感想@キヅナツキ「ギヴン」 code.EX_2(シェリプラス2020年9月号掲載)*ネタバレあり [ギヴン]
雑誌「シェリプラス」2020年9月号に掲載されている
キヅナツキ先生の作品「ギヴン」の感想です。
(code.EX_2)
以下の記述にはネタバレを含みます。
前号の感想はこちら。
【感想@キヅナツキ「ギヴン」柊mix_6(シェリプラス2020年7月号掲載)*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-06-17
発売が楽しみだったシェリプラス。
本日(7/30)発売だと知り、うきうきと書店で購入して
「さぁ、読むぞ!」と鼻息荒くページをめくっていたら……
あっという間に終わってしまい、
思わず「みじかっ!」との声が漏れてしまいました。
この短さが普通なのでしょうが、
私が慣れるのにはまだまだ月日が必要みたいです。
さて今回は、
前号の最後に登場した梶さんに焦点が当てられていました。
私は単行本の5巻より先から前々号までの内容を知らないので、
一瞬、状況が分からず、戸惑いましたが、
どうやら単行本5巻の終盤で春樹さんの家を出た前後の
梶さんのお話だったようで。
今月号は、梶さんが単身で不動産屋さんを訪れ、
一人暮らし用の新居を借りる際のエピソードが語られました。
梶さんが言った「春になったら出るコンクール」は、
彼が四位に終わったバイオリンのそれで、
彼が言った「好きな人」とは、春樹さんのことですよね。
私も嬉しくて、にやにやしてしまいました。
梶さんってば、春樹さんのことが本当に好きなんだなぁと
深く実感できました!
同時に、「好きな人(春樹さん)のお陰で
自分がポジティブになれている」という梶さんの現状は
とても建設的で、健康的で、素敵なことだと感じたことから、
やはり恋は前向きである方が良いよねとも改めて思いました。
雨月さんとの恋を否定するつもりはないですが、
相手のことが大好きなのに一緒にいて辛いという状況は、
見守るしかない立場(読者である私)も、辛かったので……。
不動産屋のお兄さんの口から出た「事故物件」なる単語。
死体でもあったのかしらと首を傾げると同時に出た最初の感想が、
「じゃあ、祓い屋さんに頼んで除霊してもらおう」でした。
(少し前に、「さんかく窓の外側は夜」を読んでハマったので……)
おじさんの霊も出るようですが、
そういう「事故」ではないようで、私もホッとしつつ、
これは寝られないだろうなぁと思いました。
とはいえ、バイオリンもドラムも気兼ねなく練習できそうなのは
何よりです。
ぶっ倒れるまで音楽の練習
→ぶっ倒れるからどんな環境でも熟睡できてしまう
→起きたらまた音楽の練習
という流れが目に見えるようでした。
梶さんのエピソードを読めたのは嬉しかったですが、
それ以上に、彼の家を訪問した真冬くんのその後を知りたかったので、
本音を言えば、非常に残念でした。
次号の発売は、また二ヶ月後ですよね……長い!!
映画の公開日も無事に決まりましたし、
それまでは、その映画と単行本6巻を楽しむことで
耐え忍ぼうかと思っています。
続きはこちら。
【感想@キヅナツキ「ギヴン」 柊mix_7(シェリプラス2020年11月号掲載)*ネタバレあり】 https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-10-22
2020-07-30 15:29
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