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感想@宝井理人著「テンカウント」全6巻*ネタバレあり [アニメ・ゲーム・漫画・小説]

新書館ディアプラスコミックスから出ている
宝井理人先生のBL漫画「テンカウント」全6巻を読みました!
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テンカウント(1) (ディアプラス・コミックス)

テンカウント(1) (ディアプラス・コミックス)

  • 作者: 宝井理人
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2014/09/29
  • メディア: Kindle版


商業BLをあまり読まない私ですが
地雷が多いだけで決して読みたくないわけではなく、
ここ数年は割と(自分比で)積極的に読むようになっています。
当ブログでも感想記事を書いた
キヅナツキ先生の「ギヴン」や
ヤマシタトモコ先生の「さんかく窓の外側は夜」もそうで、
たくさんの感動と興奮を貰っています。
【感想@キヅナツキ「ギヴン」2~5巻*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-06-12
【感想@ヤマシタトモコ著「さんかく窓の外側は夜」】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-07-16



世にたくさん在るBL作品の中から何を読もうかと思った時に、
私が参考にするのは、やはりネットでの評判です。
この「テンカウント」についても、
以前から高い評価を受けていると知っており、
機会があれば読んでみようかなと思っていました。

そのきっかけは、約半月前に訪れました。
たまたま入ったブックオフで第5巻のみを発見したんです。
パラパラと立ち読みしてみたところ、絵が好みでしたし、
何よりいやらしいシーンが良い感じで(超重要)、
お話はよく分からないけれども
とりあえず買ってみることにしました。


最初に読んだ時は、
受けの人(城谷さん)がかわいいなぁという印象が強かったです。
あと、攻めの人(黒瀬くん)のSっ気が強そうで、
短い黒髪攻め好きとしては、非常に好みだと思いました。
ただ、中盤にある黒瀬くんの過去が、
それまでの話を読んでいない私には唐突すぎて、
あの少年が彼の幼い頃だと気付けず、少し面食らいました。

城谷さんが潔癖症で、黒瀬くんと共に治療をしていく
(十個の項目を一つずつクリアしていく)とは、
実際に読む前からネットでの情報で何となく知っていたのですが、
当初は城谷さんが手袋をしている点に気付けず、
何度か読んでいる内に
彼の素手があかぎれで酷い状況にあるとようやく分かり、
慌ててまた第5巻の最初から読み直した覚えがあります。
そこまで強い潔癖症の人が
この5巻では他人と肌を合わせてるんですから、
凄い進歩ですよね……。



第5巻がとても面白かったので、
残りの巻もゆっくり買い求めるつもりでいましたが、
先週末、ふと思いついてネットで検索をしたところ、
全6巻でまとめ売りしている書店に辿り着きまして、
勢いついでに注文してしまいました。
なので、今、手元には第5巻だけ二冊ありますww
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それが昨日、自宅に届いたので、一気に読みました!
二人は第5巻で初エッチを迎えましたので、
極度の潔癖症という城谷さんの設定があるとはいえ、
BL作品としては読者を焦らし過ぎじゃないかと思いましたが、
その前もしっかり、たくさん、いやらしかったんですね……!
特に第3巻の終わりで黒瀬くんが道具を出したシーンでは、
これから読めるであろうプレイに期待が募ると同時に、
ちょっと笑ってしまって、
(二人が体を繋ぐより先にアイテムが登場する点に、動じてしまいました)
続きの第4巻を開く前にお茶を飲んで、心を休めました……。



お話は、二人とも相手を早々に好きになっているのにすれ違うという
王道の内容で、
最初から最後まで安心して読めました。
作画が綺麗で、エッチな場面もちゃんといやらしかったです!
とにかく辛そうだった城谷さんの潔癖症については、
最終巻を迎えても完治にはまだまだ遠そうですが、
第1巻と比べると大分楽になっていたのが、本当に良かったです。
城谷さんの苦しみがよく伝わってくる分、
彼の周りの人(社長さんや同僚の三上さん)の言動が、
読んでいる私にも救いになっていて、
彼らが城谷さんを気遣うシーンがある度に
私もちょっとホッとしていました。
今後も、城谷さんは彼らの優しさに感謝するだけでなく
時には「裏切った」として後ろめたさを覚えたりするのでしょうが、
黒瀬くんのフォローもあるでしょうし、
頑張って苦しさを乗り越えてほしいです。

そうそう、最後、城谷さんが黒瀬くんのを口で奉仕するシーンでは、
いやらしさに興奮するより
「あの城谷さんが進んで口でするようになったとは……」と
感動を覚える方が、圧倒的に強かったです。
まるで遠い親戚のような気持ちで、見守ってしまいました。



アニメ化されるとの報を数年前に見た覚えがあったので、
ネットで軽く調べてみたところ、
去年(2020年)放送予定が延期されたと分かりました。
コロナ禍が続く現状ではなかなか大変かと思いますが、
首を長くして待っているファンがたくさんいるはずなので、
できるだけ早く実現してほしいと、私も願っています。
映像で彼らを見られるのが、とても楽しみです!



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2021-02-02 11:13 
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