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NHK朝ドラ感想「スカーレット」第20週:もういちど家族に*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の感想です。
今回は、第20週「もういちど家族に」について記します。
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スカーレット ノベライズ上巻

スカーレット ノベライズ上巻

  • 作者: 水橋 文美江
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

初回と前回の感想はこちら。
【感想「スカーレット」第1週:はじめまして信楽(しがらき)*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-10-11
【NHK朝ドラ感想「スカーレット」第19週:春は出会いの季節*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-02-16-2



第20週「もういちど家族に」のあらすじはこちら。
 喜美子(戸田恵梨香)はアンリ(烏丸せつこ)とワインを飲んで一晩語らうが、翌朝、自分が八郎(松下洸平)の名を口にして泣いたと聞かされて驚く。
 照子(大島優子)と信作(林遣都)が川原家にやってきて、みんなですき焼きを食べることに。そこへ八郎も現れる。喜美子と八郎の間には微妙な空気がただようが、アンリのこれまでの人生の話にみんなひきこまれていく。子育てを終えた自分の来し方行く末を思う喜美子。夢中で作ってきた作品が誰かの人生を豊かにしているという、アンリの言葉が心に残る。
 アンリは頼んだ花瓶が完成したらパリに行くという。喜美子も誘われる。
 一方武志(伊藤健太郎)は、喜美子と八郎が食事をしたことに子どものように喜び、八郎と陶芸のことなど思う存分話をする。武志に気を使わせていたことが申し訳ないと思う喜美子。
 そんな折、昔辞めさせた二人の弟子が思いがけず訪ねてきて、わびるとともに、穴窯について質問してくる。喜美子は気前よく教えてやる。喜美子と八郎は、今後はさっぱりとした新しい関係を築こうと話し合う。壊して前に進みたいという八郎は、かつて新人賞を取った赤い皿を手に取る。
 そしてアンリとのパリ行きの話に喜美子は...。


月曜日の放送の冒頭、
起床直後だったせいでまだ髪の毛を縛っていない喜美子を見て
「あぁ、やっぱり戸田恵梨香さんだなぁ」と思いました。
録画したものや本日(土曜日)の一挙再放送を見てみても、
そのシーンだけは、彼女を喜美子としてでなく、
女優の戸田恵梨香さん!としてしか見られませんでした。



元夫婦である喜美子と八郎さん、
そして二人の子供である武志……
三人の会話から感じるぎこちない空気が何とも言えない週でした。
喜美子も八郎さんも
相手を嫌いになって別れたわけではないという理由のせいか
ずっと居心地の悪さを感じていたようですが、
私は見ていて嫌ではなかったです。
互いに敬語で話す関係も、
なんとなくもやもやしてしまう気持ちや
現在の物理的な距離が伝わってきて、
ビミョーな関係の二人というものをちゃんと実感できました。

それにしても……
今こそ夫婦の離婚は全く珍しくないですが、
当時としたら非常に大きな出来事だったでしょう。
私の幼少時も、死別を除き、
離婚している家族は近くに存在せず、
父親と母親は永遠に共にいるものというのを
全く疑いませんでした。
人付き合いが濃い田舎で離婚するともなれば、
数時間後にはその事実がご近所中に知れ渡りますし、
悪い憶測も必ず付きまとうはずです。
そんな中、具体的な説明もなく
父親と離れて暮らすことを強いられた武志の心境を踏まえると、
父と子の関係を継続させるべく動かなかった喜美子には
大きな責任があるなと思いました。
手紙を取り持っていた大野家には、本当に頭が下がります。
そして、非行に走ってもおかしくない家庭環境で、
腐らなかった武志も偉いです。

喜美子が好んでいるという「つぶつぶ(のジュース)」。
この時代ですと、うろ覚えですが「こつぶ」か「HI-C」ですかね。
懐かしかったです。



八郎さんと武志の再会シーンは、とても良かったものの、
私が月日の経過を実感できていないせいで、
「この前、たぬきそばを一緒に食べたんじゃなかったっけ……?」と
少しきょとんとしてしまいました。
ただ、後日、NHKのあさイチでのトークで、
このシーンでの喜美子の歌(バラが咲いた)は
アドリブだったと分かったことにより、
改めて観た時は楽しい気分になりました。
カットされた部分も面白かったです。
確かに、高い音で始まってるのが問題ww
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女優・小池アンリさんについては、
台風みたいな人だったなぁと思いました。
冷や飯にお茶を注いだだけの茶漬けを
彼女から出された時に、
喜美子が戸惑いはしたものの、怒らなかったのが凄かったです。
私だったら怒るww

アンリさんの登場・退場が目まぐるしくて、
あまり意味が分からなかったというのが本音ですが、
彼女のお蔭で絵を描く喜美子を久しぶりに見られた点は
有難かったです。
嬉しかった。
彼女が筆を動かしているシーンは、
「あぁ、喜美子だな」と思いながら観ていました。
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かつての弟子が再登場したのには、驚きました!
喜美子は、幼い頃から他人の為に生きてきたところがあるからか、
自分を慕ってくる人には
「いいよいいよ」と快く優しくしますよね。
器の大きさ云々でなく、喜美子の生き方を、
強く感じたシーンでした。


そして来週!
もしかして喜美子は登場しないんですかね??
スピンオフで放送されてもおかしくない内容を
本編でやるのでしょうか??
大野家は、嫁いだ百合子を含めて大好きなので、
とても楽しみです。



続きはこちら。
【NHK朝ドラ感想「スカーレット」第21週:スペシャル・サニーデイ*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-02-29-3



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2020-02-22 20:16 
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