですが、
先輩として月島を気にかける旭さんも、
いつになく頼もしかったです。
日向に負ける気は無いと月島に宣言した上で、
その後の練習試合で本当に
彼にはボールを渡さない気迫を見せたくだりは、
何度見ても興奮しますし、
旭さんの格好良さに惚れ惚れします。
今回の話の中でも旭さんが言っていたとおり、
彼だけでなく烏野の皆の心に火が点いたのは、
勿論、日向のお陰なので、
彼が齎した相乗効果は本当に凄いんでしょう。
さすが主人公です!
でも、影響を受ける側にも
相応の感度(やる気)が無いと、
ただ「日向は凄いねぇ」と感心して終わるので、
彼のやる気に当てられて奮起した彼らも
ちゃんと凄いと思います。

そして、練習に一人だけ積極的ではない月島も、
実は例外ではなく、
しっかりと日向に当てられているのがポイントです。
プライドが高いせいもあって普段からあまり素直になれず、
捻くれた言動をすることが多い月島については、
どうしても初見時は
「なんだこいつ」と思うことが多いですが、
後々の話を知った上でここまで戻ってみると、
そんな彼も一転して魅力的に見えてくるんですから
不思議です。



次回は、月島の辛い過去が明らかになります。
私はその話に共感性羞恥を強く感じてしまうので、
未だに原作の漫画もアニメも積極的には見れないです。
でも、山口がとにかく格好良いんですよね……。
二人を語る上では絶対に外せない回なので、
私も頑張って視聴しようと思います。



続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」第8話:幻覚ヒーロー】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-03-08-1



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2023-03-07 13:08 
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