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アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第24話:反撃開始 その2*ネタバレあり [アニナナ感想]

アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」
第24話「反撃開始」の後半部分の感想です。
以下の記述には、先の展開を含むネタバレがあります。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽くんです。
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アイドリッシュセブン Third BEAT! 8 (特装限定版)(Blu-ray)

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  • 出版社/メーカー: バンダイナムコフィルムワークス
  • 発売日: 2023/02/24
  • メディア: Blu-ray

関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/i7

アニナナ3期 第1クール初回と第2クールの感想記事はこちら。
【第1話:星を覆う雲】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-07-07
【第14話:脅威】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-10-11
【第15話:傷つかぬ魂】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-10
【第16話:天使とモンスター】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-12
【第17話:逆転の一手】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-13
【第18話:Dear Butterfly】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-13-1
【第19話:3人の決意】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-16
【第20話:醒めない夢を一緒に】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-22
【第21話:絆と約束】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-11-26
【第22話:Anytime,Anywhere】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-03
【第23話:歌い続ける覚悟】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-05
【第24話:反撃開始】その1
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-13



第24話のあらすじはこちら。
https://idolish7.com/aninana/
 TRIGGERのライブは大成功を収め、楽と天と龍之介は改めて3人で共に歩んでいくことを誓い合う。世間の風向きも変わり「MOP」(Music of People)の公式サイトでは、TRIGGERの順位が急上昇。その波に乗って、Re:valeも反撃を開始する!

24話の感想が長くなったので、二つに分けました。
この記事では、後半Bパートの感想を掲載します。

TRIGGERのFSCホールでの公演が
大成功で終わったにもかかわらず、
月雲了さんによる圧力はまだ続いているのか、
テレビでは全く取り上げられないとのこと。
それでも世間の関心は
再びTRIGGERに寄せられているようで、
MOPでの順位が上がってきました。
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TRIGGERの短期間でのあまりの急落や、
不自然すぎる現在の干され具合に対して、
世間では疑問の声だけでなく、
同情や共感、応援も増えているようです。
MOPでのこの順位は、
まだ好意的な意見と否定的な意見が混在していて、
良くも悪くも注目を集めているせいでしょうから、
今のTRIGGERはまさに踏ん張り時です。

ぶっちゃけ、人間は、
弱者がのし上がっていく様を見るのが好きです。
そこに刺激的で感動的な物語が付随すれば、
異様と言えるほどの過度な熱を帯びた応援を得られるのも
可能でしょう。
デビュー以来のトップアイドルとしての高い実績と
一連の不遇な出来事を合わせれば、
後はもう這い上がるだけのTRIGGERには、
そうなる可能性が十分にあります。
MOPにランクインした芸能人の中で、
この利点を所持する人は、
おそらくTRIGGER以外にはまずいないでしょうから、
TRIGGERには今の不遇さを逆手に取るぐらいの気合で
頑張ってほしいです。



MOPの途中経過では、IDOLiSH7も高順位にいました。
自分たちの順位も大事だけれど、
TRIGGERのために何かをしたいと漏らす和泉三月くん。
そして、こんな時でも
「TRIGGERのためにIDOLiSH7の立場が悪くなるのは困りますが」と
わざわざ前置きをしてしまう弟の一織くん。
一織くんは、常にIDOLiSH7を最優先としているので、
こういう時はどうしてもブレーキ役になりがちです。
一織くんも普段からTRIGGERとは親交があり、
兄の「何かをしたい」という思いにも共感しているので、
今回は異を唱えずに同意を示した……けれど、
最も優先したい点も言わなければ気が済まないあたりに
彼の生真面目さや、経験不足による未熟さ
(ここで一織くんがああ言う必要は無いのに、
そうせずにはいられない精神的な幼さ)が伺えて、
面白かったです。
もしかしたら、この時の一織くんは
気の置けない兄と二人きりだったので
気持ちが少し弛んでいただけかもしれませんが。



