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感想@テレビアニメ「ギヴン」第10~11話(最終話)*ネタバレあり [ギヴン]

*書き足りなかったので少し追記しました(6/14)

テレビアニメ「ギヴン」の感想です。
今回はこちらの話について記します。
・#10「Wonderwall」
・#11「Song2」

以下の記述にはネタバレを含みます。
原作の漫画については、第9話の視聴後に買いました!

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関連記事
【感想@テレビアニメ「ギヴン」第9話 冬のはなし*ネタバレあり】
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【CD:ギヴン「まるつけ / 冬のはなし」】
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【感想@キヅナツキ「ギヴン」2~5巻*ネタバレあり】
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以前の感想記事はこちら。
【感想@テレビアニメ「ギヴン」第1~2話*ネタバレあり】
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【感想その2@テレビアニメ「ギヴン」第9話 冬のはなし*ネタバレあり】
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以前はアニメの視聴が先でしたが、
第9話の視聴直後に
単行本の第2巻以降を一気に購入したことから、
今回からは原作の漫画を既に読み終えた上での
視聴となっています。


第10話「Wonderwall」
初ライブの後日譚の回でした。
「冬のはなし」のインパクトが大きすぎたせいで
当の立夏くんも一時的に忘れてしまっていたようですが、
彼が真冬くんにキスをしてしまった後の話です。
熱を出した真冬くんを彼が見舞うシーンは、
若さゆえの微笑ましさがおかしくて、
見ているとにんまりしてしまいます。
真冬くんの飼い犬・毛玉もかわいい。

初デート(とカウントして良いのか分かりませんが)の
横浜みなとみらいでの真冬くんからの告白も、
大変良かったです。
かつて由紀くんから「(海は)デートっぽい場所」と言われて
「デートって……」と呆れていた真冬くんが、
場所と季節が違うとはいえ同じ神奈川の海を見て
進んで「デートっぽいとこだね」と立夏くんに言ったあたりで、
私はちょっと泣きそうになりました。
真冬くんには、海イコール「好きな人と行く場所」だと
すっかりすり込まれているみたいじゃないですか。
やったね、由紀くん!
しかも真冬くんが、変に感傷を滲ませたような
しんみりとした感じでなかったのがたまらなかったです。
真冬くんがその直前に、
立夏くんが目を見張るようなとびきりの笑顔を見せていたのも
大変萌えました。
上記のお見舞いの時といい、この時といい、
立夏くんはいつも以上に真冬くんに振り回されていましたね。
いつもそれらのシーンになると
「惚れた弱味だなー」と彼を内心で冷やかしてしまいます。
みなとみらいに向かうと決めた時の
電車内での二人の会話もきゅんきゅんしました。

今回、二人が訪れた場所は、
まさにデートコースの定番・赤レンガ倉庫ですよね。
今年になってからは全く行っていないのですが、
AKB48Gの握手会でみなとみらいには頻繁に足を運んでいたので、
次に機会を得た際にはついでに聖地巡礼してきます。


前後が逆になりましたが、
ライブの感想を述べるクラスメイトの女子生徒の言葉が
何度聞いても沁みます……。
ライブ直後に真冬くんと話した時の柊くんは、
それについて具体的に触れることはなかったけれど、
当事者の一人で事情もよく知っている分、きっと彼女以上に
あの曲を聴いていてたまらなくなっていたのではないかと
思えてなりません。

その柊くん。
真冬くんと話す時は、お互いに遠慮をしないで済むからか、
喧嘩腰な発言をすることが多いようですが、
本当はとても優しくて良い子なんですね。
初登場時に彼が漂わせていた
まるでいじめっこのような雰囲気はどこにいったんだと、
幼馴染みに向かっておいおいと泣く彼を見て思いました。


真冬くんの初ライブの動画を見た雨月さんが、
「何か引き金さえあれば、こいつも化けるのに」と
梶さんに対して心の中で呟くシーン。
原作の漫画の第5巻でその答え合わせがあり、
その時、雨月さんはとある事実を知って呆然となりますが、
それを踏まえた上でこのシーンを見ると、
どうしてもせつない気持ちに襲われます。
私は春樹さんが好きなので、
彼の梶さんへの恋が実ってほしいと本気で思ったけれど、
雨月さんにも不幸になってほしくないと思っていました。
しかし、二人の望みに同じ男(梶さん)が関わっている以上、
それらは決して両立しないのが辛かったです。
雨月さんは、もし叶うのなら
自分が梶さんを変える引き金になりたかったでしょうね。
精神的にも肉体的にも音楽的にも相手を求め合えて、
それぞれ高め合うことができる存在なんて、最高ですし。
でも雨月さんは、かなり前から
自分たちが決してそうなれないことを痛感していました。
もし梶さんの引き金がずっと存在しなかったなら、
雨月さんは梶さんの音楽家としての人生を惜しんでも、
それまで通り、このままでは駄目だと知りながら
彼との中途半端で歪んだ関係をずっと続けていたでしょう。
でもその答え合わせの際には、
梶さんの引き金がもう既に彼の傍に在ると気付いてしまい、
相当なショックを受けたようで……。
その時の雨月さんの心境を思うと、私は胸が痛みます。



