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感想「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」*ネタバレあり [映画・舞台]

10/16に公開された「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の感想です。
私も公開初日に見てきました!
以下にはネタバレを含みます。
私は、テレビアニメは最後まで見ましたが、
原作の漫画は未読です。
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鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 吾峠 呼世晴
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/10/04
  • メディア: コミック

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ネットニュースにもなりましたが、
公開初日から明日までの三日間(金・土・日)の
全国の各映画館の上映回数が物凄いですね!
私がよく行っている地元の映画館も、
都内ほどではないですが、尋常でない多さでした。
当初は来週にでも見に行く予定でしたが、
公開当日の10/16午後の都合がついたことから、
やや強行軍でしたが足を運んで観てきました!
映画の内容は大変素晴らしく……思い切って観てきて大正解でした。

入場者特典も、勿論、戴けました。
・冊子「煉獄零巻」
・吾峠呼世晴先生イラスト特製ぬり絵
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ここまで豪華な特典(表紙フルカバー+本文モノクロ印刷)は
初めて見た気がします。
しかも驚異的な動員数を受けて、
あっという間に無くなりそうなのも凄い。
【鬼滅の刃 初日で興収10億円超】
https://yahoo.jp/__Wcor



さて、長くなりましたが映画の感想です。
上記の通り、私は原作の漫画を未読でしたが、
炎柱の煉獄杏寿郎さんが大人気で、
男気あふれる大変魅力的なキャラクターであるものの、
この「無限列車編」で残念ながら命を落とすということを
知っていました。
なので、絶対に終盤は泣かされるのだろうと予想していましたが、
その予想以上に大泣きしました。
対猗窩座戦の途中から涙が止まらず、鼻が詰まり、
嗚咽を何度も漏らしそうになりました。
これは私だけでなかったようで、
映画館のあちこちでは鼻を啜る音が常に聞こえてきました。



まず、物語の大部分を占める下弦の壱の鬼・魘夢戦について。
映画館で実際に観るまでは、
公開前からよくテレビで放送されていたCMで
主人公の竈門炭治郎が
「起きろ! 攻撃されてる!」と叫んでいるのが印象的で、
「眠っている時に鬼に攻撃されているのでは、
そう気付いた時はもうヤバい(死んじゃう)のでは?」と
不思議でならなかったのですが、
こういう事だったのかと納得できました。
眠りに就かされている最中に、別の者によって精神世界に侵入され、
心の核が破壊されようとしてしまうんですね。
炭治郎のは、まるでウユニ塩湖のようで、大変美しかったです。
光の小人の導きには、泣きそうになりました。
一方、我妻善逸のは物凄くホラーで、
シザーマンした彼は可笑しかったですが、怖かったです。
嘴平伊之助と煉獄さんのは、いかにも彼ららしかったですね。


彼らが落ちた夢の世界にも、個性が出ていました。
特に炭治郎のは……
既に失われてしまった愛しい過去ということもあり、
もう泣けて泣けて仕方が無かったです。
特に、ようやく事実に気付いた炭治郎が、
追ってきた家族に向かって「まだここにいたい」と言ったシーン。
私が最初に泣いたのは、ここでした。
辛すぎる……。
ずっと居たいであろうそこから自らの意思で抜け出すなんて、
きっと彼が長男で主人公でなければできなかったと思います。


以前の話でも、炭治郎と禰豆子の兄妹の絆は
何度となく強調して描かれてきましたが、
ここでも素晴らしいエピソードとして披露されました。
炭治郎を寝言を受けて、彼を起こそうとした禰豆子が
彼に頭突きを食らわしたところ、額から出血してしまい、
その血の匂いを受けて炭治郎がハッと現実に気付くシーンは、
こうして文章で書くと面白味が前面に出ますが、
映画を観ている最中の私は感動しまくりでした。
二回目に泣いたのは、ここでした。


そして、かまぼこ隊三名+煉獄さんが目覚めた後の
対魘夢戦へ。
圧倒的な戦闘力を誇る煉獄さんが後方支援に回り、
炭治郎と伊之助が魘夢を倒しに行くという流れでした。
今作のキーマンである煉獄さんには
この後の戦い(対猗窩座戦)で多大な見せ場があるので、
その前に主人公の活躍の場を作ったという構成でしょうが、
煉獄さんがかまぼこ隊三名の実力を信じているという
証にもなっているような配置で、
私も観ていて嬉しかったです。
そして、その期待にちゃんと応える他の皆。
魘夢の術を解くために、夢の中での自害を繰り返すシーンは、
その壮絶な内容に私は絶句状態にありました。
炭治郎があまりにそれを多く行なった結果、
今が夢か現実なのかが分からなくなり、
うっかり現実でそうしそうになって伊之助に止められるシーンは、
思わず息をのみました。

その戦いの中で、魘夢によって特に酷い夢を見せられた際に、
炭治郎がきっぱりと
「俺の家族がそんなことを言うはずがない。
俺の家族を侮辱するな!!」と怒ったところも
大変良かったです……。
そう言える炭治郎の強さが羨ましくもありました。



