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感想@NHK朝ドラ「おかえりモネ」第17週:わたしたちに出来ること*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」の感想です。
今回は、以下の週の放送について記します。
第17週:わたしたちに出来ること
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連続テレビ小説 おかえりモネ なないろ

連続テレビ小説 おかえりモネ なないろ

  • 作者: 藤原 基央
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2021/05/25
  • メディア: ペーパーバック

初回と前回の感想記事はこちら。
【感想「おかえりモネ」第1週:天気予報って未来がわかる?】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-05-22
【感想「おかえりモネ」第16週:若き者たち*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-09-04



第17週:わたしたちに出来ること
 互いの気持ちが通じ合った百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)。登米を訪れると、サヤカ(夏木マリ)たちから祝福される。一方、莉子(今田美桜)は、気象コーナーの視聴率が芳しくなく、悩んでいた。ウェザーエキスパーツで新事業の社内プレゼンが開かれ、野坂(森田望智)や内田(清水尋也)、百音の熱意のこもった様子を見た莉子は、さらに落ち込む。
 そんなある日、高村(高岡早紀)から気象班に驚きの発表があり…。

今週も、酷いなぁとツッコミを入れながら視聴しました。
相変わらず、
わざと持って回った言い回しが多用されているのに苛立ちます。
以前に何度もあったように、
普通に視聴していても台詞の意味がよく分からない
→放送を何度見てもやっぱり分からない
→ネットで台詞の書き起こしを読む
→やっぱりわけが分からない、もしくは、
重要っぽい雰囲気を長台詞で出そうとしているだけで
実は大したことは言っていないと分かる
……というのが、今週も要所で何度も出てきました
特に劇伴がハミング系の曲でハンハン言い出す時は
その傾向が一段と強く、
「あぁ、誰々のお気持ち表明が始まった」と指摘しながら
苦笑することが多いです。


今週は、まず、
野坂さんがプレゼンの途中でモネちゃんに頼ったシーンが
とても嫌でした。
「モネちゃん上げ」は仕方ないと思うのですが、
(良くないけれど、もう諦めている)
野坂さんを下げる描写は入れる必要が無いと思ったからです。
加えて、直後のモネちゃんの説明が、
上記の「それっぽいことを長々と言っているけれど、
全く答えになってない」状態で、
見ていて「え? 皆、これで納得したの?」と驚きました。
「だからなんでうちの会社で木を植えるんだ?」
→「漁師のお祖父ちゃんは木を植えてた」
→「水は全てに繋がっている!」
それで、なんで気象の会社が木を植えるんですかね。
漁師が木を植えているのだから、
水に関わる職業の人は木を植えるべきだというのは
ちょっと乱暴な提案で、説得力に欠けます。
それに、社長はもっと他のポイント
(会社の利益に繋がる点)を具体的に聞きたいからこそ、
この質問を野坂さんに振ったのではないのでしょうか。
そもそも野坂さんがそれを考えてなかったというのが
違和感ありまくりでしたし、
モネちゃんに全振りして任せるという展開も変でした。



そして、莉子ちゃん……!
少し前のみーちゃんと同様に、
まるでモネちゃんを良く描くための被害者のようで、
可哀相な扱いをされているのは見ていられませんでした。
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まず、視聴率の問題について。
時計代わりとしてテレビ番組を習慣で見る朝の時間帯で、
気象予報の時間だけ視聴率ががくっと落ちるだなんて
(しかも気象コーナーの途中で)
不自然ですし、
この作品にちなんで言うなら「説得力が無いな」と思いました。
気象予報は、他のコーナーと比べて
視聴者にとって非常に実用性が高い
(精度の高い情報を欲している)ので、
誰がどのように伝えようとあまり関係がない気がします。
何より、私自身が、
起床直後には日テレのZIPを見ているにもかかわらず、
朝七時半になったらNHKのBSプレミアムに移動して
この「おかえりモネ」を観た後、
朝八時になったら地上波のNHK総合にチャンネルを変えて
再びこの番組を見ているように、
裏番組の影響が多大にあるせいだと思います。
何より、チーム戦だ!と言っておきながら、
この視聴率の問題が浮上した途端、
急に莉子ちゃんだけに責任を負わせるのはどうなの?と
首を傾げずにはいられなかったです。
しかも、自分の思いを哲学風にちょっとだらだらと語った後、
明確な解決法が提示されないまま
何となく問題が解決して終わりという流れがここでもあって、
莉子ちゃんの存在感の問題も
結局、精神論になっていたのはとても残念でした。
朝岡さんのやり方も酷かったです……。
朝岡さんが普段から莉子ちゃんの実力を認めていて、
彼女を深く信じているからこそ
敢えて彼女を辛い目に遭わせたのでしょうが、
私にはとても好ましいとは思えませんでした。

加えて、番組のポスターの手抜きっぷりが
とても見ていられません。
人物を入れ替えただけのデザインは、
いくら作中の小道具とはいえ、ちょっと酷いです。
強いて言えば、同じ構図にしたことで
キャスターの変更は分かりやすいですが、
手抜きをしたという印象は拭えないです。
そもそも、中継先のお天気お姉さんでしかないモネちゃんが
どうしてポスターに写っているのかが不思議です。
他のコーナーで中継を担当している人や
各地に出向いて取材をした人はモネちゃん以下なの?と、
そのポスターが画面に映る度に思ってしまいます。



