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感想@アニメ「ハイキュー!!」劇場版総集編 後編:コンセプトの戦い*ネタバレあり [ハイキュー!!]

アニメ「ハイキュー!!」劇場版総集編の感想です。
今回は、後編「コンセプトの戦い」についてです。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私の推しキャラは、青葉城西の及川徹くんです。
テレビシリーズについては、現在、再放送を視聴していますが、
原作の漫画については一部が未読です。


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劇場版総集編 前編「才能とセンス」に続き、
対白鳥沢戦が描かれた劇場版総集編の後編「コンセプトの戦い」について
記します。

これを書いている現在は
NHK BSプレミアムでアニメ3期の再放送がなされています。
私は、第3話「GUESS・MONSTER」と第4話「月の輪」の間に
このDVDをレンタルで借りて視聴しました。
原作の内容をほぼほぼ忘れていましたので、
最後まで新鮮な気持ちでドキドキしながら観ました!



私は高校野球の大ファンで、
公式戦の試合を観るために球場に足を運んだり、
テレビで甲子園大会を視聴したりしてます。
そこでよく耳にするのが「全員野球」という言葉です。
控えも含めた選手全員がそれぞれの役割を果たし、
チームで心を一つにして勝利を目指そうという意味で使われます。

原作の漫画でもアニメでも、
私はこの「ハイキュー!!」という作品に触れていると、
なんとなくこの言葉を思い浮かべることが多いです。
内容に適するように言い換えるなら
「全員バレーボール」とでもなるのでしょうか。

とにかく、全てのキャラクターが熱い!!
一つのことを泥臭くなるまでがむしゃらにやるという体験を
してこなかった私にとって、
ハイキュー!!に登場するキャラクターはみんな眩しすぎます。
シリーズの序盤で、武田先生にスカウトされた際の烏養コーチが、
母校である体育館を例に挙げて、
もう行けない、行きたくないみたいなことを言っていた通り、
長い人生の中でとても短い「青春」という期間の真っただ中を、
それとは意識しないまま全力で駆けている彼らの姿は
「たかが漫画」「たかがアニメ」とはいえ、
一目を置かざるを得ません。
勝っても負けても、これは心の財産になるよなぁと
一つの試合を見終わる度に思っています。
春高予選の準決勝の対青城戦と、
決勝戦となったこの対白鳥沢戦については、特にそうです。
この「コンセプトの戦い」の終盤で聞ける
烏養コーチの「バレーは常に上を向くスポーツだ!」は
私の胸にもズバッと刺さりました。
烏養コーチの気迫が凄かったです。



「ハイキュー!!」の主役と言えば日向翔陽くんで、
セッターの影山くんとの変人速攻コンビが挙げられますが、
この「コンセプトの戦い」を含めたアニメ3期に限っては、
それはやはりツッキーこと月島蛍くんだと思います。
前半の山場である対牛若くんのブロック成功は、
きっと作品全体でも五本の指に入るほどの名場面でしょう。
そこから右手の負傷、そしてコートへの復帰と、
彼にとって山あり谷ありだった試合は、
チームにとっても波乱万丈な内容で、
最後に烏野が勝つ!という展開を承知の上で視聴していても、
「この先どうなるの」との不安が度々募りました。

特に、負傷直後にツッキーが顔を歪ませたのは、
いつもは表情に乏しく、飄々としていることが多い彼には珍しいことで、
味わわされた悔しさ、腹立たしさの深さが痛いほど分かります。
また、スタンドから駆け寄ってきたお兄ちゃんを見ると、
いつもの自分を少し取り戻せたのか、
表面上は強がって、薄笑いを浮かべながら軽口を叩いていました。
でも、その状態を保てず、
兄への言葉を終えた途端にまた顔をギリギリと歪ませたのは、
大地さんも感じていたように、彼に生じた大きな変化でしょう。
同時に、そんな弟を理解できているらしいお兄ちゃんが、
心強い言葉をちゃんと投げかけていたのがさすがでした。
その他にも、コートに戻った直後の影山くんとの会話や、
日向への呼びかけなど、
かつての彼だったらまずしないことをしていて、
格好悪いほど勝利にしがみつくところが
本当に本当に格好良いなぁと、しみじみ思いました。
先輩に臆せず遠慮もせず、
ブロックの司令塔として積極的に役割を果たしていたのも
頼もしかったです!
こんなツッキーを見ていたら、惚れないわけがありません。
大好きです。



