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感想:NHKよるドラ「だから私は推しました」第1回*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

現在放送中のNHK よるドラ「だから私は推しました」の感想です。
今回は第1回について記します。
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この記事を書いている今は、第4回まで視聴済みです。
よって、記事中で先の回の内容に触れています。



七月下旬。
NHKの「SONGS」に、私の大好きなLUNA SEAが登場!
熱気あふれるスタジオライブの模様をテレビで羨ましく観た後、
その余韻にだらだらと浸っていたら、
いつの間にか始まっていた「私が推しました」という名のドラマ。

前知識が全く無かったので内容も分からなかったのですが、
唐突に始められた、主人公・遠藤愛の
「『推し』って分かります?
推薦の『推(すい)』に『し』って書いて……」の台詞に
ドキッとさせられました。
というのも、私自身が普段からヲタ活に励んでいて、
「推し」という単語に非常に馴れていたからです。
また、地下アイドルではないのですが、
女性アイドルが好きで
現場(コンサートや公演、握手会)に出かけていたからです。


今の私のヲタ活のメインは、二次元アイドル推しです。
アイドル系ソシャゲの「アイドリッシュセブン」に出てくる
八乙女楽くんというキャラクターを推しています。
次元が違うので、ゲームやアニメを楽しんだり、
好みのグッズを買い集めたり、ごく稀に現場に行ったり……という内容。
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三次元のアイドルでは、48Gと坂道が好きですヽ(o・ω・o)ノ
特に推しているのは、SKE48の須田亜香里さんです。
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劇場については、栄にはなかなか行けないので、
秋葉原で開催されるAKB48の公演にたまに行っていました。
時々、2.5次元舞台(ゲームやアニメが原作)関係も加わります。
いずれの活動も、非常に緩いです。
自分に無理が無い程度にやっています。


このように、ヲタ活中である点や同性アイドル推しである点など、
私には愛と似ている部分があったのですが、
同じアイドルヲタでも一般的なそれと地下とでは大きく違いますので、
最後まで大変興味深く視聴しました。
三十分があっという間でした!

この放送枠(よるドラ)に再放送があるのは知っていたので、
それを待って録画→繰り返し視聴する
→次週の放送もリアタイ視聴(勿論、録画済み)
→録画は成功していたけど再放送もリアタイ視聴
→その次の放送もリアタイ視聴(勿論、録画済み)
……という状態で、第4回の放送まで楽しく視聴しました。
全体の折り返しを過ぎたところで、次回予告にて、
物語がまた大きく動くらしいと分かったことから、
一度、自分が感じたことを整理しておこうと思い、
こうして感想記事を書くことにしました。

以下、お付き合いいただければ幸いです。



第1話のあらすじはこちら。
https://www.nhk.or.jp/drama/yoru/doruota/
リア充に見られたいアラサーOLの遠藤愛(桜井ユキ)は、友人の中でちょっとした見栄を張る日々を送っていたが、結婚を意識していた彼氏からその姿がみっともないとフラれてしまう。
失意の中スマホを落とした愛が拾い主(細田善彦)を訪ねてあるライブハウスへ向かうと、オタクたちの異様な熱気の中、地下アイドルのライブが行われていた。
愛はその中で歌もダンスも下手な栗本ハナ(白石聖)を見つけ、そのみっともなさに自分を重ねる。


冒頭の警察署での取り調べシーンの後、
一年と二月前だという愛の過去回想から始まったこのドラマ。
あらすじにあるように、リア充の幸せを掴むことを一番として
生活の全てが回っているようでしたが、
唐突に別れを切り出した恋人から呆れられていたように、
当時の彼女は本当に馬鹿っぽくて、「自分」というものが無くて、
再放送のリアタイ視聴時には驚きました。
だって、第1話の終盤でハナと握手を交わした彼女とは
(良い意味で)別人のようだったからです。
初めてサニサイのステージを観て、
一人だけ全くできていないハナに自分を重ねてしまい、
本気で苛立った末につい怒鳴ってしまった時の愛は、
変わる為に殻を破るような状態だったのかなと思いました。
感情をぶつける対象(ハナ)があったとはいえ、
あそこまで自分に対して怒れる時は、なかなか無いです。
そのお蔭か、あの怒りを経たことで、
愛の中で元カレの存在がきれいさっぱり消えていたのが
面白かったです。


前哨戦としてあった、女友達二人との会話も意味深な内容でした。
普通のOLでしかない自分を、
理想的なきらきらリア充OLに引き上げてくれる
(しかも条件のいい男との合コンまでセッティングしてくれる)
バリバリのキャリアウーマンな友人。
その人には恋人がいないらしい一方で、
自分には結婚も視野にいれている恋人がいるとの強みがあるから、
引け目を感じたり、変に卑屈になったりしないで済み、
心の安定を図れるという。
しかも後の放送で分かりましたが、
実を言えば、その女友達も愛を密かに見下しており、
楽しそうだった女の友情は、実はマウントの取り合いでした。
この、相手が勝っているところでは勝負しないけれど、
違うところで「でも私の方が勝ってるし」と優越感に浸るあたりが、
とてもリアルだなと思いました。
ただ、彼女ら二人の場合は、
友人としてもう一人いるというのが大きなポイントで。
彼女は、バリキャリのキラキラOL友人側の人かと思いきや、
愛のヲタ活を知ってサニサイに興味を持ったようで、
第4話ではとうとう現場まで来ちゃったというのが
面白かったですし、とても嬉しかったです。

