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映画感想「2gether THE MOVIE」 [映画・舞台]

タイ作品の「2gether THE MOVIE」を映画館で観てきましたので、
簡単な感想を記します。
ドラマ版は未視聴です。
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https://2gether-movie.asmik-ace.co.jp/

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  • 発売日: 2021/02/21
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少し前からタイのBL作品が熱いとは私もネットで見ていて、
「タイ沼」という単語も頻繁に目にしており、
その際に必ず挙げられていたのがこの「2gether」でした。
また、約一か月前にたまたま初回だけテレビで再放送された
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」を観た直後に、
この作品から「2gether」に飛び、
BL沼にどっぷりと浸かるパターンが多いともよく見ましたので、
一応、気にしていたところ、
大分遅れてではありますが地元の映画館でも
この「2gether THE MOVIE」が上映されると知り、
期待を募らせながら観に行きました。

前知識を全く持たないまま映画館に行ったので、
本編映像が流れる直前に出たおことわり画面でまずびっくり。
この映画、六月上旬の封切当時は
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で
タイでの公開が延期されており、
期せずして日本が最初となったんですね。
そのため、新たに撮られたという追加シーンや結末については
SNSで触れることへの規制(お願いレベル)がありました。
とはいえ、初めてこの作品に触れる私には
どれが追加シーンなのかが全く分からないので
(最初と中盤で出てくる二人のスーツ着用のシーンと
最後のシーンなのかなと勝手に想像しています)
今回は細かな内容に触れずに、全体的な雑感を書いてみます。



前置きが長くなりました。
確かに胸がキュンキュンする場面があり、楽しく観れましたが、
事前に思っていたほど私はハマれませんでした。
それはやはり、今回はドラマ版の総集編ということで、
メインの二人の心の動きや関係性の変化を筆頭に、
本来は時間を要してゆっくりと描かれるべき部分が
容赦なく圧縮されていて、
大味な作りになっていたからでしょう。
とはいえ、こう思うのは私が初見であるせいで、
既にドラマを堪能したファンなら、
美味しいとこ取りの構成も十分に堪能できたと思います。

また、序盤に「ん?」と首を傾げたことも、
私がこの作品に熱中できなかった理由かもしれません。
主人公のタインは、
同性のグリーンに一方的に言い寄られる現状を変えたくて、
サラワットに自分を口説いてと頼むのですが、
「ここは『自分と付き合うふりをして』じゃないんだ?」と
少し驚きました。
同時に、タインはグリーンに付きまとわれるのが嫌なのに、
彼自身がサラワットにしつこく付きまとうようになる流れには
ツッコミを入れずにはいられず、
こういう些細なことを気にしたせいで作品に没入できないまま
話がどんどん進んでしまうという状況でした。



嘘から始まる恋や、
二人が本格的に出会う前から片方は相手を好きだった……など、
日本のBL作品でもよく見かけるエピソードには、
新鮮味こそ無かったものの、
王道だからこそ大勢の人から熱烈に支持されているんだろうなと
思いました。
(私も好きです)
ただ、私は、日本のBL作品でも
主要登場人物の総カップル化をとても苦手としているので、
そうなった終盤の展開については好ましく思えませんでした。
しかしこれは、二人の友人や兄弟についての説明がほぼ無く、
私が彼らへの興味を全く持てなかったせいもあるので、
ドラマ版をちゃんと見たら感想が大きく変わる点かもしれません。



サラワットとタインは唇が厚くてセクシーだったので、
これはさぞキスシーンが映えるだろうと思って
とても楽しみにしていたものの、
そもそもそういうシーンが少なく、
あっさり終わっていたのも少し残念でした。
掘りの深い顔立ちのサラワットは、
若い頃のHYDEや織田裕二に似てますね!
きれいだなぁとしみじみ思いながら観ていました。

一方的とはいえ初めてしたキスの後、
タインの気持ちはもうサラワットに向いていると分かるのに、
そこから先も二人が簡単にくっつかなかったのは、
ちょっと余計だと思いました。
特にサラワットが先輩とサッカー勝負をする羽目になった時は、
「え? まだやるの?」と飽きも感じました。
タインが先輩に興味を持っていないのが明らかな以上、
サラワットへの好意を周知の事実にしてしまえば、
サラワットは余計な苦労をせずに済んだんじゃないですかね……?



ここからは、良かった点をざっくりと挙げます。
サラワットもタインも、
何でもない普通の白シャツがむちゃくちゃ似合っていて、
凄く格好良かったです。
周りの女子学生が彼らを見てキャッキャしていましたが、
私もあの場にいたら絶対に同じように騒いでいたと思います。
特に好きだったシーンは、
外での二人がイヤホンを片耳ずつ分け合って、
同じ曲を一緒に聴くところです。
それと、グリーンが可愛くて好きでした。
ただ、彼は坂口涼太郎さんにしか見えなかったです。
あまりにも似すぎです。
あと、軽音部の女性先輩もチャーミングで好きでした。



感想は以上です。
深くハマることこそできませんでしたが、
この作品をちゃんと知ったらそうなれる予感もありましたので、
そういう機会を持てれば評価が変わるかもしれません。
テレビの地上波で見られる地域の人が、とても羨ましいです。



2021-08-06 09:44 
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