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感想「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ネタバレあり [映画・舞台]

「劇場版 ヴァイオレットエヴァーガーデン」の感想です。
ようやく……ようやく観れました!
以下の記述にはネタバレを含みます。
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン1 [Blu-ray]

ヴァイオレット・エヴァーガーデン1 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: Blu-ray

あの京都アニメーション制作で、
テレビでの評判がとても高かったこちらの作品。
私もBS11での再放送を視聴し、感動の涙を流した時もありました。
以前に公開された外伝の映画を観ておらず、
原作の小説も読んでいないので、
ヴァイオレットのその後がとても気になっていました。

今回の映画の公開についても、少し離れた映画館でしか行われず、
もしかしたらこのまま観られないのではないかと思いましたが、
ようやく! ようやく!!
最寄りの映画館での公開が始まりましたので、
年末の慌ただしい時期でもありましたが、観てきました。



まず、テレビ版と同様に「感動で大泣きする」だろうと思い、
私も大きめのハンカチを用意して挑みました。
確かにたくさん泣いたのですが……
私は、序盤でヴァイオレットが少佐の生存を知り、
色々と問題が起きる中で泣かされるだろうと想像していたので、
少佐の具体的な話が中盤まで無かった点と、
泣かされるポイントがそこでなかったのが意外でした。
(とはいえ、それまでの話も、
ちゃんとヴァイオレットと少佐に繋がる内容でしたが)


また、二人の再会が主題であるのは勿論なのですが、
ホッジンズさんの子離れ話でもあったのも予想外でした。
彼の心境を思うと、私は彼に同情してしまいますが、
それは彼がヴァイオレットを大事にしていたからこそです。
ホッジンズさんだけでなく、他の人々も含め、
ヴァイオレットは周囲に恵まれていたなと改めて実感しました。



個人的に、ディートフリート大佐が特に好きだったので、
彼の出番が多かったのが幸せでした!
大佐が、ヴァイオレットとだけでなく、
弟のギルベルト少佐ともちゃんと会話をして、
彼が考えを改めるきっかけを作ったあたりは
とても嬉しかったです。
船を処分することになったからと
ヴァイオレットと一緒に船を訪れたところでも、
大佐が彼女のことをちゃんと認めているのが分かり、
深い感動がありました。



感動の最たるシーンは、少年ユリスの件でした。
まず、ヴァイオレットがユリスの心のうちを読み取って
実は甘えたいのではないかと指摘したところで泣きました。
そして、ユリスが死を迎えるところで大泣き……!
声が漏れそうになるのを何とか我慢しながら泣きました。
手紙ではもう間に合わないことから、
当時の最先端の機器らしい電話で何とかするくだりも
素晴らしい流れでした。
この後、電話が一般に普及していったこともあり、
手紙の文化は急激に廃れていったようですが、
きっとアイリスはこうした経験を積むことで、
素晴らしいドールになったはずだと想像しました。


ギルベルト少佐とヴァイオレットの再会については、
すれ違い(というか少佐の拒否っぷり)の原因が
彼の心にあったので、
ヴァイオレットの健気さが余計に際立つ作りになっており、
私も彼女が可哀相だと思うと同時に、より愛おしくなりました。
あの後、二人はずっと一緒にいられたようで何よりです。



入場者特典として「エカルテ島からのハガキ」を貰いました。
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ご覧のように、エカルテ島だけで販売された記念切手として
ヴァイオレットの立ち姿が印刷されているのが感動!!
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きっとヴァイオレットも少佐も、
大佐や郵便社の人たちにたくさん手紙を書き、
返事を貰ったことでしょう。
とても良い完結編でした。



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2020-12-30 16:53 
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