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NHKよるドラ感想「いいね!光源氏くん」第一絵巻:平安のいけめん現る? 感想*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHKよるドラ「いいね!光源氏くん」
第一絵巻「平安のいけめん現る?」の感想です。
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以下の記述にはネタバレを含みます。
原作の漫画は未読です。

いいね!光源氏くん(2)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)

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  • 作者: えすとえむ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2019/01/23
  • メディア: Kindle版



第1回のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/drama/yoru/hikarugenji/
 藤原沙織(伊藤沙莉)は会社から帰宅した週末、非日常の解放感に浸るためバリで買ったすだれとお香をセットしてうたた寝していると、突然すだれを潜(くぐ)って昔の衣装をまとった男(千葉雄大)が現れる。
 沙織は不審者と思って警察にも来てもらうが、尋問中、男がイケメンで平安時代の扮装(ふんそう)をしていることから、ふと“光源氏”を思い出し、その名前を口にする。男はさも自分が光源氏といわんばかりに沙織に抱きつくが・・・・

こちらも放送前から多大に期待を寄せていました!
上記のとおり、原作の漫画は未読で、
失礼ながらタイトルも知らなかったのですが、
たまたま見ていた春の新番組の案内放送の一つにこちらが含まれていて、
だらだらと呑気に視聴していたところ、
「ん?……んんん?」と引き込まれてしまったという次第です。

放送はリアルタイムでは視聴できなかったのですが(眠すぎた)、
ちゃんと録画しておいたので、
日曜日である本日の早朝、早速、観ました。
期待通り、とても面白かったです!!



まず、千葉さん演じる光源氏くんのとぼけた感じが、
大変良かったです。
雅な人なんだろうなと実感できる所作や物の言い方、
男性成人の象徴らしい烏帽子への強いこだわり、
感激が募ると和歌を読んでしまうところ……など、
言動の一つ一つに現代との差が大きく表れていて、
終始、楽しめました。
当人が、徹頭徹尾、本気で真面目にやっているというのが
面白味に繋がっていました。
また、主人公の沙織も言っていたとおり、
光源氏くんが見せた独特の困り顔も魅力的でした。
これは、千葉さんならではというか、
「捨てられた子犬感」が強く出ていて、
私にとっても大きな胸キュンポイントでした。



洋服屋さんにて、沙織が光源氏くんに
烏帽子の代わりに黒いニット帽を与えるシーンでは、
思わず「あ、なるほど……!」と感心してしまいました。
この代替品の使い方は、とても上手だったと思います。
また、外ではニット帽で妥協しても、
沙織の家に戻った後は再び烏帽子をかぶっているのが
おかしかったです。

そして、カフェで光源氏くんが和歌を読んでしまった後、
沙織が彼をスマホでこっそり撮影するのを見た時は、
平安時代と現代の感情表現の差を実感したのと同時に、
共通点も感じることができました。
現代の人々が、いいものを体験した時に
すぐに写真を撮ってネットにアップするように、
昔の人は和歌を読んだんですね……!
素敵なものを体験した時に、表現したい、
それを誰かに伝えたいという気持ちは、
時代が違っても共通の衝動なのでしょう。
尤も、光源氏くんが純粋な感動だったのに対し、
沙織のは軽い悪意を含んだいたずらでしたが。



最後はやっぱり
光源氏くんが元の世界に戻るのだろうなぁと思いつつも、
それまでの過程がとても気になります。
続きが楽しみです!



続きの感想はこちら。
【NHKよるドラ感想「いいね!光源氏くん」第二絵巻:ひもなのに朝帰り? 感想*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-04-12



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2020-04-05 16:42 
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