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感想@NHK連続テレビ小説「なつぞら」第10週:なつよ、絵に命を与えよ*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK 連続テレビ小説「なつぞら」の感想です。
今回は、第10週「なつよ、絵に命を与えよ」について記します。
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以下の記述にはネタバレがあります。

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

  • 作者: 大森 寿美男
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/03/25
  • メディア: ムック

前回の感想記事はこちら。
【第9週:なつよ、夢をあきらめるな *ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-06-07-2





今週はいつも以上に、
テレビに向かってツッコミを入れずにはいられませんでした。


東洋動画にようやく合格できたなつ。
自分の意思に関係なく
亜矢美さんの派手な服を着なければならない状況は
理解できないでもないです。
でも、せめて作業中だけでもエプロンをつけるとか、
邪魔そうな大ぶりのネックレスを外すとかして、
仕事へのやる気を僅かでも見せてくれれば良かったのにと
思わずにはいられませんでした。

かつて私も、通勤時の私服が原因で
先輩社員に目をつけられた経験があります。
(制服がある会社です。
好きな格好をしていたのは、勿論、通勤時のみです)
その点でなつを責める気はないのですが、
部外者があんな格好で会社の花形部署を頻繁にうろちょろし、
社内の屋台骨のような社員と親しそうに談笑していたら、
麻子さんでなくても「なんだこいつ」と思うはずです。
よくもまぁ、「こんな新人がいたら嫌だ」像を描いたなぁと
変に感心してしまいました。
動画の窃盗疑惑をかけられた後、
なつが仕上げの部署にいそいそと戻った時に、
ももっち先輩以外の女性社員からは
冷ややかな視線を向けられていたようですが、当然でしょう。
私もあの場にいたら、同様に彼女に呆れていたと思います。


実力主義の麻子さんは、実力不足の社員に対して冷たいようで、
誤解が元とはいえ、なつに対して厳しい言葉を放っていました。
通常、こういう展開の時は、
視聴者の心の中で麻子さんへの不満が生まれると同時に
なつに同情したり、より応援したりする気持ちが湧き、
麻子さんが態度を改めた際に爽快感を覚えるものですが、
この「なつぞら」では全く違っていました。
私の目には、他人に甘えるだけで生きていられるという
恵まれたなつの環境が鼻をつくからか、
(なつは、戦争孤児であるという点以外では
ここまでの人生をイージーモードで過ごせている)
麻子さんに向かって
「なつにもっと言ってやって!」と言いたくなりました。
私はやっぱり、なつに対して苛立っているんだと
改めて認識しました。


その麻子さんになつが認められたエピソードについても、
少々の不快さを覚えました。
なつ自身が言っていたように、
あの動画は「誰にも見せない」つもりだったそうですが、
それをどうして会社に持ってくるんですかね……。
「誰にも見せない」つもりの「下手だと自覚している絵」なら、
家で練習したまま置いておけばいいじゃないですか。
あれを、わざわざ会社に持ってくる意味はあったのでしょうか。
お昼休み中で、同僚たちのほとんどが席を外していたとはいえ、
デスクの上に堂々と置きっぱなしにして中座をするのは、
逆に「実は誰かに見てほしい」という欲を感じます。
実際、たまたま通りかかった麻子さんの目に
その動画が留まったことで
なつの新たな道が切り開かれたようですし……。
奇跡のような偶然を介して他人にどうにかしてもらうのではなく、
なつ自身の意欲と行動によって
欲しい未来を勝ち取ってほしいです。



仕上げ部の同僚と言えば、
毎日、なつがファッションショーを繰り広げているのに対し、
丁度背後に映る(背中をこちらに向けている)
ピンクの服を着た先輩二人が常に同じ服を着用しているのが
とても気になりました。
みんな仕事熱心だから、それを仕事着として、
敢えて同じものを着ているんでしょうか。
それとも、みんなお嬢様だから
同じデザインの服を何着も持っているのでしょうか。


出社初日にあったなつのお喋りも、耳障りでした。
おそらく、他の女性社員たちも
普通に楽しく私語を交わしているという設定なのでしょうが、
あの時のなつたちの会話は悪目立ちしすぎです。
ももっち先輩がなつに向かって「手も動かして」と注意してくれたので
視聴者である私の気持ちも少し落ち着きましたが、
あれが無かったらもっと気分を悪くしていたと思います。



不満ばかりつらつらと挙げていますが、
最後に、麻子さんの髪型についても感じたことを書いておきます。
この週の時代設定は昭和30年代のはずですが、
つやつやストレートロングは時代に合わない気がしました。
この頃の女性の髪形については、お商売系を除けば、
髪が短い人はおかっぱ、
長い人は三つ編みというイメージが強いです。
勿論、これが真実かどうかは分かりませんし、
仮に合っていたとして、
それに必ず準じなければならない規則も無いです。
ただ、セットや小道具からその頃の時代を感じられない現状で、
女性の髪型も昔っぽくないとなると、
「これは一体いつのお話だっけ?」と首を傾げたくなります。
言葉が悪くて恐縮ですが、
全体的に作りが雑のように思えることが多く、
せっかくの朝ドラ100作目なのに勿体ないです。


続きはこちら。
【感想@NHK連続テレビ小説「なつぞら」】
第11週:なつよ、アニメーターは君だ*ネタバレあり
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-06-15-1


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2019-06-08 18:41 
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