感想@映画「キングダム」*ネタバレあり [映画・舞台]
実写映画の「キングダム」を観てきましたので、感想を記します。
以下の記述にはネタバレを含みます。
まずは帰宅直後に投下した私のツイートを転載します。
興奮していたので、変な誤字があったり
役者さんのお名前に敬称が無かったりするのは
どうぞご容赦ください。

sa9raribbon今日はレディースデーだったので、映画「キングダム」を観てきました。 原作ものの大作映画がこけることなんて普通にあるけれど、これは良い例外だった……凄く良かったです!! 二時間半があっという間えした。04/24 14:32
sa9raribbon私は原作の漫画は未読ですがNHKでやってたアニメは一通り見てて……でも放送からかなりの年月が経ってるから、忘れていることも多くてという中途半端な状況でしたけれど、とても楽しめました。たくさん泣いた……漂……04/24 14:37
sa9raribbon原作の漫画が単行本で50巻を超えてる内容で、今回は5巻までで、でもそれまでもかなりのボリュームだし、どうやって二時間でまとめるのって思ったけれど、良い改編と早いテンポでさくさく進むのがあって、違和感なく楽しめました。これ原作ファン大勝利でしょ04/24 14:39
sa9raribbon田舎の映画館だから、割引が効く日でも空いてることが多いのに、今日は大きなスクリーンにもかかわらずかなり埋まってたし、何ならレディースデーなのに男性客が半分ぐらいいたしで、びっくりです。男性に支持されている作品だとは知っていたけれど、ここまでとは思わなかったです。人気が高い!04/24 14:41
sa9raribbon信が漂と別れなければ物語が始まらないとは分かっていても、本当に辛かった……嗚咽が出そうになるのを我慢しなきゃいけなくて(でも何回か漏れた)、目を瞑ってしまう場面が多かったです。涙で視界が曇って画面がよく見えないのも、久し振りに体験しました。漂……!!!!!!04/24 14:42
sa9raribbon映画監督のコメントによると、山崎賢人の主演がまず決まっていた上で実写化されたそうですが、普通だったら大失敗で終わってもおかしくないのに、役者スタッフみんなが頑張ったお陰で最高の出来になったと思う。lこれ、山崎さんの代表作になるのでは?04/24 14:44
sa9raribbon漂と政の二役をやった吉沢さんも素晴らしかった! 政に漂う気品(オーラ、カリスマ)が凄くて、あああああって変な声が出そうになりました。「他人の命を犠牲にして夢に向かって進む覚悟」を既に持つ、鋭い目も良かった。何より、前髪無しの真ん中分けという役者殺しの髪型が似合ってて凄い。美しい04/24 14:46
sa9raribbonあと、原作のまんまだった王騎! 私もアニメで一番好きだったのが王騎で、大沢たかおさんが演じると知った時は「細くない? 無理でしょ」って思ったけれど、冒頭の運命の出逢いの時のぶっとい二の腕を見せられた瞬間、悶絶しました……。肉体をちゃんと仕上げてくるなんて、役者さんは凄いなー04/24 14:48
sa9raribbon王騎が「んフ
」って含み笑いをする度に、あぁ王騎だ~大好き~という感動がありました。慇懃無礼な喋り方といい、その圧倒的な強さを漂わせる雰囲気といい、大沢たかおさんの王騎はまさに王騎で、スクリーン越しとはいえ三次元で観られて幸せでした。んっフ
04/24 14:50
sa9raribbonきっと続編制作も決まると思うので、涙腺崩壊必須だけれど、王騎が矛を信に託すところまでやってほしいです。 今回も、漂との二度目の別れのシーンから泣きっぱなしでした。回想を何度も挿む演出はくどくて好きではないのですが、今回は漂が出る度に涙が大量に流れました。喉が渇くぐらい泣いたww04/24 14:53
