さくらもちモチ

NHKよるドラ感想「いいね！光源氏くん」第二絵巻：ひもなのに朝帰り？ 感想*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

NHKよるドラ「いいね！光源氏くん」
第二絵巻「ひもなのに朝帰り？」の感想です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
原作の漫画は未読です。

前回の感想記事はこちら。
【NHKよるドラ感想「いいね！光源氏くん」第一絵巻：平安のいけめん現る？ 感想*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-05-3



第2回のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/drama/yoru/hikarugenji/

　沙織（伊藤沙莉）が会社に行ってる間に妹の詩織（入山杏奈）が家にやって来て光源氏（千葉雄大）と遭遇する。光は驚愕（がく）するが、彼女が沙織の妹だとわかり光は詩織に誘われて街に出かける。
　仕事が終わるや否や速攻帰宅する沙織。光がいないので心配するが詩織と共に帰ってきた二人にプリクラ写真を見せられて、あぜんとする。詩織に「恋人なの？」と聞かれて否定するものの、同棲していることにかわりなく適当にごまかすが…

今週も大変面白かったです。
放送の30分があっという間に過ぎていきました。
叶うならもっと見ていたかったです……！！

突然開始された奇妙な同居生活に対し、
良くも悪くも馴れてきている二人。
特に光源氏くんの方は、見るもの聞くもの珍妙であるはずなのに、
沙織の部屋のリビングのソファでゆったりと寛げている様子は
彼女が呆れていたように、
立派な（全く立派でないですが）ヒモでした。
そんな光源氏くんに振り回されている沙織はとても大変でしょうが、
変な風に充実していて楽しそうでもあり、
観ていてちょっと羨ましかったです。
この辺は漫画「観葉少女（プランツドール）」や
ドラマにもなった「きみはペット」に通じるものがあるのかなと
感じました。





さて、「源氏物語」での描写の通り、
現代の世でも美しい女性に目がないらしい光源氏くん。
前回、出会うなり早々に
光源氏くんが沙織を尼よばわりしていたので、
彼女を恋愛の対象とは見ていないらしいとは分かっていましたが、
沙織がそれを問題視する（不満に思う）のは
まだまだ先のことかなと想像していました。
なので今週は、沙織がその理由を知ってホッとしたシーンも含めて
私はニヤニヤしながら視聴していました。
沙織は表情が豊かで、チャーミングな女性です！
何より、とても面倒見がよくて優しい。
光源氏くんも、沙織の魅力に早く気付けば良いのに。
二人が街で遊ぶシーンは、とても素敵でした。

沙織が尼でなく、家に通う男性もいないと知った時の
光源氏くんの慰め方は、
私も笑ってしまいましたが、ちょっと酷かったです。
沙織が怒ったのは無理もないことだと思います。
面白かったですが……。

たしか平安時代は、髪の毛の美しさ（長さ）で
女性の美醜が決まってしまうことがあったはずで、
沙織の妹の詩織も
テレビドラマに出演していた時の若い女優さんも
髪の毛が長かった……ので、
沙織も一度、ウィッグで髪の毛が長いところを見せてみれば
光源氏くんの見る目
（沙織への意識）が大きく変わるのかもしれません。



話の中でようやく、
光源氏くんのライバルとされる「中将」の名が出てきました。
私も、漫画「あさきゆめみし」の中では頭中将が大好きだったので
彼の登場も近いのでしょうか。
楽しみです！



続きはこちら。
【NHKよるドラ感想「いいね！光源氏くん」第三絵巻：だいえっとはお好き？*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-30