さて、テレビ番組の収録でTRIGGERの名前を出しても、
録画出演ではその部分が編集で切られる現状を受けて、
いっそ生放送でそれをやってみようと思い立った三月くん。
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ここの三月くんが、とびきり可愛い!
三月くんは緊張が顔に出やすいそうで、
結局、IDOLiSH7が誇る演技派の二階堂大和くんが
その役目を担うことになりました。
スクショは撮れなかったのですが、
ここで缶ビールのアップになるのが、とても好きです。

歌唱披露の直前のトークにおいて、予定どおり、
唐突にTRIGGERの名前を挙げた大和くん。
大和くんに質問を振った男性司会者は、
明らかに動揺したものの、すぐに機転を利かせて、
彼の答えの一部(TRIGGER)を無視することで、
どうにか切り抜けました。
話が広がらなかった結果に対し、
大和くんは手ごたえを感じなかったようですが……。
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三月くんが「大丈夫」と太鼓判を押したとおり、
伝わった人もちゃんといました!
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二つのグループの友情は、
作中のファンの間でも周知の事実であるようです。
それをあまり好まない人たちはともかく、
温かく見守っていたファンには
嬉しいハプニングとして喜ばれたと思います。
何より、TRIGGERの立場が低くなっても
IDOLiSH7は彼らを見捨てない、
まだ友情が続いているんだと分かる出来事は、
IDOLiSH7の義理堅さや、情の篤さに繋がるので、
好感度の上昇に直結します。
「名前を出してもらえたTRIGGERとTRIGGERファンは、嬉しい」
「TRIGGERの名前を出したIDOLiSH7にも、利点がある」
という感じで双方に有益となったのが、
とても良かったです。
更に言えば、これについては、
直後に登場するRe:valeにも言えることでした。



IDOLiSH7の出番が終わると、
真打登場……いよいよRe:valeが映りました。
今回は、IDOLiSH7もいるスタジオでの出演ではなく、
地方のライブ会場からの生中継とのこと。
千さんが開口一番、大和くんを呼んで、
「僕たちのライブにも行きたかったって言ってよ」と
満開の笑みで言っていたのが、
とにかく最高でした。
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千さんの笑顔が良い……。本当に素敵です。
何も知らない視聴者がこの千さんを見たら、
「美青年が上機嫌で笑っている」としか思わない一方で、
Re:valeやIDOLiSH7をよく知る私たちからすると、
大和くんへの悪戯心が全面に出た笑顔としか見えないのが
面白かったです。

ここ、千さんと大和くんの関係性のお陰で、
直後の大和くんによる
「超行きたいですー」という気のない返事や、
陸くんたちの本気の「行きたいです!」も含めて
実に楽しい会話になっていました。
同時に、千さんの上記のお願い発言により
大和くんがTRIGGERの名前を唐突に出したのを
間接的に蒸し返しているのが、
とても好きです。
あの男性司会者は、
大和くんの回答の一部をわざと無視することで
何とか危機を乗り切ったのに、
また千さんに余計なことを言われてしまい、
内心ではひやひやしていたと思います。
仮に、そこから彼らの会話が膨らんでしまい、
再び誰かの口からTRIGGERの名前が出されでもしたら
たまったものではなかったはずです。



映像が本格的に中継先のRe:valeに移ってからが、
この回の山場でした。
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Re:vale、好き?
俺たちのどこが好き?

ありがとう!
だけど本当はさ、こういう俺たちがたまんないでしょう?

