さくらもちモチ

感想@キヅナツキ「ギヴン」 柊mix_8（シェリプラス2021年1月号掲載）*ネタバレあり　[ギヴン] [編集]

雑誌「シェリプラス」2021年1月号に掲載されている
キヅナツキ先生の作品「ギヴン」の感想です。
（柊mix_8）
以下の記述にはネタバレを含みます。

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以前、「ギヴン」のカレンダーが届いた時に書きましたように、
柊くんと玄純くんしか出てこないこの号については、
感想を書いても記事にならない（書いたとしても文章量が少ない）ので、
敢えて書かないつもりでいました。
【「ギヴン」カレンダー2021】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-12-30

しかしながら、今日これから本屋さんに行って
シェリプラスの次号を買おうと思った際に、
やはり記録として残しておきたいと思い直した次第です。



柊mix8話は、そのタイトルの通り、柊くん一色の内容でした。
唐突に玄純くんから
「おまえも由紀のことが好きだったんだろう」と言われ、
激しく面食らってしまった柊くん。
会話の流れで、柊くんも玄純くんに向かって
「好きなのはおまえだ」と荒い口調で言い返しますが、
当の玄純くんは全く取り合わず、
何故か興奮していたらしい股間を押し当てて
柊くんの感情を否定していました。

柊くんが玄純くんを好きだったのが本当だというのは、
以前の彼のモノローグから明らかなことでした。
でも玄純くんによる指摘が正しいとなれば、
柊くんが言う「好き」は友情を超えているけれど、
性的なものを含まない……という感じなのでしょうか。
ぶっちゃけて言えば、
玄純くんは普段から柊くんをネタにして自慰をしていたけれど、
柊くんが自慰をする時のおかずは玄純くんじゃなかった
……みたいな感じでしょうか。
でもそれを言ったら、
玄純くんが柊くんに指摘した
「おまえは由紀のことが好きだった」というのも、
今、柊くんが玄純くんに向けている気持ちと同様に、
性的欲求は含んでいなかったように思えます。
この号は、とにかく柊くん自身が激しく戸惑っていて、
自分のことが分かっていないので、
読者である私は手がかり不足で想像するしかないのが
もどかしかったです。
玄純くんも、耐えていた時間が長かったからか、
こじらせ具合が半端無さそうで、
せっかくの両思いなのに、双方が納得して付き合うまでには
何か大きなきっかけがないと長くなるかもしれないなと
思いました。



以前にも書きました通り、
私が一番読みたいのは真冬くんと立夏くんの恋愛なので、
今回のような回が続くと、ちょっとしんどいです。
（柊くんも玄純くんもキャラとしては嫌いではないのですが、
私は主要人物の総カップル化を苦手としているので、
春樹さんと梶さんだけでなく、この二人の恋愛話もメインとなると、
読んでいて辛いです）
真冬くんと立夏くんのいちゃいちゃを、久し振りに読みたいです……。