魘夢は、優男的な外見と言葉遣いでしたが、
根はクズで、鬼らしい凶暴さと冷淡さばかりだったのが、
良かったです。
鬼たちは皆、性格に一癖も二癖もあり、
しかし人間だった頃の過去や鬼になった経緯には
せつなくて辛くて悲しい感情が含まれるようですが、
皆が皆、そういうのを細かく描かれると飽きますので、
同情の余地が一切無く、
ただただ消滅を願える鬼というのも良いなぁと思いながら
観ていました。



そして、上弦の鬼・猗窩座と煉獄さんの死闘について。
上記の通り、煉獄さんが最後に死ぬことは知っていたものの、
それまでの戦いの流れといった詳細は分からなかったので、
正直なところ、怒涛の展開に心がついていかなかったです。
とにかく、煉獄さんが格好良かった……!!
さすが「みんな大好き煉獄さん」でした。
これは本当に、皆が好きになっちゃう人だなぁと
だらだらと泣きながら観ました。
あんなに凄い姿を間近で見せられた炭治郎と伊之介は、
たくさんの物を貰えたはずです。
列車の乗客200人を全て守り抜いただけでなく、
多くの物を遺してくれました。
でも、できれば、その任務の中に、
彼自身の生存も含めてほしかったです。
皆が辛うじて生き残れたのに、
彼らを守った当人だけが亡くなるというのは、
あまりにも辛すぎます。


映画の公開直前にたまたま見たツイッターで、
上弦の鬼の声優さんのネタバレを踏みたくないので、
公開初日の初回の上映を観に行くとあり、
そこで私は、猗窩座の声優さんがまだ不明であることを
初めて知りました。
まさか石田彰さんだったとは……!!!
声優さんに疎い私が一番好きな声優さんだったこともあり、
猗窩座が最初に声を発した瞬間は、
つい声を発しそうになるほどめちゃくちゃびっくりしました。
猗窩座の声が石田さんだった点については、
私はネットで原作の絵を見ていたぐらいでしたので、
すんなりと受け入れられました。
それより、石田さんが声を担当するのは
トリックスター的なキャラクターが多いという印象が元からあり、
今回の映画でいえば、むしろ魘夢じゃない?と思ったので、
こういう武闘派キャラクターがそうだというのが
大変新鮮でした。
(念のために書きますが、
平川大輔さんの魘夢はぴったりで、最高でした)


この劇場版の描写だけで考えると、
武を高めることだけに執拗になっている猗窩座は
とても嫌な奴で、
炭治郎が叫んだように卑怯者でもありましたが
(日の出を迎えて不利な状況になると逃亡した)、
彼が背負う人間だった頃の過去は、
作中でもかなりの壮絶な内容だったようで……。
この先でその話を見られるのがとても楽しみです。


煉獄さんについては、もう、もう、凄いの一言です。
最期、彼が亡きお母さんの幻を見て、
にっこりと笑って逝けたのが唯一の救いでしたが、
あまりに絶望的な状況に
「こんなに素晴らしい人がもう死ぬなんて」と思い、
涙が止まりませんでした。

昨晩フジテレビで放送された総集編「那田蜘蛛山編」を見ていて
ふと思ったのですが、
下弦の鬼に対して柱が一人か二人で応戦しているのを踏まえると、
下弦とは比べ物にならないほど圧倒的に強い上弦の鬼
(しかも、鬼殺隊は長いこと上弦の鬼には勝ててないっぽい?)を、
鬼殺隊の中でも実力者であるとはいえ
煉獄さんがたった一人で戦ったのは、
そもそも無謀なことだったのかもしれないと、改めて思いました。
でも煉獄さんは、そういう無情な現実を前にしても
全く怯まなかったですし、
相打ち寸前までいったんですから、素晴らしかったです。
ただ、上でも触れましたが、
煉獄さんが他の皆(自分より弱い者たち)を守ると決めた際に、
自身が生き残るという点を含めなかったのかもしれないのが、
私には辛かったです。
彼が発する炎が眩しく、熱く、華やか過ぎて、
猗窩座が逃げた後はもう、呆然としてしまいました。
煉獄さん、大好きです……。
私が行った映画館では、
どの回も上映終了後に観客が物販に走り、
上映前以上の熱気で煉獄さんのグッズを中心に買っていました。
それぐらい、煉獄さんの雄姿が皆の心を
強く熱く打ったんだと思います。



ここで、帰宅後に私が発したツイートを転載します。
(内容は上記の感想と重複します)

あと、本来は物凄く凄いことなのに、
もはや当たり前になっているというのも凄いのですが、
作画は全般的に高レベルで、
特に戦闘シーンは見応えがありました!!
元々の人気の高さに加えて、この最高レベルの出来……
大変素晴らしい作品でした。


煉獄さんの戦いから、彼の死闘を追っていくので精一杯で、
細かなところを全然見ていられなかったので、
もう少し経ったら何度か劇場で観る予定です。
またたくさん泣かされると思うので、
大きなハンカチ(いっそタオル?)も、持っていきます!
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(11/1追記)
竈門兄妹のねんどろいどを撮影しました!
【あしかがフラワーパーク】ねんどろいど 竈門炭治郎&竈門禰豆子(鬼滅の刃)
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-11-01



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2020-10-18 12:37 
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