NHK朝ドラ感想「エール」第5週:愛の狂想曲*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の感想です。
今回は第5週「愛の狂想曲」について記します。
連続テレビ小説 エール Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2020/03/25
- メディア: ムック
初回と前回の感想はこちら。
【NHK朝ドラ感想「エール」第1週:初めてのエール*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-05-1
【NHK朝ドラ感想「エール」第4週:君はるか*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-05-3
第5週「愛の狂想曲」のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/yell/
音(二階堂ふみ)の真意を確かめようと、裕一(窪田正孝)が、突然豊橋の関内家を訪問する。光子(薬師丸ひろ子)は、裕一の来訪を喜ぶ音に、裕一との関係を断ち切るように言う。
一方、福島では裕一の姿が見えなくなったことで騒ぎが起こっていた。伯父の茂兵衛(風間杜夫)は行き先を知っているはずと三郎(唐沢寿明)を問い詰めるのだが…。茂兵衛はすぐにでも裕一を養子として正式に権藤家を継がせたいと考えていた。
*この記事を書いているのは5/5で、
第6週「ふたりの決意」を途中までリアタイ視聴しています
これまで(~第4週)も展開の早さに驚いていましたが、
この第5週は今まで以上にびっくりしました。
毎日毎日見逃せず、視聴するのが楽しみでした。
特に、裕一の父・三郎さんが関内家に乗りこんだ水曜日の放送が
神回だったと思います。
裕一が「お嫁にください」と言った後の、
三郎さんと光子さんのやり取りが凄かった……!
ずっと、質の良い漫才を見せつけられている気分でした。
三郎さんが借りた着物に着替えた時に、
音が「まるで夫婦みたい」と茶化しましたが、
私もそう思いました。
完全に、まささんの存在を忘れてしまうほどお似合いで、
しっくりしていました。
裕一と音の接吻のシーンも、大変良かったです。
朝ドラの前作「スカーレット」でもキスシーンがあり、
ミョーに艶めかしかったというか、
いけないものを見てしまった!感が強くて、ドキドキしましたが、
この二人のキスは裕一の不器用さが真摯さに繋がっていて、
微笑ましかったですし、
二人の恋を応援したいという気持ちに駆られました。
光子さんの台詞
「汽車は……走り出しました。もう止まれません」にも納得です。
いいお母さんだ……!
そして、三郎さんの「俺に任せとけ」があてにならないことを
私はよく知っています。
(7/25追記)
作中で出てきた「薄皮饅頭」を買う機会に恵まれました。
【柏屋の薄皮饅頭】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-07-25-4
この水曜日の回が凄すぎたあまり、
私の中では霞んでしまいましたが、
その前にあった二人の豊橋デートも良かったです。
特に手筒花火!
初めて知りました。
一度でいいので、私も生で見てみたいです。
そして、非常に感動的だった
裕一の初めての演奏会と、海での音の歌唱シーン。
本当に良かった……朝から泣きそうでした。
音の歌が私にも沁みるのが、よく分かりました。
演奏会で、音のやり直しの歌が聴けなかったのが残念だったので、
海でようやくそれを聴けた時は、
感動が倍になってやって来た気がしました。
大変素晴らしかったです。
そりゃ、ミュージックティ(以下略)も号泣しますよね。
また、普段は気の弱い裕一が、
音楽のこととなると肝が据わるというか、腹を括れるというか、
人が変わったように強いところを見せるのが、格好良かったです。
鶴亀に売上金を持ち逃げされたというオチも、面白かったです。
こちらもどうやら実話のようで、びっくりです。
そうそう、これまで梅の詳しい描写がありませんでしたが、
天才になりたい凡人の苦悩がよく出ていて、
彼女と裕一の会話も興味深かったです。
梅が今すぐに、
いきなり賞を獲れる詩人や小説家になるのは難しくても、
あの年齢であれだけ素晴らしい詩を書けるんですから、
いつかその努力や熱意が形となって花開くといいなと
静かに願っています。
2020-05-05 23:42
共通テーマ:テレビ
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