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感想「アイドリッシュセブン」第2部 第14章:九条鷹匡*ネタバレあり [アイナナ第2部 感想]

ゲーム「アイドリッシュセブン」第2部の感想です。
今回は、第14章「九条鷹匡」について記します。
第1話:闇
第2話:シロツメクサ
第3話:過去の亡霊
第4話:宣戦布告
第5話:引き金

以下の記述にはネタバレを含みます。


第2部感想の初回記事はこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第2部 第1章:新しい扉*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-03-09-2
前回の記事はこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第2部 第13章:最高の友達*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-07-15-2

関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/i7
【感想@アイドリッシュセブン 2nd Live「REUNION」20190706*ライビュ】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-07-07



【第1話:闇】
どんな単語よりもこの章のタイトル「九条鷹匡」は
闇が深いなぁと思っていたら、
話のタイトルもそれに準じたものでした。

Re:valeの千さんとの会話により、
やっぱりこの人に関わったらまずい……と判明した九条さん。
九条天くんや理ちゃんに対して、
改めて「全力で逃げて!!」と思いました。
二人とも、九条さんを見捨てられない優しさを持っているあたり、
ゼロに替わるアイドル適正云々も勿論ですが、
彼はそこにつけ込んでもいるようで、本当に怖いです。
九条さんから「ゼロのように私を捨てないよね」と言われたら、
それが自分にとっても彼にとっても駄目だと分かっていても、
二人はまず逃げられないでしょうから。


逢坂壮五くんに向かって怒鳴った四葉環くんを
スタジオの外で諌めた、TRIGGERの十龍之介くん。
いかにもお兄ちゃん!な感じがして、微笑ましかったです。
テキストを読んで見守ることしかできない私には、
他グループのことであるにもかかわらず、
彼がこうして首を突っ込んだり口を出したりしているのが
本当に有難いです。
「アイナナ」全体に言えることですが、
主要キャラはみんなまだ二十代と若いのに、
年長組がちゃんと年少組の面倒をみているところに
好感を持てます。



【第2話:シロツメクサ】
環くんがようやく理ちゃんとの再会を果たし、
感動のシーンを見ることができましたが、
それで終わらないのが「アイナナ」でした。
理ちゃんの気持ちや事情はよく分かるけれど、
環くんの辛さを散々見てきている私としては、
ショックを受けた彼が可哀想でたまらなかったです。

その前に、壮五くんの正体を知った龍之介くんがぎょっとしたり、
環くんが幼少期から王様プリンを好んでいたと分かったりと、
面白いシーンがあったので、
より複雑な心境になりました。
この台詞も好きだったのに……。
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環くんの余裕の無さが、ひしひしと伝わってきました。
彼の極端な行動に対して「そーちゃん?!」と面食らっているうちに
こうなっちゃったんだろうなぁ、と。



【第3話:過去の亡霊】
なんでこういう時にこの人がここにいるかな……という
最悪なタイミングで登場した九条さん。
彼が語る自身とゼロの過去のお話は、まるで夢物語のようで、
彼がゼロという名の熱にいかに魘されているかが分かりました。

天くんも理ちゃんも、親が負った借金の肩代わりを
九条さんにしてもらった経緯を持つあたり、
また、かつての千さんが
大神万理さんの顔の怪我の治療を条件に
彼に勧誘されたという過去も踏まえると、
九条さんは相手の危機的状況を利用して判断能力を奪い、
心を得ようとするのが常套手段のようで。
その危機的状況すら、
もしかすると九条さんが裏から手を回した結果かもしれないと思うと、
ゼロに去られた彼がどれほどの傷を心に負っていたとしても
とても許すことはできません。

こういう台詞を見ると、七瀬陸くんと天くんのお話は、
なんだか「雪の女王」っぽいなぁと思います。
(ディズニーではなく、本来の童話の方です)
07i7.jpg
目と心臓に鏡の欠片が刺さり、いなくなったお兄ちゃんを、
弟(童話では妹ですが)が連れ戻しに行く!という感じで。



【第4話:宣戦布告】
再会の場を大いに乱した九条さんに対して、
直球で痛烈な言葉を冷静に放った和泉一織くん。
それはまるで勇者が魔物を撃退したようで、
とても格好良かったですし、
影のプロデューサーとして勇ましかったのですが
この後の展開(第3部)で読んだ一織くんの言葉は、
薄らと九条さんを匂わせる部分もあったので、
今はこれで良いけれど、この先は……と
ほんの少しだけ不安にもなりました。
「お話は面白いのだけれど、はらはらする」のが
ゲーム「アイナナ」の最大の魅力だと思うので、
こういう部分はまさに醍醐味なのでしょうが、
もっと安心してお話を楽しみたいという気持ちも
無いわけではないです。
(とはいえ、そういうお気楽なお話だったなら
ここまでアイナナにハマらなかったと思うので、
矛盾してしまうのですけれども)

最後の一織くんの言葉は、
乙女ゲーで攻略キャラクターに告白されたような気分になりました。
私も、紡ちゃんが言う「私のIDOLiSH7」という響きが大好きです。
もし私の願いが叶うのなら、一瞬だけ姉鷺さんになって
「私のTRIGGER」とか言ってうっとりとしてみたいww



【第5話:引き金】
九条鷹匡という共通の敵を前にして、
とりあえずの仲直りとなったMEZZO"の二人。
そして、彼らと共闘することにした陸くん。
全体的に鼻息が荒い会話だったのに、
つい笑わされたのは、環くんと陸くんのせいです。
「~してやる」と、壮五くんに対して
いつになく上から目線な環くんが生意気で、
とてもかわいかったです。

同様に、九条さんが現れたことで心をかき乱されたけれど、
結束を改めて固くしたTRIGGER。
楽くんが放った
「おまえが伝説になるなら、俺達が引き金になってやる」
いい台詞です!



最後は不穏なRe:valeで終わっていましたが……
彼らについては、次の章の感想記事で触れます。

今回はここまで。
お読みくださり、ありがとうございました。


(7/19追記)
【感想「アイドリッシュセブン」第2部 第15章:こけら落とし*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-07-19-4



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2019-07-16 22:56 
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