sa9raribbon感動と言えば、楊端和を演じた長澤まさみさんも凄かったです。あの衣装、普通の女優さんでも着たらお笑いになっちゃうし、コスプレ感が強う漂っていたはずなのに、美しく着こなしてた……ナイスバディで眼福でした。女神だった……!!! 手足が長くて、アクションが映える体だなーとか思いました04/24 14:56
sa9raribbonアクションも見応え十分でした。ワイヤーアクションを多用していて、よく吹っ飛ぶし、緩急つけられているからスピード感が増していてドキドキするし、剣特有の重さも感じられたし……で、満足できました。河了貂の吹き矢も可愛くて、いい息抜きになってました。04/24 14:58
sa9raribbonキングガムは、とにかく原作ファン大勝利な実写映画でしたけど、これ原作知らなくても充分に楽しめるので、ゴールデンウィークのお出かけでちょっと時間が空いた人は絶対に観てほしいです。あの迫力は劇場の大スクリーンで味わってほしい!!04/24 14:59
sa9raribbonお話は、奴隷出身の信(しん)が、異母弟にクーデターを起こされて王宮を追われた政(せい・後の始皇帝)と出会い、共に王宮に乗り込んで奪還する内容です。面白いよー04/24 15:03
sa9raribbonキングガムってなんだよ……おおお。でも噛んじゃうぐらい良かったのです。今年まだ半分も過ぎてないけど、今年見た中でベストになるかもしれない作品でした。04/24 15:04
sa9raribbonとりあえず、まだパンフレットを読んでないから、これからじっくり観ます。そしてブログに感想を書きます。語りたい!!!!04/24 15:09
語りたいことはほぼ記してしまいましたが……
映画「キングダム」が最高でした。
とても良かったです!!!
ツイッターで書きました通り、
私は原作の漫画を読んだことがありません。
ただ、大分前にNHKで放送されたアニメを
毎週欠かさず楽しみに観ていました。
今回、映画を鑑賞するにあたり、特に復習をしなかったので
残念ながら物語の大半を忘れていましたが、
映画を観ているうちに徐々に思い出していきました。
信と政たちが目指した避暑地の建物が、
実は山の民の手によって常に整えられていたことに
当時深く感動したのを、
すっかり忘れていた自分がとてもなさけなかったです。
凄く好きなエピソードでした。
これもまたツイッターと記述がかぶりますけれど、
とにかく漂に泣かされました……。
帰宅後に読んだパンフレットで「ここが肝心だ」と書かれていた通り、
彼が亡くなるシーンは物語の肝だったと思います。
また、漂が囮として昌文君たちを率い、
「まさしく将だった」と讃えられた回想シーンは
体が震えるほど漂が格好良かったです。
キングダムの世界において、漂が亡くなることは必然ですが、
漂が生き続けて信を奴隷から引き上げ、
二人でのし上がっていくところも見たかったなと
思わずにはいられませんでした。
キングダムの実写映画化にあたり、
鑑賞前の私が最も不安を抱いたのは、王騎でした。
実を言いますと、私、アニメを見始めた時は
王騎の顔や独特の笑い方が苦手という理由で、
あまり好きではありませんでした。
王騎が絶大な人気を誇るキャラクターだと知って
「なんで?」と首を傾げたほどです。
でもアニメをずっと見続け、
信の活躍を通じて王騎を見ていくうちに大好きになりました。
王騎が亡くなるシーンでは、
まさか彼に死が訪れるなんて信じられなくて
呆然としたのを今でもよく覚えています。
嫌いとまでは言わないけれど好きになれない
→大好きという変化を経たこともあり、
キングダムの細かな内容を忘れていた現在の私にとっても、
王騎はとても思い入れのあるキャラです。
なので、大沢たかおさんが彼を演じると知った時は
驚きましたし、
「身体が細くない? 大丈夫なの?」と思いました。
でも杞憂でした……!!!!
