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感想「アイドリッシュセブン」第4部 第18章:萌芽*ネタバレあり [アイナナ第4部 感想]

ゲーム「アイドリッシュセブン」第4部の感想です。
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今回は、第18章「萌芽」について記します。
第1話 寂寥と決意
第2話 会話
第3話 流行の代償
第4話 成長と苦悩
第5話 未来の歌

私の推しキャラは、TRIGGERの八乙女楽くんです。
以下の記述にはネタバレを含みます。
機種依存文字のため、アルファベットを用いて「ZOOL」と記載しています。


初回と前回の感想記事はこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第4部 第1章:青空にかかる夢*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27
【感想「アイドリッシュセブン」第4部 第17章:広がる空*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-11-10-1

関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/i7
【感想@アイドリッシュセブン 2nd Live「REUNION」20190706*ライビュ】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-07-07



間がかなり空いてしまいましたが、
アイナナ第4部の残りの感想を記していきます。
(これを書いている時点で最終話の第20章まで読み終えています)


【第1話:寂寥と決意】
いよいよ年末……ということで、
世間でもTRIGGERのカウントダウンライブが話題になっていました。
同時に、八乙女事務所主宰の「YAOTOME Fes」の件も
そこそこ上がっているようですが、
反感からか「行かない」選択をしているファンも多いようで。


そしてZOOL。
尊大な言動がすっかり無くなった今、
過去の過ちを本気で悔いている彼らは逆に格好良かったです。
あの御堂虎於くんが、
自分を犠牲にしてでも他の三人の未来を守ろうとしたのも、
今や彼も本気で音楽を続けたい、
ZOOLとして活動していきたいと望んでいると分かったのも、
大変好ましかったです。

途中であった「私を巻き込んでください」という
棗巳波くんの台詞。
ここからは孤独を感じました。
ずっと芸能活動をしていたという彼だからこそ、
運命共同体というか、自分の気持ちを預けられる人々と一緒に
向かいたい方に歩きたいという欲があるのかなと思いました。

ZOOLとファンとの会話も、心に残りました。
IDOLiSH7がそうだったように、
純粋に応援してくれるファンと直に会話をしたことで、
ZOOLも原点に返れたというか、
皆に応えたい、喜ばせたい、気持ちを伝えたいという
表現者の初心のようなものに返れるのが感動的でした。
トウマが素直に「ありがとう」と感謝を伝えた時に、
他の三人が冷やかしたり茶化したりしなかったのも
良かったです。
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【第2話:会話】
八乙女楽くん以外で内緒話をする、
姉鷺さんと九条天くんと十龍之介くん。
楽くんに問い詰められて動揺してしまう龍之介くんが、
さすがでしたww
龍之介くんはやっぱりこうでなきゃ。
02TRIGGER.jpg

彼らの話題は、勿論、八乙女事務所の件でした。
TRIGGERの一件もあって窮地に立たされているようですが、
ぶっちゃけ、自業自得なのも否めず……。
楽くんが、父親を心配して電話をするかわいげはあるのに、
肝心な会話で素直になれないあたりも彼らしくて、
微笑ましかったです。
八乙女パパとの会話は、
まさに龍之介くんが言った「俺俺でぶつかる」の再現でした。


一方のIDOLiSH7。
年末のテレビ特番の待機中であるようで、
皆が久し振りに集まれて喜ばしいと思いきや、
仕事の合間に仕事を入れられているメンバーも少なくなく、
特番での歌唱に集中できる状況ではないようで。
人から望まれなければ仕事が来ないという職業上、
途切れずに忙しいのは良いことですが、皆、大変そうでした。



【第3話:流行の代償】
引き続き、IDOLiSH7が大人気だという内容でした。
和泉三月くんがMCを務めている番組で、
ミスター下岡さんが要らないと一部のファンに言われてしまったのは、
私もさすがにどうよと思いました。
それは、思っていても言っちゃ駄目なことですよね。
しかも、世間でこう言われているのなら、
多少なりともミスター下岡さんの耳にも届いている気がします。
尤も、彼は器が大きく、懐も深いようなので、
そうであっても笑って軽く流してくれるとは思いますが。