白鳥沢については……
牛若くんがただ偉そうな発言をしているのではなく、
思ったことを口にしているだけというのが、面白かったです。
言葉に裏表が一切無いというのも、
常勝の白鳥沢を率いる王者たる風格に合っていて、
牛若くんの強さに繋がっていました。
個人的にとても注目したのは、天童くんです。
アニメ3期の序盤を見るだけなら「嫌なヤツ!」ですが、
人物としては決してそうでなく、
とてもチャーミングだとさえ感じるような人物でした。
牛若くんとのやり取りは勿論、他のチームメイトとの会話も楽しい!
チームの中でとても浮いているのに、
それが決してマイナスになっていないばかりか、
ムードメーカーとしてならプラスに値するようになっているのは、
見ていて面白かったです。
試合終了直後に天童くんが放った台詞「さらば、俺の楽園……」は、
もし「ハイキュー!!」決め台詞選手権がどこかで開かれたなら、
絶対にトップ10入りしてほしい言葉です。
凄く素敵ですし、何より天童くんらしい言葉だと思います!!
天童くんがいかにバレーボールという部活を、
そして、あのメンバーで行なえたことを愛していたかが
よく伝わってきます。
私は、推しキャラとして及川さんを挙げていますけれど、
チームとして一番好きなのは烏野です。
なので、どの試合を見ていても
(たとえ及川さんがいる青城が相手でも)
私は烏野を常に応援しているのですが、
この瞬間だけは……勝利で抱き合う烏野三年生よりも、
コートにさらっと別れを告げた天童くんに気持ちが向きました。
それぐらい、この台詞が好きです。

他、白鳥沢では、五色くんと白布くんが好きです。
EDで「ヒカリアレ」が流れた後の描写は、
劇場版総集編の前編「才能とセンス」の青城三年生と同様に、
アニメ本編では描かれなかった
(でも単行本には掲載されている)分なのでしょうか。
他の後輩には注意点を指導した牛若くんが、
五色くんには「頼むぞ」の一言だけで済ませた重さに
私もぐっときました……。
牛若くんは、五色くんに対してだけは
改まって自分が何かを告げる必要が無いと思ったからこそ
そうしたんですよね。
牛若くんは思ったことを口にしているだけで、
発する言葉は全て本心からのものだという設定が、
一番輝いた瞬間だと思います。
上記の天童くんの言葉といい、この「頼むぞ」といい、
ここ一番での古舘先生の言葉使いのセンスには脱帽です。
私も、「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」として、
読んでもらいやすい文章をちゃんと書けるように頑張ります。



そう!!
私は及川さん推しなので、当然、この件にも触れておきます!
眼鏡の及川さん ヽ(o・ω・o)ノ 最高ー!!!
ありがとう古舘先生、ありがとうアニメ、ありがとう浪川さん。

第4話の感想記事でも触れました通り、
(第5話の予告で及川さんがちらっと出た)
「眼鏡をかけた及川さんが出る」とはネットで知っていたものの、
どの回にどんな状況で及川さんが登場するかといった
具体的なことはさっぱり分からなかったので、
この「コンセプトの戦い」で初めて見た彼に対して
「ここかー!!!!!!」と心の中で叫びました。
そして、私には元々、眼鏡萌えの属性があるので、
もうもうもうもうたまらなかったです。
ありがとう公式。
岩ちゃんと一緒というシチュエーションも嬉しかったです。

そうそう、最後に影山くんが牛若くんに食ってかかった時に、
いきなり及川さんの名前を出したのには笑ってしまいました。
彼にとってとても重要なことは、
及川さんを超えられるかどうかなんだ……と。
でもこれは、及川さんをかつて「怖い」と評した
影山くんらしい表現だとも思いました。
また、自分が彼からそう思われている
(天才の超えるべき目標となっている)現状を、
及川さんには密かに誇ってほしいです。



「ヒカリアレ」のフルバージョンを聞いたのは、
このEDが初めてでした。
この劇場版を視聴するまで、
これは烏野の歌だなと安直に思っていたのですが、
白鳥沢にも心を寄せられるようになった今では、
烏野の歌であり、白鳥沢の歌でもあると自然に思えています。
良い歌ですよね、本当に。
頑張って努力している人に向けての歌なので、
多分、ハイキュー!!に出てくるバレー部員全員にも合うでしょう。
歴代のOP、EDは名曲揃いで、
ハイキュー!!の世界観がよく表れていますが、
好きの度合いでは、私の中ではこの曲が一番です。



前編の「才能とセンス」の編集具合を踏まえると、
この後編の「コンセプトの戦い」でも、
テレビ放送分がかなり省略されているようで……。
でもこれを見たお陰で、
テレビでのこの先の放送を見るのがより楽しみになりました。
それを見たら、きっともっと烏野や白鳥沢が好きになれるでしょうし、
この大一番の試合にも更に興奮できるはず!!
多大に期待しています。



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2019-07-04 18:22 
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