さくらもちモチ

感想：NHK朝ドラ「舞いあがれ！」第21週：新たな出発*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「舞いあがれ！」の感想です。
今回は以下の放送について記します。
第21週：新たな出発

以下の記述にはネタバレを含みます。

「舞いあがれ！」の初週と前週の感想記事はこちら。
【第1週：お母ちゃんとわたし 】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-10-07
【第20週：伝えたい思い】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-17-1



第21週のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/maiagare/

　2015年3月。舞（福原遥）と貴司（赤楚衛二）の結婚を祝うパーティーがノーサイドで開かれる。祖母の祥子（高畑淳子）や木戸（哀川翔）、信吾（鈴木浩介）、さくら（長濱ねる）など五島の人々や、なにわバードマンの先輩・由良（吉谷彩子）や航空学校の矢野倫子（山崎紘菜）も駆けつけた。久留美（山下美月）の父・佳晴（松尾諭）に伴われて悠人（横山裕）もやって来る。兄との久しぶりの再会を喜ぶ舞。それをめぐみたちは温かく見守る。

先週の放送の最後でようやく両思いとなった
舞ちゃんと貴司くんが、
月曜日の放送でもう結婚式を挙げていました。

幼馴染みで今も親しい二人がくっついたということで、
結婚までにはあまり時間を要しない
（長引かせる理由が無い）とは思っていたものの、
まさかここまで早いとはさすがに予想外でしたので、
かなり驚きました。
そして、舞ちゃんのウェディングドレス姿が
とても素敵で、可愛らしくて、
私も見ていて胸がいっぱいになりました。
悠人くんもギリギリ間に合って、本当に良かったです。

しかしそこから木曜日の放送までについては、
私にとっては非常に退屈でした。
以前もそうだったのですが
作中でネジの話が主になってくると、
急に面白くなくなるんですよね……。
これは、脚本が云々というよりも、
元から私がこの類の話に関心が無いというのが
一番の理由ですが
（製造業の努力と根性で何かを成す系の話に全く興味が無い）、
舞ちゃんはあくまで企画立案、その準備といった
お膳立てをするのみで、
実際にネジを作るのは他人なので、
苦労の末に何かが成されてもいまいち達成感に乏しいのが
原因としてそれなりに大きい気がします。
舞ちゃんが名案を思い付くシーンを見ても、
特に爽快感は無く、
「舞ちゃんは口だけじゃん。
実際にやる方の苦労はちゃんと分かってるの？」と
ツッコミを入れたくなるんですよね……。

なので、今週の話についても
「はいはい、オープンファクトリーも無事に成功して
『舞ちゃん凄い！　舞ちゃんさすが！』となるんでしょ？」と
いささか冷ややかな目で見ていたのですが、
金曜日の放送で
笠巻さんと彼のお孫さんが模型作りに参加し、
心のわだかまりが溶けて改めて仲良くなっていく様子を
見ていたら、
いつしか自然に感動している自分に気付かされ、
少し驚きました。
笠巻さんのお孫さんが、
模型作りを一人でするにはまだ幼くて、
笠巻さんがつきっきりで一緒にやる必要があるという設定が
とても上手く利いていたと思います。


また、あの飛行機模型が参加費千円で得られるというのも
良かったです。
私も参加したいと、素直に思いました。



さて、貴司くんは、
短歌教室を開くという新たな夢を得ましたが……。
歌集のための短歌を精力的に作りつつ
子供向けの短歌教室を開くのは、
普通に両立が可能では？と思えてならず、
彼がとりあえず短歌教室に絞った展開になったのには
首を傾げました。
また、貴司くんのことが大好きなリュー北條さんが、
一旦は否定しつつも結局あっさり彼の支持に回ったのにも
苦笑が漏れました。

短歌教室そのものも、あれでいいんですかね？
料金を全く取らないというのは勿論のこと、
最初から型にはめずに好きなように詠ませるのも、
まずは歌を詠もうとする子供の気持ちを育てたいという狙いは
よく分かるのですが、
あれでは習い甲斐が無いよなぁと思ってしまいました。



これから先、舞ちゃんは、
記者の御園さんと共に企業するんでしょうか？
私は、誰に対してもずけずけとタメ口で喋る御園さんが
ちょっと苦手なので、
彼女の出番が更に増えるかと思うと
少しだけ気が重いです……が、
放送も残り一か月なので、頑張って最後まで追いたいです。



続きはこちら。
【感想：NHK朝ドラ「舞いあがれ！」第22週：冒険のはじまり*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-03-03-1