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アニメ「アイドリッシュセブン」感想 #16:ゼロ地点の決意*ネタバレあり [アニナナ感想]

テレビアニメ「アイドリッシュセブン」の感想です。
今回は第16話「ゼロ地点の決意」についてです。

元となったスマホアプリゲーは未プレイですが、
オフィシャルファンブックでストーリーの流れをだいたい知っている状態で
視聴しました。

【PSVita】アイドリッシュセブン Twelve Fantasia!

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  • 出版社/メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • メディア: Video Game

前回・前々回の感想はこちら。
【#15:閉じられる扉*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2018-05-19-2
【#14:あの歌をもう一度*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2018-05-19-1

アニナナ最終話告知広告関連記事
【「アイドリッシュセブン」最終話告知交通広告展示 全キャラ制覇(JR山手線)】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2018-05-15
【アニナナ最終回放送告知広告とフィンガーパペット*八乙女楽】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2018-05-16

以下の記述にはネタバレを含みます。



この第16話と最終回の17話は、続けて放送されました。
テレビの最速放送日に合わせてニコ生でも同時に視聴可能とされ、
私も頑張りましたが、
そもそもPCのスピーカーが壊れていて音声が全く出ないのと、
無料会員であるせいで追い出されてばかりで、
ろくに観られなかったことから、
今回のBS11でやっとまともに内容を知ることができたという状況でした。

いやー……長かった!!
この日を迎えるまで、本当に本当に長かったです。
当ブログのアニナナ感想の別の記事をご覧くださった方は
ご存知でしょうが、
私がTRIGGERの八乙女楽くんに落ちたのが、第15話でした。
楽くんに多大な興味を持ったことが大きなきっかけになって、
それまでも楽しく視聴してきたアニナナにどっぷりハマり、
先輩マネージャーのリア友にあれこれ聞いたり、
関連書籍を買ったり、改めてアニメを見直したり、
こうして感想記事を書いて自分の思いを振り返ってみたり……と、
まさにアイナナ漬けの濃密な日々を過ごしていました。
上記の通り、アニナナ第16~17話に当たる
アプリゲー第一部の終盤の内容については、
オフィシャルファンブックの記述+スチルイラストにより、
大体理解していましたので、
「この先どうなるの?! 解散しないよね??」といった
不安や焦りとは無縁でしたが、
それでも!!
実際に自分の目や耳で彼らの言動を見聞きしていない点は大きく、
この放送を深く心待ちにしていました。


話が少し脱線しますが、近頃の私は、
手持ちの古い漫画をいちから読み返しています。
昨晩はたまたま、藤田貴美先生の「EXIT」を読んでいました。
ご存知の方はお分かりのように、
この作品は大変面白いのですが、
音楽業界で生きること、売れることの難しさや辛さも描かれています。

その読了後に今回の放送を視聴したせいか、
多々の困難に遭ってきたIDOLiSH7が、
目標に向かってみんなで手を取り合い、邁進していく様子が
いつも以上により眩しく、羨ましく、素敵すぎると感じました。
TRIGGERやRe:valeも、
ESK-DUALタイプの先輩じゃなくて本当に良かった……。
EXIT 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)

EXIT 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)

  • 作者: 藤田 貴美
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: コミック

漫画「EXIT」は、才能豊かな若いボーカリストがロックバンドを組み、
紆余曲折の末に徐々に売れていくお話です。
売れたが故に抱くようになった未来へのぼんやりとした不安や、
彼の先輩に当たる超有名バンドの悲愴な現状との対比などが描かれた名作です。
ただ、現在も未完ですのでご注意ください。



話を戻します。
今回は真夜中の放送で、
しかもアイナナにハマってから初めてのリアタイ視聴!
これも信者のタスク!ということで、ツイッターで呟きを連投しておりました。
まずはこれを転載します。

*最後のは大神さんのいつものCMに対してです



では、改めて感想を文章で綴ります。

メンバー間に不穏な空気が漂う中、
小鳥遊社長から「解散」を宣言されてしまったIDOLiSH7。
自分たちに非は無いとはいえ、盗作問題の渦中にいるTRIGGER。
深い悩みや悲しみ、戸惑いを各々に抱えながら、
憧れであり初心を取り戻せる場所でもあるゼロアリーナ前に、
紡ちゃんを含む十一人が集まりました。