あのぶっとい腕を始めとする堂々とした体躯は
見事としか言いようが無かったです。
また、特徴のある喋り方や笑い方も含めた言動が
――いえ、立っているだけでも王騎そのもので、
その姿には深い感動を覚えました。
よくもまぁ、二次元を三次元で表現したなぁと。
お話そのものも、原作者である原泰久先生が
脚本に加わっているとあって、
多少の改変はあったようですが、上手くまとめられています。
というか、あのボリュームをよく二時間強で終わらせたなぁと
感心しました。
お話のテンポが早く、全体的にさくさくと進みますし、
迫力があるアクションシーンもだらだらしてしないので、
飽きずに最後まで楽しませてもらいました。
どんな出来なのかと見守っていたら、
漂が村に帰ってくるシーンで泣いて→少し落ち着いて
→泣いて→アクションに興奮して→回想でまた泣いて
→落ち着いて→アクションに興奮して→また回想で泣いて
→アクションに興奮して→終わり!という感じです。
あと、思わず心の中で声をあげたのが、
最後、「KINGDOM」のロゴがバーンと出て終わるところです。
スターウォーズみたいで格好良かったですし、
あぁきっと続編もあるよねと期待も持てて、嬉しかったです。
他、語りたいことがたくさんあるのですが、
主要なキャラクター別(役者さん別)にした方が
読みやすい気がしましたので、以下、そうします。
・信(山崎賢人さん)
失礼な言い方をすれば、役者・山崎賢人を見直しました。
この作品で受けるであろう高い評価は、
山崎さんの役者人生において、絶対に転機の一つになるはずです。
この「キングダム」が山崎さんの代表作の一つになるはず!と
本気で思っています。
まっすぐで煩くて、でも優しくて、
物事を正しく捉えられる目を持っていて……
かつての私がよくテレビで見ていた、アニメの信でした。
アクションも大変良かったです。
見応えがありました。
・政/漂(吉沢亮さん)
身分の違う二人を演じるのは、さぞ大変だったのでは。
二人の殺陣の動きも違っていて、驚きました。
また、筋がいいというか、動きがきれいだなと思っていたら、
吉沢さんは剣道をやっていたとか。さすが!
お顔が整っていてイケメンさんだとは知っていましたが、
前髪無しの真ん中分けが似合う男性は
芸能界でもそうはいないと思います。
とても素敵でした。
政の時は、王族の品やオーラがありましたし……。
山崎さんと同様に、これからも含めた役者人生において、
これが彼の代表作の一つになると思います。
・成キョウ(本郷奏多さん)
顔を歪ませて(特に口元)喋るところが、
いかにも悪役っぽくて良かったです。
演技達者さんという印象が元々あったので、
今回はその通りだと思いました。
・楊端和(長澤まさみさん)
長澤まさみさんというより、まさみ様と言いたい……。
あのアマゾネスな衣装が笑いにならず、
コスプレ感も出ないなんて、本当に素晴らしかったです。
惚れ惚れとする格好よさがありました。
今回が初めてのアクションだなんて、
信じられないし勿体ないです。
あの見栄えのする体をがんがん使って、
私たちに見せてほしい。
アクション女優としても余裕でいけると思います。
・河了貂(橋本環奈さん)
本作の癒し要因。
シリアスなシーンが多い中、
彼女がちょろちょろとしているのは微笑ましかったです。
あの個性あふれる被り物が
完璧に再現されていたのも凄かった!
個人的な好みで言うと、
たしか原作では男女不明な部分もあったと思うので、
ぷくぷくで健康そうな貂も可愛かったけれど、
もう少し痩せていたら少年さも出た気がします。
また、登場時はもっと顔を汚してほしかったです。
感想は以上です。
GW中は混雑しそうなので、
その後、少し落ち着いたらまた劇場で観る予定です。
円盤も買いたい!
おまけでメイキングシーンとかあったら最高なので
期待しています。
(追記)
2022年、続編の「キングダム2」が公開となりました!
こちらも大変素晴らしかったです。
【映画「キングダム2 遥かなる大地へ」感想*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2022-08-08
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2019-04-25 00:05
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