SSブログ

感想@アニメ「ハイキュー!!」第15話:復活 [ハイキュー!!]

テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期の感想です。
今回は以下の話について記します。
第15話:復活
01HQ_top.jpg

劇場版総集編 前編『ハイキュー!! 終わりと始まり』(初回生産限定版) [Blu-ray]

劇場版総集編 前編『ハイキュー!! 終わりと始まり』(初回生産限定版) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/09/16
  • メディア: Blu-ray

私の推しは青葉城西の及川徹さんです。
原作の漫画は最後まで読み、
アニメも視聴済みですので、
以下の文章では先のことについて触れる可能性があります。

関連記事
【ハイキュー!! 記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/HQ

【テレビアニメ「ハイキュー!!」第1期】
初回と前回の感想記事はこちら。
第1話:終わりと始まり
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-13
第14話:強敵たち
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-28

【ハイキュー!!×サンリオキャラクターズ コラボ商品*TSUTAYA】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-01-23



第15話のあらすじはこちら。
 インターハイ予選初日の朝を迎えた。日向にとっては二回目の公式戦ということもあり、気合も緊張も人一倍!広まっている烏野の不名誉な異名を払拭して「烏野の復活」を見せつけることはできるのか!?
 各校の注目株も集まり、試合開始へ向けて緊張が高まる。

インターハイ予選の県大会の初日を迎えました。
早朝の登校時の描写で、
旭さんがしんみりとした様子で話し始めた時は、
初見時の私も彼と同じ想像をしたので、
大地さんと菅原さんが即座に横槍を入れたのが
少し意外でした。
でも、この日の初戦の結果次第では
部活動への参加が終わるかもしれなかったとはいえ、
まだまだ続けたい、大会で勝ち残りたいと
心の底から強く思っているからこそ
安っぽく感傷に浸ることはせず、
いつものように前だけを向くように努めた姿からは、
それだけで負ける気がしないというか、
強豪校らしい気構えがあるのが伝わってきました。
たとえば、試合で最後に問われるのが
心の強さであるのを踏まえると、
やはり生徒がどういう気持ちで試合に臨むのかは
物凄く大事です。
朝から「今日で最後か……」としんみりしていたら、
試合でピンチを迎えた時や、
敗色が濃厚になった際にそれをふと思い出し、
結局、そのまま心が奮い立たずに
本当に試合で負けてしまったという流れは、
割とよくあることだと思います。



烏養さんが調べてきてくれた強豪校たちが
今回、本格的にお目見えしました。
その中でも特に注目すべきなのは、
烏野の二回戦の相手となる伊達工業でしょう。
私は二口くんが特に好きなので、
ちょっと生意気なところがある彼を久し振りに見たら
顔がにやけてしまいました。
また、私の中では、
黄金川くんが加わった後の苦労人の印象の方が強いので、
生意気で口の減らない問題児だった二口くんが、
ちょっと懐かしかったです。

また、ここだけに限ると
青根さんがやたらと怖そうに見えるので、
得体の知れない感じがするのが新鮮でした。
試合での青根さんが脅威なのは当然ですが、
それ以外では日向と仲良くなる人という印象の方が強く、
怖さは微塵も感じないので、
青根さんが旭さんを指してロックオンしたシーンも含めて、
「あぁ、この時の青根さんはこうだったね……」と
しみじみしてしまいました。



そして青葉城西!
今回は及川さんの出番がたくさんありました。
試合でのとびきり格好良い及川さんはお預けでしたが、
他校の女子生徒にもモテモテっぷりを見られたのが
嬉しかったです……。
もし私がハイキュー!!の世界に入れたなら、
この時もかなり遠くから及川さんを見つめることしかできなくて、
彼に遠慮なく近付いたあの女子生徒の群れに対して
凄く嫉妬したと思います。
手作りクッキーを及川さんに食べてもらえた生徒のことが、
本当に羨ましいです。
あと、及川さんに写真撮影を頼んだ女子の声が、
上擦っているだけでなく、緊張で少し震えてもいるのが
上手いなぁと思いました。
彼女らの過剰に興奮した声を聞いただけで、
及川さんは本当に憧れの的なんだという実感が湧いてきます。

そんな及川さんの後頭部にわざとボールをぶつけて、
彼を連れ帰ろうとした岩泉さん。
まるで勝手気ままなペットを躾ける飼い主のようで、
ここは何度見直しても笑ってしまいます。
及川さんが作中屈指の色男で、頭が良さそうで、
基本的には人当たりも良く、
バレーは県内トップクラスの実力を誇るほど上手い……など、
なんでもできそうと思えるほど優秀な人なのに、
岩泉さんだけには絶対に頭が上がらないというのが、
とても好きです。
実際、たまに心の弱さが出る及川さんと違って、
岩泉さんはずっと強くて、男気も人一倍あるようなので、
「男が惚れる男」みたいな感じなのかなと思っています。