そして、IDOLiSH7の忙しすぎる現状も描かれました。
元々、家事はマメな三月くんと逢坂壮五くんが中心となっていて、
他のメンバーが手伝ったり手伝わなかったりしていたようですが、
壮五くんだけでなく、三月くんもかなり忙しくなった(谷川岳!)今は、
生活がちょっと荒れているのではないかと想像しました。
他のメンバーも程度の差はあれ、皆、忙しすぎて
代わりに家事をやれる余裕が無いようですし。


通っている高校で
他の生徒たちとの関係に戸惑っているらしい四葉環くん。
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今回は話し相手が三月くんとあって、
環くんは例として和泉一織くんの名前を挙げましたが、
自身が学校に行きたくないと思っているのは確かなようです。
私は一般人なので、もし同じ学校に人気アイドルのメンバーがいたら、
直接アクションを起こすことはさすがに控えるかもしれませんが、
見かけたらすごく興奮するでしょうし、
友達との会話でキャーキャー言ってしまうと思います。
でも環くんからしてみれば、それが日常となるのは大変ですよね。
いわゆる「有名税」なのかもしれませんが、
そうだと割り切って受け止められる強さは、
以前から友達が多かったっぽい環くんには
なかなか持てないものなのかもしれません。
(逆に一織くんは、元から友達が少ないようですし、
ファンサービスもビジネスだと理解しているので、
環くんのような辛さは感じにくいように思えます。
勿論、周囲を煩わしく思う時はあるでしょうが)


かなり昔の話ですが、
女優の広末涼子さんの高校時代や
早稲田大学に入ったばかりの頃を、ふと思い出しました。
あの時の、マスコミを含めた周囲のフィーバーぶりは
狂気の沙汰といっても過言でないくらい、凄いものでした。
環くんの場合は、そこまでではないのでしょうが、
学校のどこにいても他人の好奇な目に晒され、
一挙一動が注目されてしまう辛さは
きっと同じだろうなと想像しました。
広末さんの場合、確か高校時代は、
特に仲が良かった数名の同級生が逐一傍にいて、
彼女を守っていたというのを
おぼろげに覚えています。
環くんにも、そういう友達がいたら
少しは気持ちが楽になるのかもしれません。



【第4話:成長と苦悩】
互いに相手を労わる壮五くんと六弥ナギくんの会話に
少し癒されたと思いきや、
七瀬陸くんと二階堂大和くんの会話で
「一緒に住んでいるのに、SNSで近況を知る」現状を突きつけられ、
テキストを読んでいてビミョーな気持ちになりました。


IDOLiSH7のマネージャーの数を増やす
(メンバーそれぞれにマネージャーをつける)のは
もう仕方がないですよね。
むしろ、今までそうでなかったのが不思議なくらい。
主人公がマネージャーで、
対象のアイドルを応援していくという基本設定上、
紡ちゃんがIDOLiSH7から離れることはないのでしょうが、
大きな転換期を迎えているのは間違いないようです。



【第5話:未来の歌】
IDOLiSH7の寮の問題から、
第4話の終盤で出てきた今後の活動方針について
話が進みました。


優しいせいで仕事を断れず、仕事を次々に入れた結果、
忙しさで追い込まれて心身ともに疲弊している現状は
絶対によろしくないのですが、
それを批判すれば解決する問題ではないというのが
一番大きな問題点だと思えました。
個人的には、そうして心が潰れてしまって
芸能活動を止められてしまうのが、一番辛いので、
そうなるならいっそ仕事を間引いちゃって構わないと思いますが、
それができるならとっくにやってますよね。
他人から「出てください」「やってください」と望まれるなら
出来る限りそれに応じなきゃ!といつも全力で頑張るのは、
IDOLiSH7の長所でもあったわけですし。
でも、その「出来る限り」には限界がきていて、
メンバーも本当にしんどそうで……読んでいて辛かったです。

そして、そんな状況なのに、
「みんなの夢だから」と言って
更に上を目指そうとしている一織くんが、かなり心配です。
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さて、今回はもうお話が無いのかなと思ったRe:valeが
ここでようやく登場。
二人とも見えない迷路の中で彷徨っていたようだった
かつての楽曲「未完成な僕ら」について、
前向きな決着をつけられたようで、良かったです。
百さんが言っていた
「歌いたかったのではなく、歌ってもいいと許されたかった」云々は、
アイドルに対してこじらせている月雲さんの気持ちにも通じるなぁと
ちょっと思いました。



感想は以上です。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。



続きはこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第4部 第19章:冬の景色*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-08-15-1



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2020-08-15 14:14 
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