こう煽る百さんがむちゃくちゃ格好良くて、
見る度にぞくぞくします。
直前まで可愛くおどけていた百さんが、
急に好戦的で凛々しい表情を浮かべて
ファンや視聴者をこれでもかと煽る差が、
凄まじかったです。
このシーンになると
録画を散々見直している今でも拳に力が入り、
くぅっという声も出そうになります。
反撃開始の狼煙を見届けた気持ちになります。
「さぁここからだ!
俺たちの戦いっぷりを見てろよ!」と、
ファンや一般人そして了さんにも
百さんが啖呵を切った瞬間でした。



そして「太陽のEsperanza」の歌唱が始まりました。
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めちゃくちゃ興奮しました。
最高に素敵な楽曲で、
歌い踊るRe:valeがとにかく格好良くて、
もうもうもうもう……百さんの言うとおり
どうしようもなくたまらなかったです。
特に、歌がBメロに入り、
Re:valeの背後にバックダンサーのシルエットが
ちらちらと映り出してからは、
未だに彼らに目を奪われてしまいます。
バックダンサーの正体がTRIGGERだということに
いち早く気付いた客席のファンが
「……あ!」と息をのむ瞬間は、
何度見ても同じ気分になりますし、
嬉しくて嬉しくて泣きそうになります。
2018年に開催された最初のナナライ(RTI)の円盤で
この「エスペランサ」の映像を自宅で視聴した際に、
ダンサーさんにTRIGGERの姿を投影していたら
感動が深まってやはり泣きそうになったのを、
ふと思い出しました。
以下の画像は、
そのことを書いた当ブログ記事のスクショです。
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https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-10-25

「エスペランサ」の歌詞を読むと、
逆境に立ち向かう人の曲であり、
そういう人を応援する希望の曲でもあると分かります。
【歌ネット:太陽のEsperanza 歌詞】
https://www.uta-net.com/song/242565/
でも、月雲了という名の敵の存在と、
これがRe:valeの歌であるという点を強く意識した上で
曲を聞いてみると、
ここまでのシナリオの通り、
Re:valeがTRIGGERをどれだけ大事に思っていて、
彼らを失墜させた了さんに対して激しく怒っており、
蔑んでもいるという感情が、
はっきりと見えてきます。
まさに激おこ 宣戦布告ソングです。

歌詞の内容を重要視するのであれば、
TRIGGERがこの曲を歌って
了さんに直球勝負を仕掛けても良かったと思います。
しかし、まだ直接的な被害を受けていないRe:valeが
敢えて後輩のためにこの曲を歌うことで、
芸能界でのRe:valeの立ち位置(絶対王者)が
より明確になっただけでなく、
物語に深みを持たせることにも成功し、
ドラマチックな展開になったのが
素晴らしいです。

今回、TRIGGERをゲスト出演させたRe:valeは、
反ツクモという意思を
業界の関係者に向けて強く示しただけでなく、
芸能界を飲み込む巨悪と戦う姿勢を
視聴者にまざまざと見せつけたことになります。
TRIGGERが急に干された件だけでも不自然だったのに、
本来はメインで歌える立場だった彼らを
Re:valeのバックダンサーとして出演させた
(バックダンサーとしてしか出演させられなかった)のは、
更に不自然なことなので、
真実を知らない作中の視聴者もさすがに
「これは何かあるよね……」と察したと思います。
Re:valeがそういう人たちの興味を引いて、
味方につけることができれば、
八方塞がりな窮状を打破できるかもしれません。
何より、作中の視聴者が感動していたとおり、
今回のRe:valeの勇気や行動力を讃える人は、
とても多かったでしょうから、
以前からのRe:valeの熱心なファンも、
この件を機に改めて彼らを気にするようになった人も、
今後の彼らの動向から目を離せないはずです。
もっと単純に言えば、
「Re:valeって格好良い!」と思う人が
今後も続々と増えるでしょう。
Re:valeも、上で触れたIDOLiSH7と同じように、
自分たちの利を得るためにTRIGGERを利用したのではなく、
彼らを助けたいという真摯な願いで動いた結果、
この件で頑張った皆が総じて幸せを掴めるという流れが
本当に大好きです。



大和くんが曲の途中で苦笑しながら
「参っちゃうよな」とこぼしていました。
二つのグループの現時点での力量の差を考えれば、
IDOLiSH7がRe:valeに敵わないのは当然ですが、
企画力や実行力、そして芸能界への影響力を
こういう形でまざまざと見せつけられると、
大和くんでなくてもそう言ってしまうと思います。
かつて歌番組に出演するTRIGGERを応援しようとした際に、
うちわやペンライトを準備したIDOLiSH7と
新車を痛車に変えて会場に駆けつけたRe:valeの差が
面白く描かれていましたが、
それの進化系が今回の二つのグループの行動でした。