その及川さん。
烏野の試合が始まっても、
スタンドの観客席でのんびりとしていましたが、
日向と影山が速攻を決めた時は、
前方の手すりまで移動していました。
及川さんがどれだけ彼らに注目しているかが
よく分かるシーンだったと思います。
また、尋常でない日向の高いジャンプは、
相手チームの常波の生徒を圧倒しただけでなく、
あの体育館にいた他の人々の目を奪ったようです。
隣のコートで試合中だったらしい伊達工の部員も
呆気に取られていたのが、
とても印象的でした。



前回の感想記事の最後で少し触れたとおり、
アニメ第1期の折り返しを過ぎた今回から
2クール目となったため、
合わせてOPとEDが新しく変わりました。

まずはOPの映像について。
烏野男子排球部の紹介に徹していた前回に続き、
今回も途中まではそうでしたが、
物語がインハイ予選に突入したこともあり、
ライバル校たちの映像が追加されました。
特にサビからの、
及川さんのジャンプサーブが最初に描かれた後、
それを西谷先輩が見事にレシーブしたことにより、
一転して攻める側になった烏野で見せ場を作るという流れが、
とても好きです。
特に、日向が移動攻撃を決めるシーンは
躍動感も臨場感も凄いので、
未だに見入ってしまいます。
日向が空中にいる時のユニフォームのはためきが、
とても好きです。

最後、体育館に一人で立つ日向が、
いつになく神妙そうに自身の胸元を掴むと、
無言の影山がその隣に立ち、
それに気付いた日向がハッとするシーンは、
短いながらも、日向と影山の関係性や、
ハイキュー!!という作品全体を雄弁に語っていて、
特に秀逸だと思います。
ここの影山は、何と言っているんでしょうね。
言われた直後の日向が不敵そうに笑っているので、
影山もいつものように
「ぼけっとすんな。今日も勝つぞ」などと言って
彼を軽く煽っていたのかなと想像しています。



EDは……
アニメが初めて放送された時の初見時は、
日向でなくどうして影山なんだろうと不思議でした。
今でこそ私も
「ハイキュー!!は日向と影山のW主人公だ」と
自然に思えていますが、
当時は日向のみがそうだと疑わなかったんです。
でも、本編はどうしても日向に偏りがちであるのを考えると、
EDで影山に焦点を当てた映像を流すのは、
作品全体のバランスを取るには最適だと思います。
それに、バレーをひたすら愛する影山が
学校の体育館で黙々と個人練習をしたり、
外で走ったりするだけという映像は、
それだけで全てを物語っていると言えるでしょう。
地味な練習でも全く苦とせず、手も一切抜かず、
いくらでもやれそうだという感じからは、
影山がバレーに向ける真摯さや熱意が伝わってきますし、
それをずっと一人でやっているという点には、
彼の孤独を感じます。
後者については、
終盤で影山の後頭部にボールがぶつかり、
反射的にムッとした彼が、
「おまえかよ」と言うように
口角を僅かに上げるシーンに繋がることで、
より意味を持つようだと感じました。
このEDでは、日向の姿は全く登場しないのに、
ボールと影山の表情だけで彼をはっきりと認識できるのが
めちゃくちゃ素晴らしいです。
また、EDが始まってすぐの影山の横顔は、
中学時代の辛い思い出を抱えた彼が
決意を固めて烏野にやって来た時のシーンでもあるかのように、
いつも以上に険しい表情をしているのに、
最後は僅かながらもちゃんと微笑んでいるという構成が
とても好きです。
影山に対して
「そんなふうに笑えるようになって良かったね」という安堵が
私の中で湧いてくるのは勿論ですが、
その表情の変化の理由がボールをぶつけてきた相手(日向)であると、
暗に示されているような気がするからです。
そうであって当たり前でしょうけれど、
ハイキュー!!を分かっている人が作ったのだと
よく分かる映像だと思います。
今は、全てのEDの中で一番好きと言えるぐらい、
私の中では特別な映像です。
私は二番目の推しが影山なので、
彼しか登場しない映像というだけでもこのEDは好きなのですが、
それを抜きにしても本当に本当に大好きです。



今回は以上です。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

続きはこちら。
【感想@アニメ「ハイキュー!!」第16話:勝者と敗者】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2023-02-02



ハイキュー!! 10thクロニクル (ジャンプコミックスDIGITAL)ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)ハイキュー!! 45 (ジャンプコミックスDIGITAL)ハイキュー!! 44 (ジャンプコミックスDIGITAL)ハイキュー!! 43 (ジャンプコミックスDIGITAL)ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝頂の景色・2″スペシャルエディション [DVD]OVA『ハイキュー 陸 VS 空』 [DVD]




2023-02-01 17:56 
共通テーマ:アニメ


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。