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ドラマ感想@木曜劇場「ストロベリーナイト・サーガ」第1話*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

木曜劇場「ストロベリーナイト・サーガ」の感想です。
今回は第1話について記します。
以下の記述にはネタバレを含みます。
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ストロベリーナイト (光文社文庫)

ストロベリーナイト (光文社文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/09/09
  • メディア: 文庫

私は原作の小説については未読ですが、
竹内結子さんが主演された以前の姫川玲子シリーズ版のドラマは
全てリアルタイムで視聴していました。
【感想@ドラマ「ストロベリーナイト」*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2010-11-13-1



幼い頃から、私はグロい映像を特に苦手としています。
この「ストロベリーナイト・サーガ」の視聴については
気の重さも感じていましたが……
どうしても見ずにはいられませんでした。
それはきっと、
以前の「ストロベリーナイト」のドラマが大好きだったからでしょう。
はからずも、今回の「ストロベリーナイト・サーガ」の視聴により、
それを痛感してしまいました。

主役の二階堂ふみさんを始めとするキャストの皆さんも、
他の大勢のスタッフさんも、
この第1話の撮影にはかなり気を遣い、頑張っていたと思います。
それは随所に出ていて、よく伝わってきました。
丁寧に作られているなと、全体的に感じられました。
もし私が以前の「ストロベリーナイト」を見ていなかったら、
素直に高評価を出したと思います。

でも……私には駄目でした。
上記のように、この「サーガ」が悪いと言いたいのではありません。
けれど、逐一、前作と比べてしまい、
「前の方が良かったな」と思ってしまっていました。
まだ映像化されていない原作分をテレビで放送するなら、
色々と問題はありますが、やはり旧役者陣で見たい!と思いましたし、
こうしてキャストを一新したなら、お話も新たに作って
ドラマオリジナル版を流せばいいのにとも思いました。
竹内さんたちの姫川班に対しては、
それぐらい強い思い入れが、私の中にあったようです。
これまで無自覚でしたが、このリアタイ視聴中に深く実感しました。
罪を犯した出演者のせいで
以前の「ストロベリーナイト」の再放送が不可能なら、
録画を焼いたDVDを探して、自主的に見たいとすら思いました。
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舌足らずなところが少々気になったけれど、
二階堂さんの姫川さんも凛としていたし、素敵な女性でした。
しかし、いかんせん、若さを強く感じます……。
その若さが良いように作用すれば良かったのですが、
幼さというか、言葉は悪いですが「ちんちくりん」な感じもして、
「ノンキャリなのに異例の出世を果たした警部補」に見えなかったです。

また、亀梨和也さんの菊田さんにも、「これじゃない」感がありました。
元々イケメンだけあって、
前作で彼を演じた西島秀俊さんと同様に、とても格好良かったです。
演技も上手でした。
こんなにいい男なのに、姫川さんへの恋が報われないだなんて、
今後が楽しみです。
でも残念ながら、仕事ができるようには見えませんでしたし、
菊田さんと姫川さんには年齢差を感じたかったので、
へたをすれば同年代に見える(亀梨さんの外見が若い)点は
マイナスに働きました。
全体的に菊田さんの影が薄かった点については、
このお話での彼はまだ新参者だからか、
前作でも同じように思った覚えがあるので、
特に気になりませんでした。

とにかく、今回の「サーガ」版では、
私が脳裏に描く姫川さん、菊田さんではなかったです。
とはいえ、上記の通り、私は原作の小説を読んでおらず、
彼らの姫川班像が正しいのかどうかは分かりません。
けれど、姫川と言えば竹内さん、菊田と言えば西島さんと、
頭の中でイメージが完璧に固まってしまっている以上、
俳優さんが二階堂さんや亀梨さんでなくとも、
そこを超えたキャスティングでないと、
決して納得はできなかったと思います。
一番気になっていた部分がビミョーだったせいで、
ドラマの出来としてはちゃんと評価したいのに、
とてもする気分になれず、
視聴後は思わず「うーん……」と口ごもってしまいました。

重要人物であるガンテツも……
出てくるだけで異様な怖さがあった武田鉄矢さんと異なり、
江口洋介さんには「おっかない(普通の)先輩刑事」感があって、
「これがガンテツ……?」と戸惑いました。
ガンテツと言えば、ねちねちとしたしつこさと不気味さが
絶対不可欠のように思えていたので、
拍子抜けしたというか、肩透かしをくらったようでした。
渋くてスマートなガンテツは、イメージが違います。



視聴を続ければ、きっと「サーガ」版にも馴れるのでしょうが、
それまではきっと違和感との戦いになるでしょう。

次回、次々回は、前作の連続ドラマ版の最後を飾った
あの「ソウルケイジ」だそうで。
これが原作の順番通りのようですが、
あの重いお話を今回の役者陣で見せられるのかと思うと、
正直なところ、期待より不安の方が大きいです。



ストロベリーナイト (光文社文庫)ブルーマーダー (光文社文庫)ソウルケイジ (光文社文庫)インデックス (光文社文庫)ノーマンズランドインデックスMOZUオフィシャルガイドブック




2019-04-12 11:43  nice!(0) 
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