さくらもちモチ

アニメ「体操ザムライ」感想　[アニメ感想] [編集]

毎週楽しみに観ていたアニメ「体操ザムライ」が終わりました！
最終回も大変良かったので、簡単な感想を記します。

私は普段、BS11のアニメをチェックしているので、
民放ですとフジテレビのノイタミナ枠以外は
どうしても見逃しがちになっています。
この作品を知ったのは、偶然、放送前の特番を観たことでした。
（主人公の声を演じる浪川さんがゲストでした）

昔、週刊少年ジャンプで連載されていた
「空のキャンバス」という漫画が大好きだった私にとって、
体操をモチーフとした作品は少し特別です。
また、引退を余儀なくされた選手が
再起を図る話という内容にも興味を持ち、毎週観ていました。



正直なところ、OPには驚かされたものの、
スポーツものとしては盛り上がりに欠ける点があったことから、
序盤は、毎週楽しみにしていたというより、
録画しているから惰性で見ていた時もありました。
しかし「この作品はスポ根ものでなく、
スポーツをテーマにした家族ものだ」との認識を持ってから、
俄然、面白くなりました。
私が考え方をこう改めた転機は、やはり、
城太郎の娘・玲ちゃんが学校でからかわれていた話です。

玲ちゃんが素敵なのは勿論ですが、
私が好きだったのは、忍者修行中のレオでした。
なので、最終回のラスト（二年後）で、
城太郎たちが三人でレオの晴れ舞台を観にいくところは
とても感動しました。
レオがそれをちゃんと分かっているのも良かったです。

今よりも20年弱昔の時代が舞台とあって、
主にギャル方面で非常に癖のある作品でしたが、
その時代もよく知っている私には色々と懐かしかったです。
ギャルの子あゆちゃんが実は良い子で、
とても面倒見が良かったのも好きでした。
マリーさんも格好良かったです。



ただ、惜しいなと思ったのは、
城太郎のライバル的存在だった鉄男くんの描写の少なさです。
最終回で、実は鉄男くんが城太郎を好きだったと明かされましたが、
彼についてはもう少し尺を割いてほしかったです。



ぶっ飛んでいたOPの「上海ハニー」のカバーが
よくネットで話題になっていましたが、
EDの「夢？」も好きで、聴いていて心地よかったです。
歌にも恵まれた作品だったなと思います。