ここで各キャラクターがそれぞれの想いを吐露しますが、
個人的には、アイドルになることが本来の望みでなかったらしい
和泉一織くんと二階堂大和くんの言葉が嬉しかったです。
特に前者については、
兄である和泉三月くんの願いを叶えることを目的としていて、
彼の為に自分も社長のスカウトに応じたという経緯の後なので、
今の一織くんが三月くんの思いにかかわらず、
アイドル業に深いやりがいと希望を感じているのは、
とてもとても良い変化だなぁと思いました。
大和くんについては、
かつての彼が口にしていた「復讐みたいなもの」が
アニナナでは未だに明らかにされていないので、
その心境の変化について今はまだ断定できない他、
それが分かる第三部でも問題が色々生じるようなので、
もう一波乱あると嫌でも予想してしまうのですが、
今回の台詞が彼の心の成長の表れではあったはずです。

大和くんの発言がきっかけとなったラーメンのくだりも、
第1話との比較となっていて、大変良かったです。
皆で話している内容は当時とほぼ同じなのに、
今は全員の間に強い絆が存在している上に、
誤解から生じた一時的な不仲を解消した直後だからか、
それぞれの口調が柔らかく、非常に楽しそうな会話だったので、
聞いている私の顔もほころびました。
口煩い一織くんへのからかいも、
その一織くんも話に乗ってトッピングの追加を口にしたのも微笑ましくて、
ただ集まったグループメンバーがここまで仲良くなるなんてなぁと
感無量になりそうでした。


その前の、七瀬陸くんと九条天くんの会話について。
アイドルとして自分の目の前に立つようになった陸くんに対して、
きっと天くんも困惑していたはずなので、
今回、ライバルとして立派に宣戦布告をしてきた陸くんの成長に
私も安堵しました。
甘ったれた部分があるのは否めない、心も体も弱かった弟が、
よりにもよって自分が一番こだわりを持つ同じ職業に就いた件は、
かつての天くんにとってはさぞかし衝撃的なことだったでしょう。
陸くんがそんなことをしなければ、
数年前から物理的に距離を置く環境にあったとはいえ、
かわいい弟として存分に甘やかすことができたはずです。
でも、自他ともに一切の手抜きを許さない、容赦しない世界に
いきなり陸くんも飛び込んでしまったので、
天くんは彼にも厳しい眼差しを向けざるを得なくなりました。
しかも以前の天くんは、
才能を開花させる前の陸くんしか直に知らないので、
それを実際に見聞きする機会が無かったアニナナの序盤では、
きつい言葉を当人にも他人にも発していました。
失敗に終わったIDOLiSH7のミューフェス出演はともかく、
TRIGGERの代役を見事に果たしたサウンドシップでの結果は、
天くん自身が言っていた通り、評価の高いものでした。
加えて、世間におけるIDOLiSH7の人気がうなぎ上りだったのも、
天くんが陸くんの実力を認める材料としては充分だったと思います。
なので、アイドルになろうと思った・実際になった陸くんの決意は、
かつての天くんでも予期しなかったことで、
一度は歓迎しなかったかもしれないけれど、
陸くんが実力を伴ったことで、天くんの考えを一変させました。
天くんのTRIGGERの二人への言動からも分かるように、
彼は、自分が良いと認めた人間に対しては相応の態度を取りますし、
彼自身の心も開いています。
好敵手が、他でもない、大事な大事なかわいい弟なんて、
天くんなら心から喜んでいるはず。
頼もしくなった弟の成長を前に、
天くんが覚えた感動がいかほどであったかを想像しただけで、
私の胸も熱くなりました。


……と、感動的なシーンなのですが、
楽くん推しの視聴者としては、
ちゃっかり紡ちゃんと熱い会話を交わしているのも見逃せなかったです。
おそらくここは、紡ちゃんにTRIGGERを高く評価させた上で、
IDOLiSH7は更にそれを超えていくという目標を掲げさせる必要が
あったのではないかと。
天くんは、前述の陸くんとの会話の方が重要です。
十龍之介くんも、四葉環くんの台詞の関係があり
(TRIGGERが何の苦労もなくデビュー以来売れ続けている云々)、
消去法を使えば、もう楽くんしか残っていないので、
ここで彼と紡ちゃんが語り合うのは全くおかしくないのですが、
皆が違う方向から歩み寄ってくるのを二人で待つ姿には
なんだか「逢引き」という単語を使いたくてたまらなくなりましたww