ブラホワ一位という明確な実績と
これまで築いてきた各方面での人脈の多さ、
そして大勢の人から強い信頼を得ているRe:valeだからこそ
今回のゲリラ行動は可能でした。
仮に、IDOLiSH7が同じことをやろうとしても、
テレビ局のプロデューサーにあっさり断られるでしょうし、
まず小鳥遊事務所が許可しないはずです。
その前に、きっと一織くんが止めますね。

でもIDOLiSH7も、Re:valeと同じく
「自分たちが出来る範囲で最良のことをやった」のは
事実です。
その範囲の広さがRe:valeより小さい今は、
結果的に差が生じてしまったけれど、
IDOLiSH7が怖がらずに積極的に行動した点は、
高い評価に値すると思います。
実際、逢坂壮五くんのラジオ番組や、
今回の大和くんの発言がきっかけとなって、
TRIGGERの今を気にした人は大勢いたでしょうし、
他の芸能人も
「Re:valeみたいな大がかりな反発はできないけど、
IDOLiSH7みたいに
TRIGGERの名前をちょっと出す程度なら可能かもしれない」と
思ったかもしれません。
そうしたことの積み重ねが
TRIGGERを少しずつ押し上げているかと思うと、
いちTRIGGERファンとしては
感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

そしてRe:valeは……もう、なんというか、
本当に凄かったです。
絶対王者という冠のとおり、
男性アイドルグループの頂点でずっと輝き続け、
音楽業界を先頭で引っ張っているのは勿論のこと、
王者としての責任をちゃんと果たしているのには
尊敬するばかりです。
可愛がっている後輩を守るだけでなく、
以前に百さんがŹOOĻに連絡先を渡していたとおり、
それほど接点のないグループの面倒も
しっかり見る気でいるのは、
百さんの元々の性格
(誰に対しても優しくて、面倒見が良い)のせいだけでは
ないはずです。
Re:valeの言動には
「自分たちがやらなければ」
「自分たちはやるべきだ」という強い意思を、
常に感じます。
本当に素晴らしいですし、
頼もしくて有難い先輩です。
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また、Re:valeによる反撃開始の場が
テレビ中継だったというのも、
実に良かったです。
了さんはアイドルを毛嫌いしているものの、
後々のシナリオで判明するとおり、
彼のアイドルに対する憎しみの感情は
「好き」の裏返しです。
なので、了さんが仕事でどんなに忙しくしていても、
大がかりな音楽番組が放送されるとなれば、
絶対に視聴するに決まっています。
バックダンサーが実はTRIGGERだと気付き、
テレビの前で呆然とする了さんを、
千さんや百さんが想像していたかと思うと、
私まで得意顔で笑ってしまいます。



完全に叩き潰したつもりのTRIGGERが
まだしぶとく生き残っているのを目の当たりにして、
ŹOOĻの亥清悠くんは不愉快そうでした。
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一方、同じŹOOĻのメンバーでも、
カフェらしき場所にいる狗丸トウマくんは、
Re:valeのバックダンサーを務めるTRIGGERを見て
一度は小馬鹿にしたものの、
本心では彼らの格好良さを認めていました。

トウマくん自身はとても辛かったでしょうが、
彼の性根の良さがよく表現されたシーンでした。
トウマくんが持つTRIGGERへの憎しみは
悠くんと同じく、
心の平穏を得るために怒りを彼らにぶつけるという
単なる逆恨みです。
どうしようもない劣等感が言動の根っこにあるので、
特にトウマくんの場合、
もし彼自身が音楽をやっていなかったなら
ただの熱心なTRIGGERファンだったと思います。
そしてトウマくんがこの時に漏らした言葉は、
たった一人でいたからこそ口にできた本音でした。
もし了さんやŹOOĻの他のメンバーと一緒だったなら、
トウマくんはこの本音をぐっと飲み込み、虚勢を張り、
TRIGGERを鼻で笑い続けたかもしれません。



