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NHK朝ドラ感想「スカーレット」第17週:涙のち晴れ*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の感想です。
今回は、第17週「涙のち晴れ」について記します。
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スカーレット ノベライズ上巻

スカーレット ノベライズ上巻

  • 作者: 水橋 文美江
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

初回と前回の感想はこちら。
【感想「スカーレット」第1週:はじめまして信楽(しがらき)*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-10-11
【NHK朝ドラ感想「スカーレット」第16週:熱くなる瞬間*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-01-25-1



第17週「涙のち晴れ」のあらすじはこちら。
 喜美子(戸田恵梨香)は、寄り添って眠っている八郎(松下洸平)と三津(黒島結菜)を見て動揺する。が、穴窯の炎はそれ以上に心をとらえていた。
 直子(桜庭ななみ)と鮫島(正門良規)が結婚を決める。一方、八郎への募る思いに耐えられず、三津は去っていく。
 結局穴窯への最初の挑戦は失敗に終わる。八郎は、喜美子自身のためにと、穴窯をいったん諦めて女性陶芸家としての名声を手にするようにと勧める。だがどうしてもカケラの色を出したい喜美子には、納得できない。
 二度目も失敗に終わり、多額のまき代がかかる三度目に、八郎は強く反対する。今度こそは、と、聞き入れない喜美子。八郎は家を出て行ってしまう。喜美子は、照子(大島優子)の説得にもかかわらず、ただ一人作品作りを続けるが、三度目の失敗にさすがに絶望する。
 そんな喜美子に、百合子(福田麻由子)が大阪行きを提案する。喜美子は、久しぶりの大阪でちや子(水野美紀)を訪ね、住民運動に熱中している女性たちと知り合う。ちや子との仕事を持つ女どうしの会話に、気持ちがほぐれていく。
 そして意外な形で雄太郎(木本武宏)と再会。大久保(三林京子)や喫茶「さえずり」のマスター(オール阪神)までもが…。

サブタイトルの通り、
途中までは辛く、最後は明るく楽しい放送の週でした。


まずは、三津と八郎さんが家を出て行った件について。
モデルとなった女性陶芸家さんの場合は、
弟子の女性と旦那さんが不倫の末に駆け落ちをしたそうで、
こちらのドラマではどうなるのかなと心配していましたが、
結局、八郎への恋心を自覚した三津が先に出ていき、
喜美子との意見の相違で八郎さんが後から出ていくという
内容になっていました。

私は、三津のことが割と好きだったので、
彼女が途中で退場してしまうのは残念だったのですが、
喜美子と八郎さんの仲が裂かれるのはもっと嫌なので、
これで良かったのかなと思っています。
鮫島さんが直子にプロポーズをした時など、
自分の恋は成就しない(成就させてはいけない)と
痛感させられたと思わしきシーンの三津が、
なんとも言えない表情をしているのが辛そうで
せつなかったです。
突然、穴窯に反対し、喜美子を批判したのは
唐突すぎましたが、
八郎さんとの仲を不穏に感じていた喜美子にとっては
(おそらく八郎さんにしても)
出ていくと自ら言い出した彼女を引きとめもしなかったのは
自然なことだったのかもしれないとも思いました。

それにしても、
確か三津は大学で勉強をしていたそうですが、
絵が駄目、陶芸も駄目だったシーンから察するに
「弟子として採用されなかった時に『女だから』と断られたのは、
先方の気遣いだったのではないか」と
思い直すようになっています。
でも、好きな登場人物でした。
できれば、喜美子も望んでいたように
どこかで陶芸を続けていてほしいです。


一方、八郎さんについては……
穴窯に憑りつかれてしまった喜美子の言うことは分かる、
それを止めたかった八郎さんの言うことも分かる
……ということで、
二人の話し合いのシーンは見ていて辛かったのですが、
考え方の違いを理由に彼が出ていくとは思っていなかったので、
少々面食らいました。
尤も、喜美子が単なる貯金だけでなく、
息子の為にと思って溜めていたお金にまで
躊躇いなく手を付けようとした点については
かつての常治さんを彷彿とさせるような
ギャンブル性を感じますので、
「あ、これは駄目だ」と思ったであろう八郎さんの気持ちは
よく理解できますが……
家を出る理由としてはちょっと弱い気もしました。
しかも、八郎さんが頼った先が照子の家とは……!
なんだかなぁと、ビミョーな気持ちになりました。



その照子。
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ここは照子役の大島優子さんの演技も、
喜美子役の戸田恵梨香さんの演技も大変良かったです。
これまで、自分を殺して家の為に頑張ってきた喜美子。
喜美子が泣いたシーンは、
百合子と同様に、
私も彼女が「絵付けやりたい~」と大泣きした時を思い出し、
目頭が熱くなりました。

まさか、百合子から喜美子が
(正確には喜美子の息子にですが)お小遣いを貰う日が来るとは。
びっくりしました!
ポパイな信作も優しいですね。
喜美子は人に恵まれているなぁと、改めて思いました。



そして、大阪編の懐かしい人々との再会!!
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大久保さんだけでなく、雄太郎さん、
そして「さえずり」のマスターさんまで出てくるとは。
しかも、雄太郎さんが歌手「信楽太郎」になっていて、
喜美子との約束をちゃんと果たしていたので、
土曜日の放送中は感動と興奮で胸が熱くなりました。
大久保さんからの喜美子への言葉も良かったなぁ。
家事について、そして陶芸についての励ましの言葉は、
私も自分への言葉として大事に言い聞かせました。



続きはこちら。
【NHK朝ドラ感想「スカーレット」第18週:炎を信じて*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-02-11-2



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2020-02-02 18:34 
共通テーマ:テレビ


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