でも、ここで紡ちゃんが伝えたTRIGGERの褒め言葉は
とても良かったと思います。
特に「虹」の比喩は分かりやすく、感動的でした。
楽くんだけでなく、天くんや龍之介くんにも直に聞かせたかったです。



IDOLiSH7が、社長に付き合って公園に行くシーンでは、
社長の台詞よりも、モブの女子学生ちゃんとの会話の方が
強く印象に残りました。
ファンの応援は、かつて環くんがトラブルに巻き込まれたように、
残念ながら決して喜ばしいものだけではないけれど、
その本質は純粋な愛であるはずです。
「IDOLiSH7が大好き」という彼女らの真摯で熱い想いは、
まさに本質そのものでした。
あんなことを直に熱っぽく伝えられて、
心が震えないアイドルはいないと思います。
彼女らとの会話が、
JIMA新人賞ノミネートを喜べなかった反省に繋がったのは勿論のこと、
その賞レース参加への奮起材料になっていて、
素敵なエピソードでした。



このままJIMA新人賞受賞にいくのかと思いきや、
TRIGGERの三人が八乙女社長にしっかりと釘をさしていて
びっくりしました!
例の悪質なねつ造記事が、IDOLiSH7の知らないところで
八乙女社長によって画策されたものだったからか、
同様に、TRIGGERが彼らには知らせずに責任を取ったのが
とても格好良かったです!
非がある父親にはっきりとものを言える楽くんは男らしくて、
珍しく年相応な茶目っ気(笑)を見せた天くんはおかしくて、
そしてそして、沖縄弁をつい出したほどキレた龍之介くんは意外で……
怒りの表現が三者三様だったのも、面白かったです。
沖縄弁については知識が無いので、
龍之介くんが何を言っているのかは私も全く分からなかったです。

そうそう、TRIGGERについては、
短かったですが、一年前の彼らの姿も観られて幸せでした!!
たった一年前なのに、心なしか三人とも若いww
ステージで感激している様は
(特に早口で喋っている楽くんが)可愛かった……。
今のTRIGGERに王者の風格が漂うようになったのは、
年末の賞レースを制した後であるこの一年の活動で
相応の自信をつけられた結果でしょうか。
尤も、IDOLiSH7が同じ道を辿って自信をつけられたとしても、
今のTRIGGERのようなふてぶてしさは出ない気がしますが。



気になったのが、環くんが犯した暴力事件のその後です。
紡ちゃんと大神さんの会話により、
ミスター下岡の忘年会にて一芸を披露することでチャラになるそうですが
彼は良くても、他のスタッフが納得しないのでは?
もしかしたら彼らもその忘年会に参加する予定になっていて、
そこでミスター下岡さんが上手くとりなしてくれるのかもしれませんが、
「え? これで解決?? 嘘でしょ?」と思いました。
あの事件にもう尺を取れないのは分かります。
でも事が事だっただけに、釈然としないです。



送り主が不明の楽屋花については、
値段が高い胡蝶蘭であることと、
普通の楽屋花で送り主の名前が無いことはまずないので、
私は小鳥遊社長からだと思っていました。
IDOLiSH7メンバーの中で一番好きな想像は、
天くんから匿名で送られたという陸くん!
でも、一織くんのもロマンチックで甲乙つけがたい。



JIMAでのIDOLiSH7の披露曲が「MONSTER GENERATiON」で、
しかも、リアルに放送されたのが二番からだったのは、
とてもとても嬉しかったです。
モンジェネは二番の歌詞も素敵ですよね。
私が「IDOLiSH7の曲を挙げろ」と言われた時、
最初に頭に浮かぶのは、やっぱりこの曲です!
リアタイ視聴時は、テレビの前で思わず歌ってしまいました。
しかも映像が、これまでの放送のダイジェストだったので、
色々と思い出していたら泣きそうになりました……。



そして、分かっていたけど……いたけれど、
JIMA新人賞の受賞、おめでとうございます!!!
私も自分のことのように嬉しかったです。
IDOLiSH7、大好きだー!


続きはこちら。
【アニメ「アイドリッシュセブン」感想 #17(最終話):making the dream*ネタバレあり】http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2018-05-26
とうとう最終話です!
終わってしまったのが本当に残念です。淋しい……。


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2018-05-25 23:54  nice!(1) 
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