TRIGGERのサプライズ出演に対して
苦々しく思う人たちばかりではなく、
それを喜ぶ人も当然いました。

まずはテレビ局の男性プロデューサーさんです。
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彼が快諾しなければ、これは実現しなかったでしょう。
了さんの強引なやり方に不満を持っていたものの、
積極的には動けなかったようなので、
Re:valeからの提案は渡りに船だったと思います。
TRIGGERのサプライズ出演は、当然、
番組を盛り上げる要素として大成功だったはずで、
おそらく放送中からネットで騒然となり、
Re:valeの出番が終わっても
話題はこの件で持ちきりになったと思います。
ハイリスクな賭けだったでしょうが、
思い切って挑戦した甲斐がありましたね。

そして八乙女社長!
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彼は、実子の八乙女楽くんだけでなく、
TRIGGERそのものを大事にしていたので、
実に嬉しそうでした。
そして、Re:valeに対する褒め言葉も、
王者になる前の彼らをよく知る社長ならではの内容で、
その言葉には私も嬉しくなりました。



そういえば、感嘆した大和くんが、
巨大なスクリーンに映る千さんに向かって、
「あんたは好きじゃないけど、
あんたの作品は愛してるよ。千さん」と
心の中で伝えていました。
これは、アニナナ3期第8話「未完成な僕ら」で、
昔の千さんと大神万理さんが交わした会話と
対となるモノローグです。
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僕は……僕が愛されなくたっていい。
僕の歌だけ、神様にも虫にも愛してほしいんだ。

汚い手で触られたって、千の歌は汚れたりしないよ。
千が否定されたって、千の歌が否定されたことにはならない。
千が愛されたって、千の歌が愛されたことにはならないように。

まだRe:valeがアマチュアで活動していた当時、
千さんの歌なら何でも好きだとファンに言われて
憤った千さんが、
万理さんの言葉で救われるシーンです。
夜の帳の中で、切なる気持ちを吐露する千さんが
とにかく痛々しくて、
旧Re:valeの過去回想の中でも
非常に印象に残る名シーンでした。

かつての千さんが最も欲した賞賛の言葉を、
彼を苦手に思う大和くんが知らずに贈っていて、
その事実を視聴者だけが知っているという状況が
たまらなく好きです。
大和くんの気持ちに反して、
千さんは彼をなんだかんだいって可愛がっているので、
その彼にこう評価されていたと知ったなら、
あんな意地悪な笑顔ではなく、
純粋な微笑みを彼に向けるのかもしれません
(尤も、千さんは性格が悪いのも魅力の一つなので、
今回の台詞を捩るなら、
「僕のことも好きって言ってよ」という感じで
大和くんへの皮肉を付け加えるかもしれません)。
万理さんも千さんの曲を愛しているけれど、
彼は当時も今も身内のような存在なので、
千さんにとっては対象外なんでしょう。
万理さんが、
自分には贈ることができない千さんへの評価を、
実は大和くんが心の中で言っていたと知ったなら、
凄く喜ぶと同時に安堵もしたと思います。



最後に触れるのは、
私の推し……TRIGGERです!!!!
前回の感想記事(その1)に記したとおり、
初めはシルエットのみの薄らとした登場で、
その姿が少しずつはっきりと画面に映り込んでいき、
客席のファンの一部が気付いて驚くのと共に
本格的に彼らの姿が見えるようになるという構成と演出が
とにかく最高すぎました。
もう、録画を何度見直したか分かりません。
見る度にドキドキして、ニヤニヤして、
募る興奮に胸が熱くなり、苦しくもなって、
自分の中にあるTRIGGERへの愛を再認識させられます。
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曲の前半はともかく、
後半ではかなりしっかりと映されていた他、
放送でちらりと挿入されたテレビ画面では、
TRIGGERの三人だけが映った時もありました。
予想以上にTRIGGERががっつり映っていたのが、
嬉しかったです。
終了後にRe:valeが客席に向かって挨拶をした後に、
TRIGGERもにこやかに手を振っていたのを見たら、
もう、バックダンサーとしての裏方出演というより、
コラボ企画のゲストとしか思えなかったです。

