さくらもちモチ

アニメ「アイドリッシュセブン Second BEAT!」感想 第13話：嘘と儀式*ネタバレあり　[アニナナ感想] [編集]

アニメ「アイドリッシュセブン Second BEAT!」
第13話「嘘と儀式」の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私の推しはTRIGGERの八乙女楽さんです！

関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/i7

初回と前回の感想はこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブンSB!」感想 第1話：新しい扉】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-10-13-3
【アニメ「アイドリッシュセブン SB!」感想 第12話：波紋】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-01-08-1



第13話のあらすじはこちら。
https://idolish7.com/aninana/

　W主演ドラマの撮影を順調にこなす環と壮五。だが壮五は、環の妹・理と遭遇したことを誰にも話せないまま思い悩んでいた。特別ユニットの合同練習最終日、環は、壮五が自分を信頼して理と会ったことを打ち明けてくれなかったことにショックを受ける。

四葉環くんがずっと探していた妹・理ちゃんとようやく再会し、
「良かったね……」と万々歳な展開で終わりましたが、
それまでが波乱万丈で、なかなかしんどい回でした。


まず、理ちゃんと会ったことを環くんに打ち明けられず、
一人で悶々と悩む逢坂壮五くん。
彼自身も言っていたように、
収録中のドラマの内容が現実に沿っていて、
見ている私も胃が痛くなるような台詞ばかりでした。
壮五くんは環くんに後ろめたさを感じているから
余計に辛そうでしたね……。
壮五くんが最近の環くんの頑張りを実感できている分、
もし彼が理ちゃんと再会できたのを機に
芸能界の仕事を放り出してしまったら……と懸念し、
頭がいっぱいになってしまっていたのは
とてもリアルだと思いました。

環くんが真相を知った時、
壮五くんに信じてもらえてなかったと言って
深い悲しみと怒りを露わにしていました。
この気持ちは私にも痛いほど分かりますが、
他人からの信用を得るには長い時間を要するのが普通なので、
これはもう仕方が無かったよなぁとも思っています。
その後に十龍之介くんが環くんに優しく諭していたとおり、
壮五くんが環くんを理解しようとしていたのは事実で、
これがもう少し時間が経った後の出来事なら、
それが形に成った
（本当に信頼できるようになった）かもしれません。
二人の目線で物事を見ることができている視聴者としては、
そんな二人がとてももどかしかったです。
何より、壮五くんの迷いは、
環くんが仕事相手に悪く言われないようにするためでも
ありましたし。


ただ、この発覚は二人にとってとんでもない荒療治でしたが、
一気に最悪な展開まで落ちた分、
あとはひたすら上がるしかなかったので、
逆に良かったのかもしれません。
とことん落ち込んだところでそれぞれが受けた優しい助言は
深く身に染みたようですし……。
壮五くんが自室に戻った後、
「一人で生きてちゃ駄目だ！」と口に出した時は、
私の心も震えました。


アプリゲーのテキストを読んだ時にも
同じことを思った覚えが明確にありますが、
あの場にいたのが龍之介くんで本当に良かったです。
もし九条天くんだったなら、
環くんの心のケアまではできなかった気がします。
そしてもし八乙女楽くんだったなら、
早い段階で壮五くんと環くんの会話に彼が乱入してしまい、
熱い言葉で二人の心をよりかき乱していそうな気がします。
このシーンでの龍之介くんが、ずっと黙った後、
冷静な口調で「俺は踊らないよ」と告げるところは、
言い合いのせいで熱くなっていた空気が一瞬冷えていて、
適切なタイミングでの適切な言葉だったなと思いました。



理ちゃんの件がバレてしまった後は、
私も気持ちが楽になりました。
ここからは覚悟を決めた壮五くんの行動が見もので、
むしろギャグパートのようになっていて、
視聴していて楽しかったです。
壮五くんがドリルを持って環くんの部屋のドアを外すところは、
アプリゲーを既に読んでいることで予め分かっていても
大笑いしてしまいました。
壮五くんがいたって真面目だと分かる部分に
ホラー要素がそこはかとなく感じられるだけでなく、
そんな彼に本気で怯える環くんの描写がユーモラスで、
それらのギャップが最高でした。
その後にあった壮五くんのメモによる指示の件も含めると、
彼の行動は、
「頭が良くて実家がお金持ちな人が開き直ると怖い」という件の
良い見本だったと思います。



さて、「アイドリッシュセブン」の裏主人公かもしれない
九条鷹匡さんの件。
彼について、これまで表面上では
「天くんたちの義父で、言動がちょっと不思議な人」としか
描かれてきませんでしたが、
今回、Re:valeの千さんがその名を発したことで、
どうやら敵っぽいと判明しました。
九条さんに関することで最も怖いのは、
原作のアプリゲーでも彼の抱える闇が晴れていない点です。
（第3部でも第4部でも、
それより緊急性の高い問題が主に描かれていたため）

九条さんとの会話の後、天くんが浮かない顔で、
「僕が夢を叶えたら本当に喜んでくれますか」と呟いたように、
もし天くんがゼロを超えるアイドルになれたとしても、
九条さんは絶対に幸せになれないのは目に見えています。
九条さん個人が不幸になるのは一向に構わないのですが、
天くんや理ちゃんが彼に同情し続けていれば、
その二人を彼から切り離すことはなかなか難しくなります。
きっと第5部で訪れるであろう正念場では
他のメンバーたちの必死な頑張りに期待しています。


そういえば、
千さんが九条さんの申し出を突っぱねていなければ、
彼は楽くんと組んでデビューしてたんですよね。
二人は揃ってイケメンなので、見た目は良いでしょうが、
この二人が組んで歌うのはちょっと想像できないです。



どこに書くか迷っていたら最後になってしまいましたが、
ラブゲ組の練習風景は何度見ても笑ってしまいます。
ちゃんとセクシーだとも思うんですが……
笑いを堪えられませんww



続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン Second BEAT!」感想 第14話：引き金*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-01-08-3