感想@キヅナツキ「ギヴン」 柊mix_14(シェリプラス2022年1月号掲載)*ネタバレあり [ギヴン]
雑誌「シェリプラス」2022年1月号に掲載されている
キヅナツキ先生の作品「ギヴン」の感想です。
(柊mix_14)
以下の記述にはネタバレを含みます。
ギヴン(7)【電子限定おまけ付き】 (ディアプラス・コミックス)
- 作者: キヅナツキ
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2021/12/01
- メディア: Kindle版
「ギヴン」にハマった際の記事
【感想@テレビアニメ「ギヴン」第9話 冬のはなし】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-30
前回の記事
【感想@キヅナツキ「ギヴン」 柊mix_13】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-10-02
立夏くんが真冬くんとちゃんと話せなかったまま
最終電車で自宅に帰らざるをえなかった話の続きです。
もやもやと悩んだ末に、一周回って、
自分の音楽で真冬をぶん殴る(説得する)という結論に至ったのは、
立夏くんらしかったですし、
私も「そうそうそうそう!」とすっきりしました。
尤も、立夏くんもすぐに懸念したように、
そもそも真冬くんにライブを見に来てもらわなければ、
立夏くんは何もできないまま終わってしまうので、
そこが本当に難しいところなのでしょうが……。
とはいえ、悩んで戸惑うばかりの真冬くんも、
板谷くんとの進路の会話を介して、
まだほんの少しだけれど
思い切って扉を開けてみる気になったように思えたので、
今後に期待します。
その道を進むのはきっとしんどいだろうと分かっていても、
求めるものを掴むために敢えてそれを選ぶことは、
決して間違っていないですし、
若者の特権です。
それと、今月号では、
柊くんたちのバンド「Syh」のCMを
立夏くんがたまたまテレビで見るシーンがありました。
Syhは、由紀くんを含めた三人の名前のイニシャルが
元ということもあって、
由紀くんがいなくなってからもその名を使い続けている点からは、
敢えて変える必要が無かったというより、
二人の(というか柊くんの)由紀くんへの思いの強さが
よく伝わってくるのですが、
今月号ではその文字を視覚的に見せられたことにより、
そこには真冬くんのMや立夏くんのRは無く、
彼ら二人はやっぱり「given」なのだという当たり前のことを、
改めて実感することができました。
そうそう、立夏くんが、
Syhのサポートという自分の立場を再認識して、
もし逆に真冬くんにそうされたら嫌だなと自覚したのも
大変良かったと思います。
大事な話し合いをするにあたり、
相手の立場になって自分を省みるのは、
とても大事なことです。
ようやく、前進するための下地ができたというか、
地固めが成ったという感じがしました!
次号が本当に楽しみです。
それと漫画の感想ではないのですが……
ようやく念願が叶い、
舞台「ギヴン」を観ることができました!!!!
役者さんの外見がちゃんと原作に沿っているだけでなく、
これまで散々漫画で読んで、アニメでも観てきた物語なのに、
感動しっぱなしで……大変良かったです。
大好きな雨月さんのことが、更に好きになりました。
円盤も買いたいです。
個人的に、
現在フジテレビで放送中のFODのテレビドラマ版は
私には合わないようなので、
同じ思いを抱いた原作既読済みの視聴者さんには、
是非、舞台版を観ていただきたいです。
歌も良かった……。
後半はもう泣きっぱなしでした。
連載漫画の感想記事の続きはこちら。
感想@キヅナツキ「ギヴン」 柊mix_15・ 柊mix_16*ネタバレあり
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-05-14-1
2021-12-02 12:06
共通テーマ:コミック
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