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NHK朝ドラ感想「エール」第21週:夢の続きに*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の感想です。
今回は第21週「夢の続きに」について記します。
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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
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  • メディア: Blu-ray

初回と前回の感想はこちら。
【NHK朝ドラ感想「エール」第1週:初めてのエール*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-05-1
【NHK朝ドラ感想「エール」第20週:栄冠は君に輝く*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-10-30-1



【第21週:夢の続きに】のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/yell/
 音(二階堂ふみ)は、子育てで一度はあきらめた歌手になる夢をかなえるため、声楽講師のベルトーマス(広岡由里子)に勧められたオペラのオーディションに挑戦する。審査員席には懐かしい音楽学校時代のライバル・夏目千鶴子(小南満佑子)が! 一方、娘の華(古川琴音)は思春期で、母に反発することが増えていた。
 そして音が受けたオーディションは思わぬ方向に動き…。そして、音と華のことが心配な裕一(窪田正孝)はふたりのためにあることを思いつく。

ここ三週間、作中で披露された素晴らしい歌唱も相まって、
視聴中に心を何度も激しく揺さぶられましたが、
今週は見ていてちょっときつかったです。
音を演じる二階堂ふみさんが、
わざと音を外したりというように下手に歌っているであろうことは
察しがつきますが、
めちゃくちゃ上手いプロのオペラ歌手の中に、
一人だけ「素人にしては歌が上手い方の人」が交ってる感が強く、
お稽古場での音が痛烈に感じたであろう居場所の無さが
まるで自分のことのように思えて、胸が苦しくなりました。
だからこそ、教会で
音が裕一の新曲をのびのびと歌うところは
感動的で良かったのですが、
それまで毎日毎日、あまり上手くない歌を聞かされたのが
なかなか辛かったです。


視聴者がストーリーにケチをつけても意味が無いというのを
重々承知の上で、敢えて書きますが、
音はどうして主役のオーディションを受けたのだろうかと
思ってしまいました。
喉の筋肉は、他と同様に加齢と共に衰えていくものだそうで、
常にきちんとしたケアをすると同時に
適切に鍛え続けなければいけないらしいのを踏まえると、
音楽学校を途中で辞めただけでなく、
出産や育児そして戦争のせいで歌のレッスンどころでなかった
音のこれまでの人生を踏まえると、
音楽の世界に再び飛び込んでいきなり主役……というのは
いささか無謀すぎます。
勿論、主役を敢えて一般公募にすることで宣伝に繋げたいという
公演の興行主の意図はよく分かりますし、
現在でも珍しいことではないですが、
それに応募する方も大概だよねと思ってしまいました。
結局、音自身が言っていたように、
オーディションに受かることだけ見ていた
(その先を見ていなかった)のが、最たる問題でした。
今回は、音が申し込む前にそれに気付けなかったのが
そもそも間違いだったわけですが、
個人的には、オーディションに応募した責任を取って、
下手でも何でも、嫌な思いをしても、皆に迷惑をかけても、
主役として舞台に立ってほしかったなと思いました。

とはいえ、いち観客としては、
大金を支払って酷いものを見せられるのは嫌なので、
もし音があのまま舞台に立つ展開になったなら
「自分の限界を知った時点で降板すべきだった」との感想を
書いたと思います……。


そして、大きな舞台の降板という出来事が、
音にとってこれで二回目だったというのも嫌でした。
どちらも「仕方が無かった」と言えばそれまでですが、
音に対して無責任だと感じてしまいました。

戦況が悪化する前、自宅で音楽教室を開いて
幼い生徒と一緒に歌っていた時の音が、
それはそれは幸せそうで、楽しそうだったので、
今後はあの教会などで子供たちに歌を教えるのでしょうか。
色々ありましたが、あのクリスマス会の出演を経て、
音がまた歌を楽しめるようになったのは良かったです。
今回披露された新曲も、メロディがとても素敵で……。
音が裕一の歌を最初に歌った演奏会を思い出しました。



ただ、戦争が終わった後からだと思うのですが、
音の喋り方が変にゆっくりというか、
たまにお婆ちゃんのような話し方になる時があって
違和感を強く覚えます。
勢いがあった若い頃とは話し方も違うという表現方法なのでしょうが、
悪い意味でとても気になります。



娘の華ちゃんの件は……
音との会話よりも、吟さんとの会話の方が興味深かったです。
伯母という、身内だけれども少し距離がある関係も
今回は上手い具合に働いた気がします。
何より、好きなことを見つけて歩んだ才能ある妹二人を
傍でずっと見てきた、
いわゆる「普通の人」だった吟さんだからこそ、
音の助言や励ましに戸惑う華ちゃんの若い心に
優しく寄り添えたのかなと思いました。
吟さんがいてくれて、本当に良かったです。
今週は、音が出てくると辛くなった一方で、
吟さんが出てくるとホッとできていました。

また、吟さんが智彦さんや居候の男の子とも
引き続き仲良く一緒に生活している描写では、
今の吟さんが幸せに暮らしているのが分かり、
嬉しくなりました。



そうそう、嬉しかったと言えば、
週の終わり(金曜日)の放送で、
スター御手洗とプリンス佐藤の再会が見られたこと!
かつて裕一の家の庭先で初めて会った時は、
相手に負けるまいという競争心が働いて、
それぞれ自分の名前を強めに言うことで誇示していましたが、
相手への友情と敬意がある今は
互いに相手の名を発していたのが、大変良かったです。
二人が今もやっぱりくるくる回っていたところは、
さすがだなと思いながら笑ってしまいました。



続きはこちら。
【NHK朝ドラ感想「エール」第22週:ふるさとに響く歌*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-11-13



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2020-11-06 11:36 
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