今週も、モネちゃんが、
傷付いている人の代表として扱われているのにも
不満が募りました。
以前にもこの感想記事で書いた通り、
直接被災した人以外にも傷付いている人がいるという主題は、
とても良い着眼点ですし、素晴らしいと思います。
でも!!
大して辛い目に遭っていないばかりか、
その後の人生は凄いコネに恵まれ、
イージーモードな人生を送っている彼女が
事ある度に辛気臭い顔をし、
口をぽかんと開けたり尖らせたりしながらぼーっとして、
「私は可哀相」「私は辛い」というのをアピールするのは、
もう飽きましたし、
再びこの番組に寄せて言うなら「説得力が無い」です。
傍から見てそれほど可哀相だとは思えない人が、
私は辛いです、私は傷付いていますアピールをしていると、
鼻につきます。
もし私がモネちゃんと話す機会を持てるなら、
「大丈夫、世間一般の視点で評価するなら、
あなたは全然不幸じゃないし、
むしろ人が羨むような超絶幸せな人生だよ。
そもそも津波を見ていない、体験してないことだって
とても幸せなことなんだよ」と
言いたいです。
いっそ莉子ちゃんが自嘲していたように、
「私には辛い経験が無いので」とか
「私は幸せに生きてきたので」と開き直ってくれた方が
好感を持てますし、
自分のことでちゃんと思い悩む彼女に対して
素直に共感することができ、
「頑張れ」と声援を贈りたくなります。

なんというか……
モネちゃんはいつも暗く思い悩んでいますが、
その対象が常に他人のことで、
しかも彼女がぼーっとしているうちに
問題が何となく解決するので、
見ている私の気持ちはすっきりせず、
もやもやとした思いを抱える羽目になっています。
他人のことで悩むというのは、
モネちゃんの優しさを表現するのに適しているのかもしれませんが、
彼女自身の掘り下げには繋がらないので、
いつまでたっても彼女はぼんやりと描かれるままだなと
思えています。

あと、見ていて嫌だなと思うのは、
映像でちゃんと描かず、後で台詞だけで軽く説明する点と、
良さそうなネタだけつまみ食いしている点です。
特に後者については、
全般的に浅く、ふんわりと描かれるだけでは
それぞれのエピソードに説得力を感じられないので、
視聴していて楽しくないです。
今回あった若い女性を軽視する問題も、その一つでした。
それをわざわざ取り上げるのなら、
もっと腰を据えてちゃんとやれば良いのにと、
どのネタに対しても思っています。



モネちゃんと菅波先生の恋愛は、
相変わらずネットの一部では盛り上がっているようですが、
私は全くときめかなかったです。
先週までは、菅波先生も暇だったのか、
コインランドリーに入り浸るような状態だったのに、
二人がようやくくっついた途端に
急に彼が仕事で忙しくなって
二人がすれ違うばかりになった都合の良さについては、
私は失笑するばかりでした。
本気で会いたいのなら、合鍵をモネちゃんに渡すのではなく、
以前のとおりに彼女をコインランドリーで待たせて、
菅波先生が仕事終わりにそこに寄ればいいのにと
ツッコミを入れずにはいられなかったです。
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モネちゃんが投げた鍵を菅波先生が見事にキャッチする場面も、
彼に「今後はあなたの全て受け止める」と言わせて、
感動に繋げるためでしょうが、
その前にあったモネちゃんのお片付けシーンからずっと
ツッコミどころが多く、
私は朝から乾いた笑いが出るばかりでした。



ところで、以前から凄く気になっていたんですが、
原宿の洋服屋さんで働いているというすーちゃんが
とてもお洒落だとは思えず、
それこそ説得力が無いので、
内田くんとの交際についても何だかなと思っています。
東京編が始まった頃に、ネットで、
「すーちゃんはしまむらに勤めてるの?」という
冷やかしの書き込みを見た時は、
思わず笑ってしまったと同時に納得しました。
確かに、すーちゃんが着用している洋服には
庶民感があります。
そこに安心が持てて親しみも感じられるものの、
どう好意的に見てもお洒落だとは感じないので、
その設定が出てくる度に変な気持ちになります。
そもそも、大事な時は常に銭湯にいる
すーちゃんの勤務形態はどうなっているのかとか、
銭湯は時間帯によって男女が交代するらしいけれど、
主要な登場人物はいつも問題なくお風呂に入れるとか、
モネちゃんは早く寝なくていいのかとか、
気になることが多すぎます。

今週の放送は、作中で説得力の有無の問題が出てきた分、
「説得力の無いドラマが何を言っているの?」という
おまいう状態になっていたのが、
一番の問題だと思いました。



続きはこちら。
【感想@NHK朝ドラ「おかえりモネ」第18週:伝えたい守りたい*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-09-17-1



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2021-09-10 15:02 
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