さくらもちモチ

感想「アイドリッシュセブン」第2部 第7章：声*ネタバレあり　[アイナナ第2部 感想] [編集]

ゲーム「アイドリッシュセブン」第2部の感想です。
今回は、第7章「声」について記します。
第1話　滲む不協和
第2話　ゴキゲン！
第3話　もう前が見えない
第4話　信じられない

以下の記述にはネタバレを含みます。

第2部感想の初回記事はこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第2部 第1章：新しい扉*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-03-09-2

前回の記事はこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第2部 第6章：5周年に向けて*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-03-24-3

関連記事
【アイドリッシュセブン 感想記事一覧】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/i7
【感想「アイドリッシュセブン」第4部 第1章：青空にかかる夢*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27



【第1話：滲む不協和】
七瀬陸くんと和泉一織くんのもやもや、
和泉三月くんの自信喪失、
MEZZO"のすれ違いに、
三月くんに引きずられている六弥ナギくん……と、
IDOLiSH7が絶好の売り時であるにもかかわらず、
絶不調状態にある六人。
二階堂大和くんのリーダーっぷりが泣けます。
彼が自分本位な人でなく、
広い視野で皆を見られる人で良かった。



この、大和くんによるスポットライトのたとえ話は
的確で、しかも分かりやすくて、凄く良いですよね！
初めて読んだ時は、「あーなるほど」と感心しながら納得しました。



【第2話：ゴキゲン！】
大和くんによる気遣いという名の優しい嘘で、
不機嫌から一転してご機嫌になったらしい四葉環くん。
彼の言葉を借りれば、「ちょろい」！
普段なら、大和くんも環くんを放っておく
（ちょっと離れたところで見守る程度に留める）のでしょうが、
他の四人（陸・一織・三月・ナギ）には助力が難しいので、
自力で何とかできそうなMEZZO"を
とりあえずどうにかしてみたというところでしょうか。
まぁ、代弁された逢坂壮五くんにしてみれば、
大和さんの言葉は決して嘘ではないというのが、救いです。
壮五くんも環くんも、この頃はまだまだ会話が足りなくて、
もどかしい……。

ただ、環くんは、心に余裕ができれば成長するんですね！

環くんから壮五くんを誘うなんて！！
そんな彼をつい訝しむ壮五くんがいかにも彼らしくて、
私も笑ってしまいました。



【第3話：もう前が見えない】
2話とのタイトルの明暗の差が大きくて、
初めて読んだ時は胸が嫌な感じでドキドキしました……。

三月くん……！

ここ、ナギくんが三月くんの体だけでなく
心も優しく掴んだようで、とても好きです。
ナギくんが三月くんの傍にいてくれて良かった。
だからこそ、第四部でのナギくんに向けて
彼の言葉をそのまま返したいです。
「ナギくんがいなかったら、キミたちは、アイドリッシュセブンじゃないよ」と。

そして、三月くんの悩みについて。
他の誰でもない、自分たちを愛してくれるファンの声だからこそ、
三月くんは応えたいんですよね。
もっとオラオラ系の強気なアイドルなら、
「俺についてこい！」とか「お前らはどんな俺でも好きだろ」とか言って、
そういったファンの無責任な声に振り回されないように
自衛することも可能だったのでしょうが、
良くも悪くも三月くんは優しいから……泣けます……。



【第4話：信じられない】
この第7章は、三月くんに泣かされっぱなしでした。
ここでの三月くんが、また優しくて優しくて……せつなかったです。
一織くんも三月くんが大好きで、いつも気遣っているけれど、
陸くんとのいざこざでいっぱいいっぱいな今は、
悩みを抱えている三月くんに気付いていないようなのが、
二人の年齢の差かなと感じました。


三月くんってば、自分が辛い時は弟の面倒を見なくてもいいのに……。
でも可愛がっている弟が元気を取り戻せたら、
三月くんも少しは気持ちが明るくなるのかなとも思いました。
くまのホットケーキを作って食べることで、
二人の心がちょっとでも楽になったらいいなぁ。


このお話で、百さんが歌えなくなってしまいました……。
勿論、私はこの先の展開も知っていますが、
読んでいて辛かったです。



今回はここでおしまいです。
お読みくださり、ありがとうございました。


（6/26追記）続きはこちら。
【感想「アイドリッシュセブン」第2部 第8章：ありがとう*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-06-26-1