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感想@NHK連続テレビ小説「なつぞら」第21週:なつよ、新しい命を迎えよ*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK 連続テレビ小説「なつぞら」の感想です。
今回は、第21週「なつよ、新しい命を迎えよ」について記します。
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以下の記述にはネタバレがあります。

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

  • 作者: 大森 寿美男
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/03/25
  • メディア: ムック

前回の感想記事はこちら。
【感想「なつぞら」第20週:なつよ、笑って母になれ*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-08-17-3



妊娠したなつが職場で産休を取り、優ちゃんを出産し、
また職場に復帰するまでが描かれた週でした。

まず、既に登場していた「魔法使いサリー」や
「怪物くん」モチーフの作品に加えて、
「ルパン三世」がネタ元らしい作品まで出てきて、
私もちょっと嬉しくなりました。
名前が変えられているとはいえ、
知っている作品が登場すると、ぐっと親近感が湧きます。

ただ、たった六日の放送……
しかも、なつのお腹の痛みが始まってから
優ちゃんを出産するまでに三日も使われたので、
その皺寄せがあったのか、
前後の描写が非常に駆け足となっていました。
物語がアニメーター編に突入してからは
同様のことがたまにありましたが、
今週の放送では特にそれが気になりました。
鍵となる出来事を映像で流したあと、
ナレーションで月日の経過を説明して、
再び短い映像の後にナレーションで……との繰り返しだった点は、
とても残念です。
過程を省いて結果だけを映像で見せられ、
年月がぽんぽんと飛んでいくなんて、
まるでなつの人生を年表化し、
代表的な出来事のみをかいつまんで映像化しているようだと
思えました。



主夫として頑張り、張り切って育児をする坂場さんには
好感を持てました。
でも、柴田家の三人が到着するまで名前を決めてなかったり、
出産の直前まで赤ちゃんを迎える買い物をしていなかったりと、
ツッコミどころが多々あって、
不思議な人という印象を払しょくするまではいきませんでした。

なつについては……
ナレーションで月日の経過が語られるせいもあって、
今、彼女が幾つなのかが分からず、
(顔や体が老けないだけでなく、服装も変わらない)
子供が子供を出産したようだと感じられました。
どうやら三十歳ぐらいのようですが、とてもそうは思えないです。

なつの出産時に、産科の先生から言われた言葉が、
かつてあった牛の出産で
泰樹さんから言われたものと同じであるのに気付き、
大変な状況なのについふふっと笑ってしまったのは、
牧場で育った子らしくて良かったと思います。
でも、牛の映像はそこだけにしてほしかったです。
出産でなつの股間が光り、先生の顔が白く照らされる演出や、
次週予告の段階で笑えた「早く会いたいぃぃぃ」の言葉も、
ちょっとわざとらしくて、
感動的なシーンのはずなのに、逆に気持ちが冷めました。


それと、優ちゃんが保育園に入れない点ですが、
「保育園に落ちた」という言い方は、
昔はしていなかった気がします。
普通に「保育園に断られた」の方が良かったのでは?
現代の要素も取り入れようとして、
わざと今っぽい台詞にしているのかもしれませんが、
他もあまり時代を感じられない(昔っぽくない)ので、
全般的に雑に作られていると思えてしまいます。



続きはこちら。
【感想@NHK連続テレビ小説「なつぞら」第22週:なつよ、優しいわが子よ*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-08-31-1



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2019-08-24 17:53 
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