NHK朝ドラ感想「スカーレット」第8週:心ゆれる夏*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の感想です。
今回は第8週「心ゆれる夏」についてです。
初回と前回の感想はこちら。
【感想「スカーレット」第1週:はじめまして信楽(しがらき)*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-10-11
【感想「スカーレット」第7週:弟子にしてください!*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-11-17-3
多忙により、今回は次の第9週の放送も全て見た後で書いています。
第9週の内容にも少し触れています。
第8週のあらすじはこちら。
喜美子(戸田恵梨香)が深野心仙(イッセー尾形)のもとで火鉢の絵付けを学んで3年がすぎた。修業を積み、まだ下っ端ではあるが、一部は任されるようになっている。喜美子は初めて絵付け火鉢のデザインを許され、懸命に考えるが、採用の可能性は低い。
役場で働いている信作(林遣都)は、年に一度の火まつりの準備に忙しくしている。そして照子(大島優子)は婿の敏春(本田大輔)を迎えていた。陶芸だけでなく芸術にも詳しく、頭が切れる敏春は、丸熊陶業の改革を考えている。
新設した商品開発室に美術大学を出た青年・十代田八郎(松下洸平)がやってくる。喜美子はふとしたきっかけで八郎と知り合い、破れたシャツを繕ってあげることに。
一方、直子(桜庭ななみ)がついに東京で働くことになり常治(北村一輝)とマツ(富田靖子)は心配する。百合子(福田麻由子)も中学生になっている。
そんな折、喜美子のデザインが敏春によって採用される。しかも丸熊陶業のマスコットガール・ミッコーとして地元紙の取材を受けることになる。記事では、師の深野には全く触れず、喜美子が若い女性の絵付け師であることばかりが注目される。そのことになぜか八郎が怒り、喜美子は当惑する。
信楽初の女性絵付師兼マスコットガール・ミッコーの爆誕の件は、
私も見ていて喜美子が可哀相になりました。
先週末の「次週予告」では、おめかしをした喜美子の珍しい姿もあり、
もっと微笑ましくて楽しい内容かと思っていたので、
少ししんどかったです。
フカ先生が全く気にせず、面白がっていたのが、唯一の救いでした。
知れば知るほどフカ先生が好きになりました。
感想を書く為に、録画分を改めて視聴し直したのですが、
フカ先生の弟子となっている喜美子がイキイキとしていて、
本当に楽しそうでした。
大阪での生活を思い出しました。
この「スカーレット」は話の進み具合が早いので
楽しい時間が描かれるのもあっという間ですね。
大阪編もこのような感じで、
すぐに喜美子は人生の岐路に立たされていたなぁと
(しかも本人の意思でなく周りの事情で)思いました。
ミッコーの取材の時に、
喜美子が抱きかかえている火鉢がパステルカラーで可愛いなと
予告の時から思っていましたが、
これ、まだ焼く前の状態(下書きの段階?)なんですね。
次の第9週で出来上がった状態を見てようやく、
この週で出てきたパステルカラーのものは未完成品なのだと
知りました。
この週から、喜美子の下の妹・百合子も成長しました
(役者さんが替わりました)。
この百合子がとにかく可愛い!
見ているだけで和みます。大好きです。
我儘だった直子も、
文句を言いながらも家の手伝い(しかも辛い薪割り)をしていて、
成長を感じられました。
とうとう上京してしまったので、再登場は暫く先の事でしょうし、
するとしたらきっと彼女が何らかのトラブルを抱えた時になるだろうと
容易く想像できますので、
淋しく、不安でもありますが、とりあえずは楽しみです。
さて、十代田さんが登場しました。
この第8週のタイトルが「心ゆれる夏」でしたので、
喜美子と十代田さんがくっつくような話になるかと思いきや、
そのような感情の下地ができたように感じられるものの、
恋愛とはまだほど遠い感じでした。
それより、フカ先生になされた十代田さんの告白が辛かったですし、
大変良かったです。
私はてっきり、十代田さんが「フカ先生の大ファンです!」という
熱っぽい告白をするだけかと思っていました。
この時に限りませんが、
「スカーレット」でちょいちょい出てくる戦争の影が重くて、
私(視聴者)が予期していないところでずしんとくるので、
心の深いところで大きく響いているような気がします。
こういう間接的な表現の方が、
「戦争は駄目だ、悪いことだ」と直に声高に叫ばれるより、
説得力が高いと思います。
続きはこちら。
【NHK朝ドラ感想「スカーレット」第9~11週】
(火まつりの誓い・好きという気持ち・夢は一緒に)*ネタバレあり
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2019-12-14
2019-12-01 23:11
共通テーマ:テレビ
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