愛たちも、内心でマウントを取りあっていたとはいえ、
何もなければ別に嫌いではないし、
本来は気も合う普通の友達なんでしょうから、
このもう一人の友達が鍵になって、
また仲直りをするかもしれないなと、勝手に期待しています。
さすがに三人でサニサイのライブに行くようなことはないでしょうが、
愛が現場に行っている時に、
残りの二人がご飯でも食べに行っていて、
締めにお茶しようとなって三人で集まることができるようになったら
素敵だなぁと思ったので……。



さて、その現場。
私は地下アイドルの現場には行ったことが無いので、
あくまで想像しかできないのですが、
知人友人から直に聞いたり、ネットやテレビで見たりした通りなので、
思わず笑ってしまったと同時に、その界隈の闇を深く感じました。

地下アイドルについては、
NHK Eテレの人気番組「ねほりんぱほりん」の
「地下アイドル(前後編)」と「トップオタ」回が非常に詳しいので、
未視聴の方には強くお勧めします。
・地下アイドルには誰でもなれる
・昨日まで観客だった子が明日にはステージに立っている
・観客はよくて数十人
・太客のガチヲタに家電を買ってもらう
・チェキ券やグッズの売り上げのキックバックが主な収入
など、
「ねほりんぱほりん」を録画して視聴していた私には、
「え……このドラマって『ねほぱほ』のまんまじゃん!」と
ツッコミを入れずにはいられませんでした。
(脚本家の森下さんへのインタビュー記事によると、
地下アイドルへの取材をしたのは勿論のこと
「ねほりんぱほりん」も見たり、
番組スタッフに話を聞きに行ったりもしたそうです)

このドラマの鍵であろう、ハナの太ヲタ・瓜田さんが、
初回から飛ばしていたのが印象的で、
当然でしたが、Twitterを主体としたネットでも話題になっていました。
この世界では迷惑な客のことを「厄介」と呼んでいて、
ハナに暴言を吐いた時の愛が
よりにもよって瓜田さんに「厄介」呼ばわりされているのを観て、
「厄介が厄介を非難してるよww」と笑わずにはいられませんでした。

まだ初回しか観ていない時の私は、
この瓜田さんがそんなに重要だとは思っておらず
ガチ恋ヲタの一例として極端な描かれ方をされただけという認識でした。
第2回をリアタイ視聴した後、急いで第1回の録画を見直して、
洗濯機購入の控えをスタッフに渡していたのが本当に瓜田さんかを
わざわざ確認したほどです。
瓜田さんは本当に、愛の敵でした。
ここでようやく、だから番組タイトルの「推」の漢字が
片手で何かを押しているようになっているのか!!と気付きました。
(「推し」が「押し」の意味を兼ねているとは分かっていたけれど、
タイトルの字までちゃんと見ていなかったので、
「推」の漢字のデザインに気付くことができませんでした)
でも第4話での目撃者の証言を踏まえると、
瓜田さんを押したらしい犯人は愛じゃないですよね。
実は、真犯人はハナで、
彼女をサニサイの解散ライブに出させるために
愛が進んで罪をかぶったのかなぁと想像しました。



そうそう、「おちゃのこサニサイ」の曲中で、
「言いたいことがあるんだよ~」というガチ恋口上を
まさかテレビで聞けるとは思っておらず、
この時はびっくりしました。
私も、AKB48 チーム8の劇場公演に初めて行った時に、
観客によるガチ恋口上を生で聞ける機会があり、
(そういうのがあるとは知っていました)
「これが噂のアレか……!」と変に感動したのを覚えています。

愛が、初めて会ったサニサイ推しのファン(弁護士さん)に
チェキ券をただで貰うエピソードについては、
現場では割とよくある出来事ではないでしょうか。
私も、昔、48Gの本人確認が無い全握の会場で、
チケットが無い(忘れた・使い切った・そもそも無い)女ヲタが
握手券を求める旨を記した紙を持って突っ立っているのを
数回見かけたことがあります。
ネットでも、親切な人にただで譲ってもらった云々の話は
決して珍しくないです。



一時期よりドラマの視聴もしなくなったので、
このドラマに出演中の俳優さんについては全く知らなかったのですが、
皆さん魅力的だと思いました。

特に、主人公の愛を演じる桜井ユキさんが素晴らしかったです!
表情豊かですし、演技も自然で、
「こんな素敵な女優さんが若手にいたんだ……!」と驚かされました。
そして、コミュ障アイドル・ハナ役の白石聖さん!
透明感が半端ない……なによりかわいい。
サニサイの他の子もルックスは文句無しですが
(むしろ顔が整いすぎていて地下アイドルに見えないww)
白石さんは存在感もあって、心が引きつけられます。
目が奪われます。



第1回の感想は以上です。
続いて第2回の分も書く予定なので、
またお読みいただけたら嬉しいです。


【感想:NHKよるドラ「だから私は推しました」第2回*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-08-22-1



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2019-08-21 23:54 
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