さくらもちモチ

NHK朝ドラ感想「エール」第6週：ふたりの決意*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHK連続テレビ小説（朝ドラ）「エール」の感想です。
今回は第6週「ふたりの決意」について記します。

初回と前回の感想はこちら。
【NHK朝ドラ感想「エール」第1週：初めてのエール*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-05-1
【NHK朝ドラ感想「エール」第5週：愛の狂想曲*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-05-4



第6週「ふたりの決意」のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/yell/

　豊橋での演奏会を終えて、裕一(窪田正孝)は意気揚々と福島に帰るが、音(二階堂ふみ)との結婚を認めないまさ(菊池桃子)や浩二(佐久本宝)たちの気持ちを初めて知り、将来の選択について心が揺れる。
　そんな折、イギリスから国際郵便が届く。それは裕一の海外留学についての衝撃の知らせだった・・・。
　音楽の道から離れようとする裕一に対し、夢をあきらめてほしくない音は、東京でレコード会社に裕一の売り込みを開始する！

登場人物の想いが今まで以上に交差した週でした。
裕一が辛い思いをすると、私もちょっとしんどくなるので
（それでも、この作品はテンポが早いので楽な方です）
金曜日の放送の最後で
裕一と音が幸せそうに新居候補の縁側に並んで座るのを見られた時は、
深くホッとしました。
良かったです。

とはいえ、まだ心の整理がつかない人もいて……。
裕一を心配する方向が音と違ったまささんはともかく、
浩二の辛さは他人事とはとても思えず、
彼に心底共感しつつも
「お兄ちゃんを許してあげて」と思ってしまいました。
浩二にしてみれば、
いつも自分が損をしている気持ちですよね。
心情を吐露していた呉服屋の従業員についても同様でした。
ただ、「何も持てない」彼も、
「望まないものを無理に持たされた」裕一も共に辛いわけで。
いつかあの従業員にも、
勝手に荷を背負わされた辛さを分かってもらえたら
嬉しいです。



やっぱり「俺に任せとけ」が期待外れだった三郎さん。
でも、裕一が川俣を去る際に三郎さんが放った
「おまえが捨てても俺はお前を捨てない」云々の台詞は
非常に感動的でした。
彼は茶化していたけれど、
最後の「俺に任せとけ」に深い優しさが含まれているのが
テレビ画面越しによく伝わってきて、
私も嬉しかったです。
まささんや浩二をまた傷つけてしまったと
裕一もよく分かっている分、
快く「こっちのことは気にせずに、行ってこい！」と
背中をぽんと押してくれた三郎さんの言葉は、
裕一の大きな励みとなったでしょう。
とても良いシーンでした。



そして、今週はなんといっても音の行動力に対して
感心しっぱなしでした。
加えて、雷おこしで娘を奮い立たせる光子さんも最高で、
吟も優しくて良いお姉ちゃんでしたね。
良い結婚相手が見つかりますように。
今週は裕一関係の動きが大きかったせいで、
音の音楽学校の入学受験の合格がさらりと流されていました。
それだけ、音にとっては、
裕一のことだ大事だったとよく分かりました。



そういえば、大人になった妖精さんが登場し、
歌を練習していた音と出会っていましたね。
想像はしていたものの、
彼が相変わらずの言動をしていてで、
思わず笑ってしまいました。
早く、乃木大将を含めた三人の会話を見たいです。



そうそう、さっき朝の放送を観ていて気付きました。
先週披露された「晩秋の頃」。
オーケストラのアレンジでBGMとして使われているんですね。
やっぱり素敵なメロディでしたので、
もっと聴きたくなりました。



続きはこちら。
【NHK朝ドラ感想「エール」第7週：夢の結婚生活*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-15