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アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第27話:引力*ネタバレあり [アニナナ感想]

アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」第2クール
第27話「引力」の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
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アイドリッシュセブン Third BEAT! 8 (特装限定版)(Blu-ray)

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  • 出版社/メーカー: バンダイナムコフィルムワークス
  • 発売日: 2023/02/24
  • メディア: Blu-ray

関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/i7

アニナナ3期 第1クール初回と前回の感想記事はこちら。
【第1話:星を覆う雲】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-07-07
【第26話:Friends Day!】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-08



第27話のあらすじはこちら。
https://idolish7.com/aninana/
 メモリアルソングのランキングからTRIGGERが消されてもファンの投票は続き、制作局長も視聴者の声を反映させると決断。百はIDOLiSH7がTRIGGERの曲を歌うことへの影響を考えるが、望まれた曲を歌うという陸の意志は固かった。

これまで中断されていたアニナナ3期の放送が、
この度、無事に再開されました。
最終回までの残りの放送については、
ご存知のとおり映画館での先行上映がなされましたが、
私は見ていません。
ただ、アプリでの第3部シナリオは読了しており、
放送中断中に再び読み直したので、
感想も記しています。
【感想「アイドリッシュセブン」第3部】
第18章:24時間(第5話のみ)
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-09
第19章:禍福
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-10
第20章:見据えて未来だけ――
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-12

以下の文章をご覧くださる際は、
私が完全な初見ではない上に、
上記の感想記事と内容が重複するのをご承知くださるよう
お願いいたします。



チャリティー企画の大型番組「Friends Day」が
無事に終了しました!
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Re:valeが表でも裏でも頑張ってくれたお陰で、
月雲了さんの企みを実行前に潰せただけでなく、
メモリアルソングの第一位として
TRIGGERの「SECRET NIGHT」を流すことができて、
本当に良かった……のですが、
どうにも手放しで喜べないのは、
七瀬陸くんの訴求力が猛烈に発揮されたことにより、
彼だけでなくIDOLiSH7が大きな変化を迎えるのだと
痛感させられたからでしょう。
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魔王である和泉一織くんが覚悟を決めて、
「あなたをコントロールしてみせる」と陸くんに宣言し、
約束も交わしていましたが、
どちらも問題発生の前振りにしか見えなかったです。
一織くんが強く言い切れば言い切るほど、
陸くんが制御不能になる未来が容易に想像できてしまい、
不安ばかりが募りました。
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もしアイナナがファンタジー系の作品だったなら、
究極のモンスターを覚醒させた責任を一織くんが取るべく、
陸くんを泣く泣く処断する鬱展開になっても
おかしくはないです。
それをアイナナに落とし込むなら、
「陸くんのあまりの凄さに思わず怯んだ一織くんが、
今回の約束があるので実際に逃げることまではしないものの、
できることなら逃げたいという感情はしっかりと残っていて、
実は陸くんもそれに気付いている」
といった展開になるのかなと
勝手に想像しています。

陸くんと一織くんの未来は、
かつてゼロと九条鷹臣さんがどうだったかに因る部分が
非常に大きそうなので、
未だに不明なその過去を早く知りたいです。
一織くんは九条さんの二の舞にはならないでしょうが、
今のように野心と欲望のまま進み続けていくと、
割と近いところまで似てしまいそうなので、
見守る側でしかない私たち視聴者の覚悟も
それなりに求められる気がします……。
この先において、陸くんと一織くんがどう進んでも
深く傷付いてしまう未来から免れないのなら、
せめて少しでも傷が少なく、
一つ一つが軽いもので済みますようにと
ひたすら祈るばかりです。
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今回は、TRIGGERの三人の描写から始まりました。
変装を念入りにした上で、
いざFriends Dayの会場へ向かおうとした際に、
唐突に現れた九条さんに声をかけられて……という
第26話の最後のシーンの続きでした。
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九条天くんの本音としては、
これまで通り三人でTRIGGERを続けたいはずです。
しかし九条さんを誤魔化して彼の家を出る許可を得ている以上、
彼の目の前で自分の気持ちを素直に吐露することは
ちょっとできないわけで。
察しが良い人なら、天くんの事情や気持ちを汲み、
わざわざ九条さんがいる所で
天くんにそれを言わせることはしないでしょう。
八乙女楽くんの場合、彼が決して鈍いわけではなく、
天くんの気持ちをよく理解しているからこそ
敢えて九条さんの前で
彼に自分たちの方が大事だと言わせたいんですよね。
確かに、九条さんが本当に危険な人であるのを思えば、
楽くんのように九条さんの非を正面から糾弾した上で
彼とは絶縁する道を選ぶべきですが、
優しくて義理堅い天くんにはとても無理です。
自分がゼロになることで彼を救うと決めた天くんの思いは
あまりに強く、
他人が辞めさせようとしても応じないでしょうから、
妥協点をなんとか見つけていくのが
今後の課題なのかなと思っています。
楽くんも九条さんも、
この件では絶対に手を引かないと思うので、
全く関係の無い他人に無理に介入してもらうか、
問題の中心にいる天くんがどうにかするしかないので、
天くんには頑張ってほしいです。
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まあヽ(@□@)ノまあ



さて、そのFriends Day。
四葉環くんと父親の突然の再会劇が、
彼の知らないところで寸前で消えたのは、
本当に良かったです。
ただ、環くんは、脳が父親を認識する前に、
目や耳で彼の姿や声を僅かでも捉えた時点で
体が勝手に反応するようで、
今回、彼の視界と音が急にぼやけたシーンは
見ていてかなり怖かったです。
これ、かなり酷い症状ですよね。
父親が近くにいるかもしれないと思っただけで、
環くんがあんなふうになるなら、
実際に本人と対面させられた例の番組で
彼が急に感情的になって暴力を振るってしまったのは
もう仕方が無かったのだと、改めて思いました。

