SSブログ

感想:劇場版「おっさんずラブ~LOVE or DEAD~」*ネタバレあり [映画・舞台]

劇場版「おっさんずラブ LOVE or DEAD」を観てきましたので
感想を記します。
以下の記述にはネタバレを含みます。

劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~ オフィシャルBOOK

劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~ オフィシャルBOOK

  • 作者: 2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2019/08/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ドラマについてはリアタイ視聴をほぼしておらず、
今年(2019年)のお正月にテレ朝で一挙放送をしたのを
録画して見ました!
主要な登場人物の全てが魅力的で、
最初は「ん?」と思ったキャラについても大好きになり、
世間で騒ぎとなっていた点には大いに納得できました。

特に好きだったのは、黒澤部長です!
渋くて格好良くて仕事ができるのに、恋する乙女!
ヒロイン!!



まず、劇場版を観て思ったのが、
主人公の春田(はるたん)が本当に本当に
牧くんのことを愛しているんだなぁということでした。
今さらですが、連続ドラマは、
春田が牧くんへの愛を自覚するのが主題だったのだと
改めて実感しました。

春田はとにかく、愛して愛して愛し抜きたい人なんですね。
愛した人からも同様に愛されたいので、相当ウザい。
一方、牧くんは、春田と比べると少々ドライというか、
相思相愛との確認さえ取れていれば、
始終一緒にいなくても大丈夫というか、
べったりするのを春田ほど好まない気がしました。
こういった、好みの距離感の差も二人の間に出ているのが
面白いなぁと思って観ていました。



冒頭で、名探偵コナンに出てきそうなアクションがあったり
(でもやっているのが春田なので、程度はお察し)
終盤で危機が迫る中では、牧くんや黒澤部長が
TBSの人気スポーツバラエティの「SASUKE」ばりに頑張るとか、
二人の恋愛以外にも色々と見応えはありました。
個人的には、終盤、春田が牧くんに思いを伝えるシーンでは
映画「海猿」で窮地にもかかわらず恋人と長電話をしていた主人公を
思い出してしまい、あまり感動できなかったのが
ちょっと残念でした。
(あと、京アニの事件が頭をよぎり、
これよりも酷い状況だったんだよなと考えたら、苦しくなりました)
二人がぼろぼろになりながらもあっさりと脱出できたのも、
「あれ?」と拍子抜けしました。



新キャラクターの二人も、大変良かったです。
作品の世界に全く違和感無く、馴染んでいました。
特に私が好きだったのは、山田正義(ジャスティス)くん!!
できることなら、私が彼と結婚したかったです。
彼にはいつか、天空不動産のトップに立ってほしい。



公開前後の宣伝で、黒川部長が記憶喪失になり、
春田への愛を再び燃やす……という展開は知っていましたので、
牧や春田を加えた三角関係も楽しみでした。
でも、思っていたよりも黒川部長の恋心はストーリーに絡んでこず、
CMなどで強調されている五角関係が出てきたのも
サウナのシーンぐらいだったのが、
少々物足りなかったです。
映画を観る前の想像から、
三角関係や五角関係の修羅場が
もっとばんばん出てくるかと期待していましたので、
思っていたより春田と牧寄りの話(二人のすれ違い)だったのが意外で、
両方をたくさん見たいと望んでいた私には
これで良かったと思えないわけではないけれど、
やはり物足りなさは否めず、
贅沢な自分を認識させられました。
ちなみに、そのサウナシーンは素晴らしく、
特に水を掛け合うようになってからはたくさん笑いました。
とても良かったと思います。



そうそう、序盤で見られた映画タイトルの入り方も
嬉しかったです。
連続ドラマ版のような演出がニクイ。
思わずにやっとしてしまいました。



……と、私には手放しで絶賛する内容ではなかったのですが、
連続ドラマ版と同様で、スルメ的な作品なのかなとは思っています。
円盤化されたら、レンタルで借りてまた観る予定です。

それと、映画館を出たら、また連続ドラマを最初から見て、
三人の恋の行方を楽しみたくなったので、
暇つぶしも兼ねてそうするつもりです。



劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~ オフィシャルBOOK劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~ シナリオブック土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」公式ブックおっさんずラブ シナリオブックおっさんずラブ(2) (KCデラックス)おっさんずラブ Blu-ray BOX


2019-08-31 12:57 
共通テーマ:映画