普通であれば、そういう特殊な機会でない限り、
先輩グループのバックで踊るだけというのは
屈辱的なことになりがちです。
しかしご覧のとおり、アイナナでは、
これを前向きな出来事として用いることで、
ゲームのユーザーやテレビアニメの視聴者を
深い感動に誘うことに成功しています。
これが本当に凄いです!
勿論、第24話だけでも素晴らしいのですが、
このエピソードをここまでの感動に持ってくるのには、
以前の話での強い説得力が必須です。
それがなければ、
今回、いざこのライブシーンを迎えても
深い感動は得られなかったと思います。



曲中に挿入された十日前の回想シーンも、
大変良かったです。
口を開けて驚く楽くんを録画で見る度に、
私は何故か、
自分の人差し指を突っ込みたくなる衝動に駆られます。
この楽くんが、とっても可愛くてお気に入りです。
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当初はRe:valeの厚意に恐縮したTRIGGERが、
会話が進むにつれて、
「受けて立つ!」という気概を見せていたのが、
嬉しかったです。
やはりTRIGGERはこうでないと!と思いました。



そうそう、
話の流れでここまで触れられませんでしたが、
絶対に挙げておきたいのが、
曲の間奏で披露された煽りクラップです!!!!
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もしまたアイナナで全体ライブが開催された時に、
この「エスペランサ」が披露されるのであれば、
Re:valeだけでなくTRIGGERの声優さんも一緒に出て、
煽りクラップを観客と共にやってほしいです。
私も、初見の放送前までは
映像を見ながら煽りクラップをするつもりだったものの、
実際の放送中は泣くのとスクショを撮るのとで精一杯で、
クラップをするどころではなく、
少しだけ悔いが残ってしまいました……。
十月にあったリヴァライも最高でしたので、
Re:vale単独公演も是非また開いてほしいです。
皆で一体となって、煽りクラップを打ちたいです!



さて、話が前後して恐縮ですが、
観客の熱い声援に応えたRe:valeは、改めて、
テレビカメラを介して意思表明を行ないました。
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21yuki.jpg
ここも格好良かったです。
千さんも百さんも素敵すぎて、惚れ惚れします。

しかし、あの了さんが、
この程度の抵抗を受けたぐらいで反省するはずはなく、
嫌がらせを止めるわけもなく……。
直前に迫る大規模番組「Friends Day」に合わせて、
彼が何か良くないことを仕掛ける気であることが
示されました。
45friendsday.jpg
また、夜に街に出ていた悠くんは、
「Friends Day」のキービジュアル画像を
苦々しく見上げていました。
ここは、憤る悠くんよりも、
画像にTRIGGERの三人の姿が本当に無いのが
私にとっては衝撃的なことでした。
分かっていても、ちょっと辛かったです。



次週は新旧Re:valeの飲み会でしょうか。
46next.jpg
ここら辺はほとんど記憶に無いので、
新鮮な気持ちで楽しむつもりです。

そして先日、公式さんから発表がありましたとおり、
アニナナ3期が全30話だと判明しました。
あと2話ではとても終わらないと思っていたので、
嬉しいサプライズでした!
ただ、例のベランダ回が来てしまうのが
ちょっと怖いです……。

アニナナ3期クライマックス記念で公開された
TRIGGERのスペシャルビジュアルも最高でした!
48TRIGGER_sp.jpg
これ……来ますよね、デイブレが!!
とうとう!!
今後も楽しみです!



続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Third BEAT!」感想 第25話:裏ミーティング*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-12-25



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2022-12-18 19:40 
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