第11話「Song2」
テレビアニメ版の最終話です。
この後、春樹さんと梶さん、そして雨月さんも加えた話が
本格的に転がっていくんですね。
映画の公開が、楽しみで楽しみでたまりません。
劇場で観たら、きっと私は
雨月さんのことで泣いてしまうんだろうなぁ。


この回では、
私の大好きな「上ノ山立夏 送別会パーティー」がありました!
「童貞の俺」が泣いているシーンは、何度見ても笑えます。
音楽馬鹿、ギター馬鹿に見えていた立夏くんも
年相応に性欲のある高校生だったんだなぁと
今さらですがしみじみと思いました。
二人の恋人としての交際が
春樹さんと梶さんに早々に認めてもらえて、良かったです。

そういえば、漫画を先に読んだ時に「あれ?」と思い、
アニメで見てもやはり「ん?」と気になったのですが、
真冬くんの告白に対して、
立夏くんはちゃんと返事をしたんですかね。
春樹さんに許可を求めに行った時に立夏くんが見せた
いつになく真摯な言動とただならぬ緊張を踏まえれば、
彼も真冬くんを恋愛対象として本気で好きで、
恋人付き合いを始めたいのだとよく分かりましたし、
その気持ちは真冬くんにも伝わっているようです。
おそらく立夏くんは、
こういうことにはきちんと筋を通したいタイプで、
今回の件についても
事前に春樹さんたちの許可を得てからでないと駄目だと思い、
実際に迷わずそうしたのでしょうが
(真冬くんに自分も好きだと返した時点で
二人の恋人としての付き合いが開始しちゃうから)、
言葉は大事なので、ちゃんと言ってほしいです!
「もしまだなら『俺もおまえが好きだよ』ぐらい言いなよー」と、
私は立夏くんの脇腹を突つきたくなりました。

梶さんから借りた重いCD運びでちょっと張り切ったり、
たまたま行ったお祭りでわたあめを買ってあげたりと、
立夏くんが真冬くんに対して、早速、
彼氏っぽいことを頑張ってやっていたところも、
最高に可愛くて好きです。
頑張れ、彼氏ー!


春樹さんちは多摩川沿いにあるっぽいですね。
最寄り駅は、小田急線の和泉多摩川か登戸でしょうか。
電車が各停しか止まらないのは結構不便なので、
どちらかなら後者だろうなと想像しました。


今回も登場した真冬くんの幼馴染みの柊くん。
本誌連載では、現在、
立夏くんが彼らのバンドでサポートをやっていて、
そのせいで真冬くんとの仲がギクシャクしてますよね。
立夏くんと真冬くんには安定して仲良くしてほしいので、
今の状態は読んでいてちょっとしんどかったです。
でも真冬くんがそうなってしまっているのは、
立夏くんのことが本当に好きだからですものね。
このアニメ第11話は、
立夏くんの「次はどんな歌がつくりたいんだ」の問いに対し、
真冬くんが「次は……」と発したところで終わりましたが、
第10話のお見舞いで立夏くんが密かに望んだ通り、
いつか彼が「次」になった歌ができますように。
私も、幸せな「次」を聴きたいです!


私も学生時代は1000年代生まれの文系だったので
(そして理系の科目は完全に捨てていた)
立夏くんと真冬くんの会話はちょっとショックでしたww
夏目漱石の「こころ」は良いですよね。
こういう作品は、登場人物の視点で内容を区切ると
心情が分かり易くなると思います。


本編映像に重ねる形で「まるつけのインスト」が流れた後、
毛玉だけのED映像になったのに合わせて、
途中から歌入りの「まるつけ」に変わったのが、
大変素晴らしかったです。
CDの感想でも書きました通り、
私はこの曲の歌詞がとても好きなので、
それまでカットされていた部分がここで披露されたことが
嬉しかったです。



あれこれ書いてきましたが、
テレビアニメ版の「ギヴン」の感想は以上です。
(単行本1巻の感想など、新しい記事を追加する予定はあります)
記した内容は私の勝手な推測が多く、
間違っているものもあるかと思いますが、
そういうふうに勘違いをした視聴者もいるんだと
笑い飛ばしていただければ幸いです。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。
「ギヴン」最高でした。
この作品と出会えて本当に良かったです。
お陰さまで、とても幸せな時間を過ごせています。
映画も原作の続きも楽しみです!


(6/15)漫画第1巻の感想も書きました・
【感想@キヅナツキ「ギヴン」1巻*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-06-15



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2020-06-14 01:00 
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