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感想@テレビアニメ『「艦これ」いつかあの海で』Episode4：佐世保*ネタバレあり　[艦隊これくしょん -艦これ-] [編集]

テレビアニメ『「艦これ」いつかあの海で』の感想です。
今回はこちらについて記します。
Episode-4：佐世保

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第4話のあらすじはこちら。
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　激戦となった「海峡夜戦」。1YB3H「時雨」は、佐世保への帰還を果たしていた。だが、彼女たちの参加した捷一号作戦決戦は、戦術的勝利を勝ち取ったものの、艦隊の受けた損害も甚大だった。
　1YB3Hは解隊、「時雨」は新たに再編された第二水雷戦隊へ配属される。

三週間のお休みを経た上での
「いつ海」第4話の放送でした。
お休みといっても
同時間に第一話からの再放送がなされ、
特に改訂版と銘打たれた第三話は
エフェクトに手がかなり加えられていて、
より臨場感が増す出来になっていました。
最後、血だらけの顔で海峡夜棲姫に挑む山城さんは、
何が何でもここで敵を倒す、
自分に任された作戦を絶対に遂行するという意思が
更に強く伝わってくるようになっていました。
凄かったです。



第四話は、その後日譚であり、
次の戦いの準備となる日常回だったのですが……
普段からゲームなどで「艦これ」をよく知る勢には
衝撃的な内容でした。

まずは、なんといっても
「いつ海」の鎮守府において
提督の顔と声が明らかになった点です！

一期のアニメでも提督が存在していたようですが、
艦娘の話題で挙げられるのみに留まり、
あくまで匂わせで終わっていました。
しかしこのアニメ二期では、
男性提督の姿がばっちりがっつり映っただけでなく、
喋ったんです！！
鎮守府の玄関前での扶桑姉妹とのお別れのシーンで、
提督の姿が下から映った際に、
「どうせ口元までで、そこから上は映さないんでしょう？」
→顔全体が映った！　イケメンなおじさん！！
からの
「どうせ喋らないよね？」
→喋った！　イケボ！　声優は成田剣さん？
となったのは、かなり面白かったですし、
めちゃくちゃ興奮しました！

制服から見て取れる提督の階級は、中将だそうです。
これは西村艦隊を率いた西村祥治さんが
中将だったことを受けてのことでしょうか。
そうだったら良いなと思っています。



加えて驚かされたのが、
扶桑さんの指に指輪がはめられていた点です。
「艦これ」での扶桑型の戦艦は旧式だということなので、
扶桑さんがずっとケッコン艦として
あの男性提督を陰で支えていたかと思うと、
お別れの挨拶で彼女が彼の頬にそっと触れたのも
当然のことでした。

ここは凄く良かったです……。
ケッコンはあくまでケッコンカッコカリで、
ガチ結婚ではないとは思いますが、
扶桑さんからも男性提督からも、
相手への深い慈しみと思慕を感じました。

西村艦隊の七隻全てが
あの死闘から生きて帰ってこられただけでも
良かったとはいえ、
損傷が特に酷かった艦娘は
もう二度と艤装を装備できない、
艦娘として出撃できないという事実は、
どうしても重いです。
それでも、鎮守府を去る際の扶桑姉妹が、
柔和な笑顔で会話を楽しみながらだったのが
唯一の救いでした。

先に除隊した白露ちゃんと同様に、
扶桑姉妹もどこかでひっそりと幸せに暮らせることを
心から祈っています。

ところで、
別れ際に山城さんが時雨さんに渡した小箱の中身は
何だったのでしょうか。
戦艦には付けられないけれど、
駆逐艦には大事なものということですが……。
熟練見張り員やソナーといった装備かなと
想像しています。



さてBパートでは、
時雨ちゃんと男性提督の会話に続き、
彼女が佐世保でつかの間の休日を過ごす話が
描かれました。
「いつ海」は全八話という短さなのに、
日常パートにこんなに尺を割いて大丈夫なのかと
心配になりました。
時雨ちゃんは次回から本格的に
矢矧さんたちと交流を持つようなので、
それを今回に前倒ししても良かった気がします。
でも、その懸念から目を逸らせば、
時雨ちゃんが過ごした雪風ちゃんとの休暇は、
私にとっても楽しい時間でした。
色々な発見がありました。

まずは佐世保の街について。
鎮守府に艦娘以外の人間がいたように、
佐世保にも一般人が普通に生活していると
初めて判明しました。
上記の提督の件と同様に、
DMMやアーケードのゲームは勿論のこと、
アニメの一期でも具体的な描写は皆無だったので、
この件で驚いた提督はたくさんいたと思います。
私も「あ、人がちゃんといる……」と
思わず目を見張りました。

艦娘は有名人なんでしょうか？
すれ違った子供たちから慕われているようなのが、
微笑ましかったです。

そして、旅館での雪風ちゃんとの再会です。
海峡夜棲姫との戦いの終盤でも、
雪風ちゃんが時雨ちゃんを助けるシーンが
ありましたが、
お互いに相手の存在を知ってはいても、
まともに話したことはなかった
（そういうきっかけが無かった）
という感じだったのでしょうか。
でも、すぐに意気投合した二人は、
楽しい時を過ごせたようで、
時雨ちゃんの心の傷も少しは癒えたかと思うと、
彼女の半舷上陸を許可した提督の判断を
讃えたいです。

雪風ちゃんについては、
まだ詳細が出てきていません。
もし彼女が史実通りの過去を持つのなら、
時雨ちゃんと同じく、
相当な修羅場を経験しているはずです。
時々、彼女がふっと大人びた顔をするのは
そのせいかもしれないと、
勝手に邪推しています。

そして、谷間の存在！！！[
「おおお……雪風に谷間があるわ……」と
私もつい彼女の胸元に注視してしまいました。
勝手に、もっとぺったんこだと思っていたので、
お育ち中らしきそれが意外でした。

それと、旅館の朝食が質素すぎたのは、
戦時下の食糧事情が反映されているからでしょうか。
街の商店で食料が売られていたことからして、
まだ配給制ではないようですが、
一汁二菜という朝食の内容は
鎮守府で出される食事以下としか思えず、
人々の生活はやはり辛いものなのかなと
思わずにはいられませんでした。
せめて干物……玉子も欲しい……。
（尤も、白米が出された時点で
最上級のもてなしを受けたと言えるのかもしれませんが）



Bパートの最後は、二水戦の集合でした。

旗艦を務める矢矧さんが、
凄く凛々しくて格好良かったです！！
ゲームでの矢矧さんも、強いだけでなく、
何でもできることに頼りすぎて本当に色々と任せがちで、
攻略では彼女におんぶにだっこ……という状態なので、
皆に頼られる彼女をアニメでも見られるようなのは
楽しみでなりません！

時雨ちゃんも当分は忙しくなりそうですが、
そのせいで悲しみや淋しさから解放されるなら、
それはそれでありかなと思えます。
心身共に大変でしょうが、頑張ってほしいです。



最後のEDでは、
一部の静止画が変更になっていました。
最も分かりやすかったのは、
志摩艦隊の三名（阿武隈・足柄・那智）が、
最上さんと龍鳳さんになった点です。

戦況に合わせての変化でしょうが、
嬉しくもあり、ちょっと淋しくもあり、
複雑な気持ちになりました。

次回も楽しみです！



続きはこちら。
【感想@テレビアニメ『「艦これ」いつかあの海で』Episode5：二水戦*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-23