さくらもちモチ: 感想@NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」第10週：1962*ネタバレあり: SSブログ

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感想@NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」第10週：1962*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の感想です。
今回は、こちらの週について記します。
第10週：1962

以下の記述にはネタバレを含みます。

出版社/メーカー: NHK出版
発売日: 2021/10/25
メディア: Kindle版

今週は、宇宙人で大月錠一郎さんで、
演じている役者さんも同じお名前という
ジョーの回でした。

るいちゃんと片桐さんの初デートが
残念な形で終わってしまったので、
今週は一体どうなることやらと思いましたが、
途中で少々しんどい場面があったものの、
とりあえず微笑ましく締めてもらえたのが
良かったです。

るいちゃんのジョーさんに対する気持ちは
まだ恋ではなさそうだと感じられるものの、
傍から見ていると
片桐さんへの恋を諦めた彼女がすぐに
ジョーに乗り換えたように思えないわけでもなく、
「え？　もう片桐さんのことはいいの？」と
聞きたくなりました。
預かっていた片桐さんの服をるいちゃんが渡す際に
お互いに気まずそうにしていたのを思うと、
まだ修復できる余地はありそうですが、
今週の放送でるいちゃんとジョーが
どんどん親しくなっているのを踏まえると、
もう片桐さんとはあれで終わりなのかなとも
思っています。

ジョーは、
彼にとって特別なもの（興味を持てるもの）と
そうでないものとで
気持ちの差が大きく出る人のようです。
それは行動（態度）にもよく表れていました。

興味があるもの
・ジャズを聴くこと
・トランペットを吹くこと
・るいちゃん

興味が無いもの
・きれいに食事をすること（その結果、服を頻繁に汚す）
・インスタントコーヒーの粉の量
・ベリーさん

ジョーは、本当に分かりやすいほど
興味が無いものに対してはどうでもよさそうなので、
彼に夢中なベリーさんが少し可哀相になります。
ベリーさんは、
ジョーのことが大好きでずっと見ているからこそ、
彼がるいちゃんに惹かれていることも
よく分かってしまうパターンかなと思っています。

さて、るいちゃんについて。
サッチモちゃんというあだ名の響きがとても可愛くて、
彼女が誰かにそう呼ばれる度に
私までちょっと嬉しくなりました。
そして、彼女に授けられた「るい」の名は、
稔さんによる祝福であり、
ルイ・アームストロングの代表曲である
「On The Sunny Side Of The Street」には
安子ちゃんからの愛が詰まっていましたが、
かつて自分が安子ちゃんに捨てられたとの勘違いをし、
自分も彼女を捨てたとの自覚がある彼女にしてみれば、
思い出したくもない辛い記憶に直結してしまうので、
まるで呪いのようでした。

きっとるい編の終盤では、
その誤解が無くなって呪いも解かれると思うので、
次にるいちゃんがジョーの演奏であの曲を聴いた際は、
母親にちゃんと愛されていた自分に気付くことができて、
改めて感動できるといいなぁと思っています。

そうそう、お出かけ用の服を買うために、
るいちゃんが和子さんとデパートに行ったシーンは、
二人ともとても幸せそうだったのが良かったです。
安子ちゃんには悪いけれど、
彼女らが本当の親子だったら良かったのにと
つい思ってしまったのと同時に、
きっと安子ちゃんも、こんなふうに、
成長したるいちゃんと買い物をしたかったよね……とも
思わずにはいられず、
ちょっとしんみりしました。

次週も楽しみです！
ジョーにとって「On The Sunny Side～」が
どう特別であるのかも気になります。

続きはこちら。
【感想@NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」第11週：1962-1963*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-01-14