ふと思い立ち、つい先程、
アニナナ第1期の第15話を見直してみました。
今回と同じく、あの時も、
環くんの視界と音はぼんやりと歪んでいました……。
だからこそ今回の逢坂壮五くんの優しい言葉は、
いつも以上に環くんに深く沁みたと思います。
以前の壮五くんは、泣き叫ぶ環くんに胸を貸して
彼を慰めただけで終わりましたが
(個人的には、それでも十分だと思いますが)、
今の彼には、環くんが傷付く前に先手を打ち、
一緒に怒る心づもりがあるんですね。
環くんにとっては、
他の誰でもなく壮五くんにそう言われただけでも
嬉しいことだったと思いますが、
彼なら本当にそうしてくれるとの強い信頼があるので、
安心も得られたでしょう。
多分、壮五くんが思っている以上に
今回の言葉は環くんに強く効いたと思います。
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MEZZO"の二人については、
こう言ってほしいと望む言葉を相手が自然に口にするところが、
とても好きです。



環くんのお父さんは、
アニナナ第1期での初登場時と同じく、
顔がはっきりと分からない構図で描かれました。
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彼は酷いアルコール中毒を患っているようで、
今回も相当酔っていたのか、
足取りがおぼつかないだけでなく、
ろれつが回っていなかったり、
口を開ける度に唾液の糸が引いていたりと、
見るからにヤバい人という感じで描かれていました。
半端ない不愉快さがありました。



Re:valeが了さんに種明かしをするシーンは爽快でしたが、
それ以上に、狗丸トウマくんを相手に
うきうきと話す了さんがとても魅力的で、
発言の内容は酷いのについ見入ってしまいました。
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了さんの歌うような台詞回しは、
いつ聞いても心地よいのですが、
今回は特に素晴らしく、
「声優・高橋広樹劇場」と言っても過言でないほど、
高橋さんの上手さがあってのシーンだったと思います。
身振り手振りがやたらと激しい了さんが
表情をコロコロと変えるのに合わせて、
声のトーンや抑揚も短時間で大きく変わっているのが、
本当に素晴らしかったです。



そして、視聴者による投票結果の通りに、
メモリアルソングの一位となった「SECRET NIGHT」が
IDOLiSH7の歌唱で披露されました。
新鮮味があって別に悪くなかったものの、
TRIGGER版の「NATSU☆しようぜ!」と同じく、
何ともいえない違和感があるのは否めなかったです。
やはり、グループのイメージに適した楽曲を歌うのは、
アイドルにとってとても大事なことなんだと、
今さらながら思い知らされました。
以前の感想記事でも書いた覚えがありますが、
作中で最も楽曲の制限が緩いのがRe:valeで、
実際、一番幅広く歌っている気がします。

しかしながら、ご存知のとおり、
この曲で注目したいのはそこではなく……
訴求力を全開にした陸くんの歌でした。
元々条件が揃っていた上に、
直前の一織くんからの念押しもあって、
陸くんはフルパワーで訴求力を爆発させました。
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特に、歌の後半で観客の声が大きくなった後、
陸くんと観客の歌声のみになり、
彼が「もっと大きな声で俺と一緒に歌って」と
内心で懇願するシーンは、
本当なら感動極まりないシーンのはずなのに、
背筋がぞくぞくするような怖さの方が強く、
見ていてちょっと気味が悪かったです。
でも、このライブシーンの陸くんが
特に作画が素晴らしかったのもあって、
スクショする私の手は止まりませんでした。
「これが訴求力か!」と痛感しながら
陸くんをたくさん撮りました。
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会場の二階席に座る楽くんと十龍之介くんが
素直に感動していた一方で、
天くんは本当に辛そうでした。
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もしも天くんが、
歌唱披露前の陸くんと一織くんの約束を知ったなら、
彼にしては珍しく激昂して、
「僕の大事な陸に、なんてことをしてくれたんだ」と
罵ったかもしれません。
しかし、そんな一織くんも、
ちゃんと納得して許可を出しただけでなく、
歌唱中は不安や恐れが消え、興奮もしていたとはいえ、
直前まではずっと顔を強張らせていたので、
いつか「あの時、私が彼を止めていれば……」と
激しく悔いる羽目になりそうな予感がします。
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もう不安しかないです。

実際、陸くんが放った訴求力の効果は絶大で、
Friends Dayの会場を出た観客たちは
口々に陸くんを賞賛していました。
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陸くんの訴求力をもろに浴びてしまったんですから
こうなるのは当然なのでしょうが、
客の感想(感情)が自然に統一されてしまう現象は、
冷静に考えるとかなり怖いことです。



終了後、いつにない疲労感と達成感により
Re:valeもIDOLiSH7もだらだらとしていましたが、
今夜を機に世界が変わると知っている一織くんだけは
そうではなかったのが、
やはり印象的でした。
だからこそ、環くんの他愛のない悪戯が
いつも以上に微笑ましく感じられた気がします。
今後、IDOLiSH7がどうなったとしても、
環くんにはいつまでもこうであってほしいです。
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あと、MOPでTRIGGERの順位が上がったのは、
単純に良かったです。
普通に喜べることが一つでもあるのが救いでした……。



次回からは、いよいよ世界が変わりますね!
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例のベランダ事件もとうとう起こるようで、
視聴するのが楽しみであり、怖くもありますが、
しっかりとついていこうと思っています。



続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第28話:変わる景色*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-12
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なんかもう……色々と……大変でした……。
予想通りではあったものの、観るのが辛かったです。



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2023-02-07 23:22 
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